COIN TOKYO

  • 2018/06/09
  • コイン東京編集部

欧米の仮想通貨取引所の格付け(ランキング)を発表、スペクトロコイン取引所が最下位

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個人情報のセキュリティコンサルティング会社P.A.IDストラテジーの報告によると、欧州と北米の25ヵ所の仮想通貨取引プラットフォームの75%以上で、口座開設時の顧客確認(KYC)が不十分であると指摘されています。この報告書によると、取引所の68%で正式な身分証明やKYC(顧客確認)を行わずに、仮想通貨と法定通貨の両方で取引できているとわかりました。

最近、仮想通貨取引所で利用者の十分な身元確認がされないままに利用できることで、不法行為に利用されやすい状態になっているとして批判が高まっています。各国政府は、犯罪組織の資金洗浄の温床となる懸念から、取り締まりを強化しています。

ハッキングや犯罪行為のリスク

P.A.IDストラテジーの主席アナリスト、ジョン・デブリン氏は、以下のように述べています;
「仮想通貨取引所とウォレットは、より広範で伝統的な金融サービスと同水準の信用の獲得を目指していますが、そのためにはこれまでの未成熟な慣習を脱却して、“金融社会のお手本’として見なされる必要があります。」

「新しい欧州連合(EU)のマネーロンダリング防止指令に先立つ規制上の要求であるAMLD5を満たすためには、この産業の“ワイルドウェスト(未開拓地)”との評判を一新するほどの努力を要します。」

AMLD5は仮想通貨を販売するプラットフォームを含む金融機関に、契約時のデューデリジェンスを確実にして、顧客に関する詳細な情報を提供するよう求めています。この指令は昨年6月に導入されましたが、加盟国は18カ月間遵守する必要があります。

仮想通貨バンクエラ(BNK)の取引所は最下位

P.A.IDストラテジーは日別の取引量に基づいて、米国と欧州の25の仮想通貨取引サービスプロバイダーを選んで評価しました。クラーケン、コインべ―ス、ジェミニ、ポロニエクスなどの著名な取引所や、ルノ、ボンペイ、メルカトックスなどのウォレットが対象とされています。

出典:marketwatch.com

日本で人気のICOコイン・バンクエラ(BNK)購入する際に利用されたスペクトロコイン(SpectroCoin)や、インダコイン(Indacoin)はスコアが2/10で最も評価が低く、一方で、コインベース(Coinbase)、ジェミニ(Gemini)、ポロニエクス(Poloniex)は分析された25の取引所(上記の表を参照)の中で最も高い評価を得ました。

英国の取引所インダコインでは、金額の上限設定がありますが、KYC無しにマスターカードやビザで仮想通貨を購入できています。

このレポートは、機関投資家の流入を切望する仮想通貨の支持者に打撃を与えています。仮想通貨業界で横行してきた取引所のハッキング、ICO詐欺、不正な価格操作などの懸念を払拭しようと、当局の規制の強化や取引所の自主規制に努めてきました。今回のような結果は、未来の通貨にとって明確な課題となります。

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