COIN TOKYO

  • 2018/05/02
  • コイン東京編集部

【第2部】COIN JINJAの沼崎COOに独占インタビュー!今後の経営方針や、ICOに対する見解など

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『コイン相場』アプリの制作会社である COIN JINJA の COO 沼崎悠氏の、インタビュー第二部を公開させて頂きます。グローバル市場への参入を目指す沼崎氏の経営観や、ICOに対する考えなど、今回もコアな内容になっております!

―COINTOKYO
沼崎さんは、現在お幾つなんでしょうか?


―沼崎さん
今は31ですね。

―COINTOKYO
お若いですね!


―沼崎さん
いえいえ、仮想通貨界の起業家は25歳前後の方がゴロゴロいますからね。そう考えると、私は少し遅いぐらかもしれません。やっぱり新しいインパクトって、若い人から生み出されていると思うんですよ。だから”自分らが正しい”という思いこみには注意しています。”分散型”とか”トークンエコノミー”って、特に若い人の感覚から生まれたものだと思うんです。

―COINTOKYO
確かにそうかもしれませんね。投資家の年齢層も、株式と比べると非常に若いですしね。


―沼崎さん
そうだと思います。例えば起業家でも、今までみたいな「成り上がってやる」的な価値観が通じなくなるとも思うんですよ。その考え方って、中央集権的だなと思うんです。若い人はスマホに最も近い距離で育ってきているので、すごく有利です。

―COINTOKYO
沼崎さんも共同経営者の方も、何度目かの起業でしたよね?


―沼崎さん
そうですね、私はこの会社で創業が2社目です。共同創業者は4社目ですね。
私の初めての事業は、海外での採用関係の事業でした。海外の人材を日本企業に紹介する仕事です。日本企業のためにツアーを組むんですよね。フィリピン、中国、タイ・・・その一流大学に行って、採用してくるような感じです。

収益面、戦略について

ーCOINTOKYO
アプリの収益ですが、相当上がっているんじゃないんですか?


ー沼崎さん
いえいえ、そんなことないですよ。と言うのも、今はお金を稼ごうとしていないんですよね。プロダクトをもっと中長期的な目で見ているので、まずはアプリシェアで圧倒的に勝つこと。そして現状だと、マネタイズしちゃうと世界展開がしづらくなるんですよね。それは各国で規制が定まっていないからです。色々と対応の必要がでてきちゃうので、マネタイズに踏み出すとしても、規制がクリアになってからですかね。

ーCOINTOKYO
そうなんですね。
それでは今後も、アプリを有料化させる予定もないのでしょうか?


ー沼崎さん
アプリを有料化させるつもりはないですね。ただし、今後もしかしたら一部機能の”プレミア化”はするかもしれないです。例えば、アラートの機能を”10秒単位”にして欲しいという要望もあるのですが、さすがにサーバーへの負荷が重いんですよね(笑) なので、法外な料金設定はしないのですが、さすがに有料化はさせて頂きたいですね。有料化した場合は、きっとコイン相場のトークンで決済ができるようになると思います。

ーCOINTOKYO
なるほど、ありがとうございます。
ちなみに、今って日本以外にもコイン相場をリリースしているんですか?


ー沼崎さん
出していますね、4言語やっています。中国、韓国、英語です。端末の言語を韓国語にしたら、アプリも韓国仕様になります。まだ多言語化して一か月くらいですので、シェアは日本が圧倒的に多いです。中国・韓国・オーストラリアのマーケティングチームを作ったので、これからシェアを本格的に狙ところです。ベトナム・フィリピン・ロシアも狙いたいと思っています。今のアプリの世界って、まるで戦国時代だなって思うんですよ(笑) 韓国に強い会社がいて、中国にも強い会社がいて、更にヨーロッパにもいる。自国で天下をとったとしても、仮想通貨アプリはグローバルな競争なので、戦いは更に激しくなる。

ーCOINTOKYO
本当にグローバル戦略ですね。グローバルな戦い。


ー沼崎さん
ビジネス戦争です、始まってますよ。
ですので、これからもアプリの機能を充実させるつもりです。FacebookやWechatみたいに、多機能性のスーパーアプリが生き残ると思っているんです。

ウチが世界で戦える強みの一つって、アプリ内にICO情報が膨大にある事なんですよね。他はICOまでカバーできていないんです。それでも、企業間の凄まじい殴り合いは始まっているので、安心はできません(笑) COINJINJAは4か月で社員数が16人なのですが、海外だと普通の範囲だと思うんです。ただし、社員数をただ増やせば良いとも思っていないんですよ。エンジニアはどんどん雇っていきたいんですが、マーケティングはトークンの方で解決したいと思っていて、コンテンツもユーザーさんに手伝ってもらう方が多分正しいし、面白いと思っているんですよね。

ICOについて

ーCOINTOKYO
いま「ICO」というワードがでたので、お伺いしたいんですが「日本のICO」についてどう思いますか?


