日本時間17日午後11時、Reality Shares Advisors と Amplify Trust ETF社がNASDAQ(ナスダック)、NYSE(ニューヨーク証券取引所)にそれぞれブロックチェーンETFとして初上場しました。
この2社はブロックチェーン技術や分散型台帳システムの開発、サービス提供などから収益を得る企業だけに投資するブロックチェーンETFで、ビットコインファンドではないと発言しています。
2017年11月上旬、ETF(上場投資信託)の取り扱いを専門とする2社がブロックチェーン関連ETF銘柄としてアメリカのSEC(米証券取引委員会)に申請をだしてから2ヶ月後の上場となります。
両社ブロックチェーン銘柄ですが、投資先として想定している会社は全く異なるものを描いているそうで競合する可能性は低いと見ています。
投資家の間では【ブロックチェーン】と言う言葉が注目されており、米証券取引委員会はETFの銘柄に【ブロックチェーン】と言う言葉を使わないよう指示を出しているそうです。過去にロングアイランドアイスティー社が社名をロングブロックチェーン社と名前を変えたところ株価が3倍に跳ね上がったらしく、米証券取引委員会としては投資家を惑わすようなETFの銘柄は避けたかったようです。
株価と両ETF共に一時は20%以上も価格を上げましたが終値は初値付近まで戻すなど
かなりのボラティリティがありました。
過去にウィンクルボス兄弟のビットコインETFの却下など米証券取引委員会は仮想通貨、ブロックチェーン関連には消極的でしたが、今回の上場は仮想通貨関連業界には大きな一歩かもしれません。
ブロックチェーン技術は世の中の仕組みを変える可能性があります。
単に送金コストを抑える手段だけではなく、不動産業界・医療業界・金融業界
通信業界など多数の業界に影響を及ぼすかもしれません。
実際に、2017年は実験的に以下のようなプロジェクトが進められていました。
・リップルの日韓における送金テスト
・三菱UFJ独自通貨を行員間で試験運用
・仮想通貨「Zen」の社会実験
・国連難民支援活動におけるブロックチェーン導入の検討
・トヨタ、ブロックチェーンを自動運転車開発に導入
その反面、トランザクション、法整備、マイニングにかかる電気代など技術的な課題も多く抱えているのが現状です。
しかし不足している技術の解決案は各開発者の方たちがすでに示しています。
この技術が完成すれば、現在様々なところでIT企業・金融業界・自動車業界・通信業界・医療業界など、ブロックチェーン技術に対し世界の様々な企業が投資していますので、ブロックチェーンは大幅な発展を遂げるでしょう。
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