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  • 2018/07/10
  • コイン東京編集部

仮想通貨イーサリアム(ETH)のキャスパーのアップデートは2019年に、シャーディングは2020年に

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最近、仮想通貨取引所Fcoinが開催している上場選挙企画の影響を受けて、イーサリアムのネットワークで送金が遅延し、取引手数料が高騰しています。これはイーサリアムのスケーラビリティの問題に起因しますが、その本質的な解決策の導入は当分先となりそうです。イーサリアムの開発者達は期待されるキャスパーアップグレードとシャーディングを組み込む「イーサリアム 2.0」について、2019年以降の実装になると語りました。

仮想通貨イーサリアム(ETH)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏、そして主要な開発者ジャスティン・ドレイク氏とカール・フローシュ氏はスイスで開催されたイベント「テックチャーチ・セッション・ブロックチェーン」で、イーサリアムのスケーリングの未来について語りました。

「パブリックブロックチェーン使用への需要が高く、需要を満たすために安定性を高める必要がある。」とブテリン氏は述べています。開発者らはスケーリングの問題は「根本的に難しい」と指摘しつつ、前に進むことが唯一の選択肢であると語りました。

「現在では多くの人々がトランザクションを送信します。そしてより早く決済したい=ブロックチェーンにいち早く格納したいと考えます。ブロックチェーンは十分に普及しており、人々は実質的にそのトランザクションをブロックに押し込むために競争しているような状況です。」とイーサリアム財団の研究員ジャスティン・ドレイク氏は述ました。

イーサリアム 2.0とは何か?

ドレイク氏はイーサリアムブロックチェーンを改善するために、現在優先される2つソリューションについて概説しました。この2つが、イーサリアム 2.0を構成します。

1つ目は、今後予定されているイーサリアムのPoS(プルーフオブステイク)アルゴリズムであるキャスパーです。ドレイク氏は以下のように語りました;
「プルーフオブステイクの考え方は、ブロックチェーンに新たな超パワー(=ファイナリティ*)を与えます。PoSのもう一つの考え方はコンセンサス(承認)のコストを削減することです。」*ファイナリティ;取引を承認する事です

イーサリアム 2.0の2つ目の要素は、スケーラビリティの問題に対するソリューションであるシャーディングです。シャーディングの導入によりイーサリアムブロックチェーンはスピードを落とさずに、より多くのユーザーとそのトランザクションを対処できるようになります。ドレイク氏は以下のように説明しました;
「今のところ、シャーディングソリューションとキャスパーのアップデートは混合されています。なぜなら2つは共通のインフラを持ち、同時に導入されることでイーサリアムネットワークに利益をもたらすからです。」

導入される"シャード"は、"クロスリンク"か "チェックポイント"を介して互いに通信します。同時にキャスパーはセキュリティとスケーラビリティを付加することでチェックポイントを強化します。

いつイーサリアム 2.0は開設するか?

混合された2つのアップグレードは「イーサリアム 2.0」と呼ばれますが、この実装には数年を要すという。ドレイク氏は以下のように語りました;
「私の予想では、おそらく2019年に先立ってキャスパーを統合できます。シャーディングについては2つの大きな段階に分けられます。シャーディングの第1段階は2020年に、第2段階は2021年に統合されます。」

イーサリアムの開発者フローシュ氏は、イーサリアム 2.0の次の段階が「イーサリアム3.0」であると語りました。イーサリアム 3.0は、量子コンピュータのパワーに耐えられるシステムを可能にするネットワークです。フローシュ氏は、「市販の量子コンピュータが発売される前に、量子耐性のアップデートを導入する予定です。」と語りました。

彼らはイーサリアムの最新のロードマップは成功に結び付くと、その重要性を強調しました。この日、ブテリン氏は中央集権型の仮想通貨取引所を非難し、「地獄で焼かれてしまうことを望む」と発言して、話題になりました。

スケーラビリティ問題とは?

1ブロックあたりの計算量は確定されており、現在イーサリアムは1秒あたり約15回のトランザクションを処理します。ビザは45,000回です。イーサリアムはトランザクションの承認をネットワーク上の「ノード」に依存しています。各ノードは、ETHトランザクション履歴全体と、勘定残高、コントラクトの現在の「状態」をブロックに格納します。

平均15秒ごとに新しいブロックが処理されますが、特にトランザクションの総数が増加するとこれが面倒な作業になります。イーサリアム上のアプリ(DApps)の利用や、イーサリアム上のトークン(ERC20トークン)の取引が急増すると、ネットワーク容量を圧迫して、遅延や手数料の高騰を引き起こします。

シャーディングとは?

シャーディングは決済処理を区分けして同時進行で行う技術です。現在は取引を単独のノードが処理しています。これに対しブロックチェーン上のノードをそれぞれ複数のグループに切り分け、ランダムに分割して行うことをシャードと言います。これにより個々のノードが承認する取引数は減り、承認作業を同時並行して行えるため、ネットワーク全体の処理能力が高まります。理論上、スケーラビリティ問題の解決に有効とされます。

キャスパーとは?

イーサリアムは現行のPoWから、エネルギー効率が良く権力をより平準化できるPoSに変更しようとしています。PoSにも問題点がある為、イーサリアムは独自のPoSであるキャスパーを考案しました。6月にブテリン氏は、「キャスパーをシャードに統合することで、ステーキング参加に必要なETH保有量が1,500 ETHから32 ETHに大幅に低減され、より多く持つ者への集権化が緩和される」と語っていました。


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