ブルームバーグによると、Zhang氏は同社の見解を以下のように述べました。
「ICOバブルの崩壊を待ち望んでいます。市場には多くの誇大宣伝が溢れ、評価は高く不適当です。バブル崩壊が起きるほうが、業界にとっては望ましいと思っています。」
「ユーザー数が増えたことで強気市場なのは良い事ですが、本当に良いプロジェクトが出現するのはバブル崩壊後になるでしょう。」
市場に関するZhang氏のコメントは、ICOに焦点を当てています。仮想通貨市場の相場の下落にもかかわらず、ICO市場は成長を続けています。2018年のICOトークン販売は、すでに2017年の3.8億ドルの記録を90億ドル以上も上回っています。Coinscheduleによると、ICOは2018年にこれまでに約96億ドルを調達しています。バブルの崩壊を待ち望むZhang氏は、それがいつ起こるかについて言及しませんでした。
多くの仮想通貨批評家は、この市場がバブルだと言います。17世紀のチューリップマニアや1990年代末期のドットコムバブルのような過去のバブルに結び付ける人もいます。ドットコムバブルの崩壊時には、現代のインターネットの進化につながる一部の有力企業だけが生き残りました。Zhang氏の主張はこれに同意しているようです。バイナンス研究所の責任者によると、「現在の強気相場は投資家を惹きつけるためポジティブだが、流動性を超えて市場に何も実用性を提供していない。」と述べています。
バイナンスは最近、仮想通貨とブロックチェーンのスタートアップ支援のために10億ドルの投資ファンド設立を発表しました。バイナンスのインキュベーター部門であるバイナンス研究所(Labs)の責任者として、Zhang氏はファンドを直接監督しています。同社はまた、業界における詐欺の蔓延を防ぐために、大型の取引所と共同で「仮想通貨統治イニシアティブ(CGI)」を設立し、Webサイトを立ち上げる予定です。
この構想についてZhang氏は以下のように述べています:
「CGIの主な目的は、詐欺コインの撲滅と、暗号とブロックチェーン技術の向上です。」
バイナンスラボの責任者は、バイナンスが投資するプロジェクトはポンプ&ダンプスキームに加担しないことを断言しなければならないと述べています。Zhang氏によれば、バイナンスは各プロジェクトを厳密に監視し、ファンドの規定を遵守しているか確認します。契約違反が判明したプロジェクトとの協力関係はすぐに断たれます。
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