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  • 2018/05/21
  • コイン東京編集部

【独占インタビュー】スタートアップトークン(Startup token)のCEO YACHINE TERAIさんをお招きしました―コイン東京

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この度は、仮想通貨関連のスタートアップを支援するプロジェクト『スタートアップトークン(Startup token)』のCEOであるYachine Teraiさんをお招きしました。ブロックチェーンの魅力、今後の展望、日本市場の印象など、コアな話を沢山して頂いています。

インタビュアー
コイン東京 YABO

―YACINEさん
日本はすごく綺麗な場所で、日本人の性格も大好きです。しかし、意外にもストレスフルな社会でもあると聞きましたが、本当ですか。

―コイン東京
ありがとうございます。ストレスフル……そうかもしれません。電車を見ればわかるように、時間厳守がしっかりしていたり、マナーが徹底されているんですよね。その厳格さや、暗黙のルールや気遣いがいっぱいあるので、ストレスを感じる人も多いみたいです。


―YACINEさん
日本人の価値観は、他の国の人と違うんだと感じました。2時間前に話したホテルの人は、僕のことを訝しげに見ていたんです(笑) 他の国であればスムーズに行くことも、日本ではルールがあって、チェック体制がしっかりとしている。

―コイン東京
外国の企業からよく聞くのは、日本の企業とビジネスをしようとすると、だれも”責任者”になりたがらないみたいです(笑)。コンセンサスでビジネス上の決定をすることが多いので、少人数制、少数の会議、早いスピードで商売上の取引を決定できる事例はまりみないですね。


―YACINEさん
しかし、その日本の姿勢は正しいと思いますよ。だからこそ日本は先進国であり、市民には教育も施されている。僕はフランスで生まれたんだけど、フランス人はすごく堕落しているかもしれません(笑)  自分の人生を、どのように楽しむかってことに意識を集中させているからね。そういえば、アメリカに行った時も驚きましたよ。アメリカはまるでディズニーランドにいるかのようにエキサイティングなんですが、みんな「お金」を稼ごうとしている。だから、それらのエキサイティングなものに反応していたら、すぐにお金が無くなってしまいますよね。

―コイン東京
アメリカや日本を見た上で、YACINEさんが自身の事業で意識を向けることは、どんなことですか。


―YACHINEさん
僕はブロックチェーン事業ではあるけれど、開発者ではありません。ですから、物事をシンプルに考える必要がある立場だと思っています。起業家だから、いかに自分の会社を飛躍させるかってことに重きをおいているのです。何年も前から仮想通貨会社に投資をしていたのですが、昔はすごく大変でした。なぜならブロックチェーンとかビットコインって聞いた人は、みんな良い反応を示してくれなかったからです。しかし、ビットコインの価値が上がっていくと、みんなこぞって僕のところに集まって「どうやって投資すればいい?」って聞くようになりました。

―コイン東京
ありがとうございます。なぜそんなに早く、ブロックチェーンやビットコインの魅力に気づく事ができたんでしょうか。


―YACHINEさん
世界のほとんどの富は数名の人が持っていて、お金のない下層の人は貧困に困っている事を知っていたからです。なぜ、何人かの人だけが沢山のお金を持っているのでしょう。その巨額なお金は、人生が10個あっても使えきれないほどです。そして僕は、政府とお金は切り離されるべきだと思っていました。そこで、ブロックチェーンの登場は、そんな不可能を可能にすると思ったのです。お金の貸し借りが銀行を使わずに完遂されるのって最高だと思いました。しかし、まだまだ皆さんブロックチェーンを理解していない、と言うよりも理解しようとしていないように見えます。ブロックチェーンがあれば、極論的には銀行が不要なのです。

―コイン東京
そもそも、銀行を使えない人も世界には多くいますもんね。例えばヨーロッパの難民は、銀行を使う為の身分証明がありません。


―YACHINEさん
そうなんです。そこで、僕たちは『TYKN』というプロジェクトも始めました。これはブロックチェーン上で電子身分証明を作るサービスなんです。もともと難民の人は家とか、立派な職がありまして、それが信用に繋がっていたんです。しかし、全て燃えてしまい、信用を証明できる文書を発行出来なくなっています。難民の中には、弁護士をしていたのに、難民になってから自分が弁護士であったことを証明できずにいる人もいます。その人は今、家族を養うために、建設の仕事をやっている。ブロックチェーンがこの問題を今すぐに解決するとは言いません。だけど解決するための第一歩になると思っています。もし、元弁護士で建設作業員として働いている人がブロックチェーンのプライベートキーをつかって、彼が弁護士だったってことを証明することができれば、それだけじゃなくて運転免許証の有無だったり、学位だったりをブロックチェーン上の記号のハッシュで証明することが出来れば、救われる人が多くいます。政府のような中央集権的な機関無しに、個人のアイデンティティを証明できるっていうのがこのテクノロジーの力です。


―コイン東京
インタビューの前ですが、濃い話をありがとうございます(笑)


―YACHINE
あ、まだインタビュー始めていませんでしたね(笑)

