COIN TOKYO

  • 2018/02/21
  • 2018/02/21
  • コイン東京編集部 新崎優太

【ハードフォーク】ビットコインを匿名化するビットコインプライベート(BTCP)

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ビットコインの最新のフォークが数日後に迫っています。新たに誕生するビットコインプライベート(BTCP)では、「zk-Snark」を導入します。zk-Snarkは匿名性を高める機能で、ジーキャッシュ(ZEC)、ジークラシック(ZCL)、ゼンキャッシュ(ZEN)などのZファミリーに組み込まれている点でよく知られています。BTCPは、2月28日にビットコインとジークラシックのフォークによって誕生し、両コインの保有者に付与されます。

ビットコインを再びプライベートに

多くのフォークと同様に、ビットコインプライベートにも賛否が無いわけではありません。ビットコインの根底にあるコードは長年にわたり大きく変わっていませんが、取り巻く環境は変わり、法執行機関、IRS、その他の機関がブロックチェーンの活動を制限しようとしています。

ビットコインはかつてディープウェブ等で使用され、個人のプライバシーを保ちながら使用することができました。しかし、今日ではそうした場所の利用はリスクが高くなっています。モネロのような匿名通貨の台頭は、こうしたプライバシーの喪失に対する妥当な解決策です。

2月28日に、ジークラシック(ZCL)とビットコイン(BTC)のブロックチェーンスナップショットが作成され、各通貨の所有者にはビットコインプライベート(BTCP)を、1:1の割合で付与されます。BTCとZCLの循環供給量の合計2,000万枚のBTCPコインが発行されます。12月22日のフォーク発表時点のZCLの価格は約4ドルでしたが、現在は約158ドルまで上昇しています。BTCPを最大限に獲得したいと考える人にとって、BTCよりも安価なZCLを大量に保有するほうが理にかなっています。ハードフォークの時期が近づくにつれて、ZCLの価格はさらに上昇するかもしれません。

賢い判断かひねくれた策略か

多くのビットコインフォークとは違って、BTCPはよく考えられているようです。適切な開発チームがあり、コードは広範なテストを受けています。フォークの日付がこの時期に設定されたのは、BTCPウォレットのテストのために十分な時間を確保したためです。フォークが事故無く実行されると考えるのは時期尚早ですが、問題は無さそうです。一方で、最近のビットコインフォークの多くは、不十分なGithubやウォレットの不備等、様々な問題が起きてきました。BTCPチームは、過去のフォークコインで起きてきた問題の再発を避けたいと熱望しています。

ビットコインプライベートの設立について最大の問題は何か?なぜ、ジークラシックやZファミリー等、既に存在する匿名性技術を実装するのか? 後者の疑問は、フォーク後のZCLの立ち位置にも関係します。開発責任者Rhett Creighton氏は、ZCLの開発は引き続きサポートすると宣言しましたが、BTCP誕生後のZCLに関心はほとんど無いようです。ZCLは、フォークの後に投げ売られると広く予想されています。

最後に、どの取引所がBTCPをサポートするのかという疑問があります。現在のところ、BittrexとCryptopiaがZCLを取引できる唯一の主要な取引所です。これらの取引所はBTCPを付与すると推測されていますが、まだ確認されていません。Coinomiウォレットは少なくともフォークをサポートすることを発表しています。また、BTCPチームはBinanceに上場申請を行っています。ZCL所有者は、フォークの前にElectrumウォレットにコインを保管することでも獲得できます。

他に手段が無い場合、どれほど多くのビートコインホルダーがBTCPの付与を訴えるのか興味深く観察したいと思います。ビットコイナーがどれだけプライバシー(匿名性)に価値を見出しているかわかるでしょう。BTCPは市場価値を何らかの形で示さなければなりません。

参考:
https://news.bitcoin.com/bitcoin-private-fork-aiming-to-make-bitcoin-anonymous/

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