COIN TOKYO

  • 2018/02/27
  • 2018/02/27
  • コイン東京編集部 新崎優太

ゴールドマンサックスも出資するサークル社がポロニエックス取引所を買収!仮想通貨の未来を創るサークル社とは?

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また一つ、仮想通貨を正当化する動きがありました。ゴールドマン・サックス社が出資するサークル社が、アメリカの仮想通貨取引所ポロニエクスを買収しました。この買収によりサークル社は、世界金融の新たなビジョンへのコミットメントを拡大し、ブロックチェーン業界における有力企業としての地位確立を目指しています。

ロイター通信によると、ボストンに本拠を置くサークル社は既に、ブロックチェーンを使ったアプリベースのP2P決済ツール「サークルトレード」を展開しています。同社は、最も資金を持ったブロックチェーン新興企業の1つであり、株主にゴールドマン・サックス・グループと中国の巨大検索企業バイドゥ等が名を連ねています。

仮想通貨の未来へ踏み出すサークル

同社のブログ記事で、サークル社創設者のSean Neville氏とJeremy Allaire氏は述べています。

「サークル社は、主要なトークン取引プラットフォームであるポロニエクスを買収することにより、世界金融の新たなビジョンへのコミットメントを拡大したことを誇りに思います。」

フォーチュン社によれば、サークルトレードの仮想通貨取引規模は、月間20億ドル(最小規模25万ドル)です。彼らの顧客には、仮想通貨投資・マイニング、他の取引所、ヘッジファンド、ICOプロジェクトなどの仮想通貨ベースのビジネスで大きな利益を得た初期投資家が含まれます。

同社には、テキストメッセージによる簡単な支払いを可能にする「サークルペイ」アプリや、まもなく開始される少額の仮想通貨投資アプリ「サークルインベスト」など、数多くの製品があります。相互運用可能なウォレットもセンタープロトコルで利用できる等、仮想通貨取引所を運営する上で必要とされるプロダクトに不足はありません。

同社のブログでは次のように記載されています。

「私達は、過去数ヶ月にわたりポロニエクスの創設者やチームの協力を得られて幸いです。この合併を検討し、広範に渡るデューデリジェンスを完了しました。私達は未来について同様の視点を持ち、目下のニーズと課題について危機感を的確に共有していると理解しました。」

サークル社の最初の使命は、既存の製品とプラットフォームを強化するために、顧客のサポートとリスク管理、コンプライアンス徹底、技術運用の拡大に取り組むことです。次に、以下のように述べています。

「市場の拡大とローカリゼーションを通じてポロニエクスを拡大展開し、可能な限り適切な仮想通貨の種類を増やします。また法定通貨USD、EUR、GBP等への接続を増やし、サークル社の製品『ペイ・トレード・インベスト』に対応させていきます。」

コインマーケットキャップによると、ポロニエクスは、世界で14番目の仮想通貨取引所であり、執筆時点、1日の取引量は1億4,200万ドルです。この買収によりサークル社は、実質的に昨年の米国の仮想通貨業界を独占したコインベース社と拮抗する規模となります。

参考:
https://www.newsbtc.com/2018/02/26/goldman-sachs-backed-circle-acquires-poloniex-crypto-exchange/

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