―コイン東京
それでは、公式に始めますね(笑)コイン東京へようこそ、まずは日本の人に向けて、自己紹介をおねがいします


―YACHINE
YACHINEです。スタートアップトークンの創設者です。ジブラルタルという、仮想通貨にフレンドリーな場所を拠点としています。どんなプロジェクトをやっているか説明しますと、仮想通貨やブロックチェーンのスタートアップのサポートです。ビジネスとして成り立つまでのロードマップを作っています。成功するために必要な要素であったり、規制への備え方であったり、ブロックチェーンベースのアプリケーションのインフラストラクチャーの構築だったり。

―コイン東京
プロセスをレクチャーしているんですね。


―YACHINE
そうです。僕たちは幸いにも、様々なプロジェクトから好評価を頂いているので、依頼が止まりません。ブロックチェーンは、皆を繋げる役割を果たしているだけなんですが、それが新しい形のプラットフォームを作ることを可能にしていると思っています。コンピュータが僕たちをバーチャルの世界で繋げてくれたように。僕たちは誰かに頼っているのではなく、テクノロジーに頼っているんです。テクノロジーは僕たちのアイデンティティを確立してくれるし、情報にアクセスできるようにしてくれた。そして、トークンが僕たちが情報源になることを許してくれた。そして企業もその個人の持っている情報にアクセスするためにそのトークンを買う。中央集権が一つの価値をもつ時代から、みんながそれぞれ価値をもつ時代になった。これが既存のテクノロジーを破壊する一つの例かな。ウーバーとかAirBnBも個人に裁量をもたせることで既存の企業を破壊しているよね。未来にワクワクしてるよ。

―コイン東京
ブロックチェーンを知ったのはいつ頃ですか?


―YACHINEさん
私の妻はMBAを取得しようとしていて、その時に彼女が学んでいたトピックの一つにブロックチェーンがあったのです。彼女は僕にブロックチェーンの本を渡して「要約してほしい」と言いました。仕方なくその本を開いたのですが、まるで本から光が出ているような気持になったのです。ブロックチェーンがどうやって音楽産業を変えるか、ヘルスケアを変えるか、金融を変えるかについて書かれていたんですが、もう「オーマイガー!」って感じでした(笑)。その後、ブロックチェーンに関わっているイベントにはほとんど全部行きましたよ。

ブロックチェーンによって生まれた『ICO』なんて、今は訝しげに見られていますが、素晴らしいイノベーションだと思います。プロジェクトのことをホワイトペーパに書いて、それを広めて、賛成してくれた人から融資してもらう。誰でも自分のプロジェクトを持てるようになったのです。それまでは、プロジェクトをしたかったらVCを訪れるしかなかった。もしくは銀行か。彼らに「世界を変えます」と熱く語っても賛成してくれません。

―コイン東京
ありがとうございます。ブロックチェーンの魅力を知った後に、すぐに会社を興されたのですか?


―YACHNEさん
とある人がブロックチェーンについてプレゼンをしていたんです。プレゼン内容は、投資の観点からだったり、どうやって世界を変えるのかだったりです。スピーカーはエディ.トラビア氏(※)でした。彼のスピーチの後に、僕は彼に「言われたことは何でもするから、あなたのもとで働かせてください。あなたの言ったことすべてに感動しました。」と言いました。そしてブロックチェーンや仮想通貨に関わる事業を始めるに至ったとのです。

(※) エディ・トラビア氏の独占インタビューも近日公開予定です。

―コイン東京
立ち上げには、非常に苦労されたんじゃ無いでしょうか。


―YACHINEさん
資金調達は非常に大変でしたね。沢山の投資家のもとに向かい説得しました。最初はすごく否定されたのですが、タイミングが良く、ビットコインが1000ドルに達するという大きな出来事が起きたのです。そこですべてが変わりました。沢山の人が、逆に僕たちにコンタクトを取るようになったのです。

―コイン東京
運命に導かれているような、そんなストーリーですね。ちなみにですが、今回日本にいらっしゃったのは何故でしょうか。


―YACHINEさん
キーマーケットの一つはアジアで、特に日本だからです。日本はこのブロックチェーン業界に対して、真剣です。

―コイン東京
日本の5年後のブロックチェーン業界はどうなっていると思いますか?


―YACHINEさん
ブロックチェーンがポピュラーになっていると思います。おそらく、5年もかからないですね。なぜなら業界の動きはものすごく速いからです。大企業もブロックチェーンを採用していくと思います。例えば、マルタという小さな国は、すべてのインフラをブロックチェーンベースに変えようとしているのです。IDカード、運転免許証、学位、すべてがブロックチェーンベースになる。小さな国だから、反応が早い。10年後は日本がブロックチェーン業界でも先頭に立っている国になると思います。既にビットコインで支払いができる国ですしね。ビックカメラに行ったのですが、支払いをビットコインでやりましたよ。

―コイン東京
今後、あなたのビジネスについて知るには、どうすれば良いでしょうか。


―YACHINEさん
ウェブサイトやテレグラムにぜひお越しください。僕たちは知識をみなさんと共有したいです。ブロックチェーンはコミュニティが肝ですからね。また、今後Twitterなどでもお知らせをしていきます。

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