ー沼崎さん
まずは金融庁による”規制”が進む必要がありますよね。そしてICOはこれから変わっていくと思いますね。今ってプロダクトを作る前に、何百億集まっていますよね。もちろんプロダクトによっては巨額の資金が必要なのですが、だとしても多すぎる気がします。

ーCOINTOKYO
ICOを成功させるためのコストやリソースがすごいですもんね。プロダクトを成功させるというよりも、ICOを成功させようとしているというか、そういうのがちょっと不健全なのかも。


ー沼崎さん
監査は絶対に必要になってくると思いますね。

給与形態について

ーCOINTOKYO
ちなみに給料は仮想通貨払いなんですか?


ー沼崎さん
それはまだしていないです(笑) 但し、ボーナス的なものは全部仮想通貨で支払っています。

ーCOINTOKYO
どのコインで払うんですか?


ー沼崎さん
色んなコインを持ってほしいという願望があるので、BTCで払ったり、ETHではらったり、BCHで払ったり。もちろんスタッフの要望も尊重してはいるのですが、できれば面白そうなのを渡したいです(笑) ちなみに、コイン神社のICO情報では、300人ぐらいの翻訳者さんがいるんですけれど、翻訳者さんにはすべてETHで払っていますね。

ーCOINTOKYO
翻訳家さん多いですね・・・!
ツイッターで速報翻訳もやられていますよね。それだけ翻訳家さんがいらっしゃったら、今後記事メディアとしても動けそうですね。


ー沼崎さん
記事メディアとして動く予定はないですね。それは私たちの役目ではないと思っているからです。なので弊社では、概要だけでも知らせるために、ツイッター上で海外速報のタイトルだけを翻訳してツイートしていますね。

ーCOINTOKYO
例えば翻訳をシステマチックにすることは考えていないのですか?


ー沼崎さん
全言語をシステマチックにするのは難しいですね。アプリ内のICO情報も全言語に対応させているので、試したことはあるんですよね。例えば、英語から中国語だと精度の高い翻訳はシステマチックにできるんですよ。理由は、文法が似ているからだと思います。しかし英語から日本語や、中国から日本語はなかなか難しいですね。

今後資金調達を考えていますか?

ーCOINTOKYO
いま急激にユーザー数やKPIが上昇中だと思うのですが、今後資金調達は考えていますか?


ー沼崎さん
具体的には考えていませんが、資金調達をするとしても、エクイティではしない予定ですね。ICOもやる予定はないです。もしやるとしたら、その間くらいだと思いますね。例えば、一部株でだして、将来的にトークンも出した際にコンバートさせるみたいな。トークンの方に価値を感じてもらえる設計にしたいですね。株の方でのイグジットは全く考えていないです。

ーCOIN TOKYO
転換トークンって言うんですかね、新しいですね。今ってICOで調達した金額で、株を買い戻す企業もありますもんね。個人的にもトークン形式って流動性あると思っています。株ってオール・オア・ナッシングというか、VC30社に投資して、確率論でその内の1社2社が上場したら成功みたいな感じですよね。
 

ー沼崎さん
そうですね。ICOってなんだかんだ上場してるんですよ。一般的なイメージは99.9%詐欺と捉われているんですけど、COIN JINJAで掲載しているICOの内の40%ぐらいは上場していますね。もちろん、上場したからと言って詐欺じゃないという事ではないですし、COIN JINJAに掲載していないICOを含めると、上場できない案件はもっとありますけれど。そしてそのトークンの値段が上がるか下がるのかも、また別の話ですが、流動性は確保されていますよね。

ーCOINTOKYO
そして監査が入るようになれば、信用度も上がりますね。


ー沼崎さん
はい、そして最低限の知識があれば、ICOに投資することはそんなにリスクではないと思いますね。例えば、誰かに言われるがままにコインを買うのは危ないです。ネットワーク方式で買わされてしまうのが、今一番リスクだと思います。自分でしっかりと探し、根拠も明確にすれば、それだけでもリスクは減るものだと思っています。

経営で気を付けていることや、今後について

ーCOINTOKYO
最後になりますが、経営で気をつけている事ってありますか?


ー沼崎さん
海外展開をしていく上では、現地で育ったエンジニアの感覚を尊重すること。もちろん頼りっきりという訳ではなく、数字をしっかりと見た上での判断です。私は海外系の事業をしていた際に、日本的な感覚が通用しない場面に多々ぶつかったんですよね。

ーCOINTOKYO
海外戦略では重要なポイントですね。


ー沼崎さん
ジンバブエの人が日本でのビジネスが難しいように、日本も海外でビジネスを行うのは難しいんですよね。だからこそ現地の知見や感覚は非常に重要なポイントとなります。

ーCOINTOKYO
なるほど、ありがとうございます。
今後アプリ以外に、事業として考えられていることとかもあるんですか?


ー沼崎さん
今はアプリでグローバル的なシェアを獲ることに集中しているので、特にないですかね。しかし、ブロックチェーンがもっと進歩したら、ブロックチェーン関連の事業もアイディアとして出てくるかもしれません。何にせよ”分散型”というマーケットで事業を行いたいという願望はありますね。

ーCOINTOKYO
ブロックチェーンがどう進化して、私たちの生活と結びついてくるのかは非常に気になりますね。コアな話を色々とありがとうございました。これから仮想通貨界でビジネスを行おうとしている方にも、貴重なインタビューになったと思います。

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