COIN TOKYO

  • 2018/02/25
  • コイン東京編集部

イーサリアム創設者ヴィタリックが提唱するICO 2.0『DAICO』とは?Abyssは期待できるのか

このエントリーをはてなブックマークに追加

イーサリアム創設者であるVitalik Buterin氏は、投資家達はICOをもっとコントロールする権利があると主張します。Vitalik氏は、仮想通貨による資金調達メカニズムの開拓者の1人として、投資家がICOプロジェクトの動向や、資金の使途を管理できる分散型の自律組織の必要性を訴えています。そしてつい先日、Vitalikは挑戦的なスタートアップチームThe Abyssと共に、彼らのトークンを販売する新しいプロジェクトを設立していると発表しました。

プロジェクトの創設者Konstantin Boyko-Romanovsky氏は、企業やスタートアップがまだ商品やプラットフォームも無いのに多額の資金を調達できてしまうため、これを伝統的なICOと呼んで否定します。Boyko氏自身が複数の不正なICOで貧乏くじを引いてきたため、Vitalik氏とのプロジェクトに非常に積極的です。

Vitalikのアイデア

あるポストでは、Vitalik氏はトークン所有者が完全な自律性を持つ2つの機能「タップ」と「払い戻し」からなるプロセスを提唱しています。

「タップ」機能によって、各トークン所有者は全体として、チームまたは企業の運営に必要な1か月間の予算を決定します。この金額は、調達されたすべてのイーサリアムを保持するスマートコントラクトに組み込まれます。

前月の結果に基づいて規定額内での成果とその管理能力を評価し、トークン所有者は予算の増減を検討することができます。

チームがトークン保有者の期待通りに実行できていない場合や、提案がその目的に結実するのに時間がかかり過ぎた場合、トークン保有者はプロセスを停止するために投票を行うことができます。ここが「払い戻し」が機能する場所です。トークン所有者の全体が「払い戻し」を求めて投票した場合、スマートコントラクトを取り消し、残りのコインは初期投資分は配分的にトークン所有者に返却されます。事実上、「払い戻し」オプションは、ICOの自爆ボタンのようなものです。

Boykoの提案したアイデア

Boyko氏は、開発者としての誠実さを以って、Vitalik氏の革命的なDAICOのアイデアを調整しています。Vitalik氏は「タップ」と「払い戻し」の仕組みのみ挙げていましたが、Boyko氏はそれらにルールを設定し、The Abyssで機能するように調整しています。

一つ目が「バッファ」です。バッファは、トークン所有者に1回限りの支払いオプションを提供します。これで、製品に資金を集めます。チームがキャッシュフローで賄いきれないほど、異常に高い出費があると仮定します。彼らはトークン所有者に掛け合い、バッファ投票を行って資金を集めることができます。

二つ目は、月間増加率の上限設定です。トークン所有者は、1ヶ月の「タップ」から次のタップまで、50%以上の資金を増やすことはできません。つまり、最初の月のタップが50ドルであれば、2番目のタップは100ドルを超えられません。

三つ目は、同じ所有者の投票は2週間以内に行えないということです。タップに投票したら、もう一度行うまでに、2週間待たなければなりません。

四つ目は、投票の成立に必要な人数で、暗号用語では定足数の事です。2回目の投票を成立させるためには、最初の票数の50%のトークン所有者が投票しなければなりません。つまり、もしあなたが50票を投票していたならば、少なくとも25人が再度投票して成立させる必要があります。

私たちのできること

Vitalik Buterin氏のような偉大な人物によって支援されている事もあり、この革新的なアイデアは多くの著名人から評価を得ています。誰もがこのアイデアの実装がICO投資家によってどのように受けられるか注目しています。私たちが今できることは、Abyssチームのプロダクトにこのアイデアが実装されたときに、どれほどの牽引力が生まれるかを見守ることです。

これが広く受け入れられ、今までのICOの代わりに普及すると思いますか?投資家として、より安全に感じるでしょうか?

参考:
https://itsblockchain.com/vitalik-buterin-ico-2/

(※)Abyssのシステム関しては、現在賛否両論の声が上がっています。
投資の際はよく情報を確認してください。

仮想通貨の最新情報をお届けします!

人気記事ランキングまとめ

もっと見る