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  • 2018/08/13
  • コイン東京編集部

【2018年最新】ビットコインETFとは?承認・可否・延期や今後、注目される理由

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2018年は仮想通貨実需の年といわれていますが、コインホルダーにとってもう一つの重大関心事にビットコインETFの承認問題があります。ビットコインETFが注目されるのは、他でもない仮想通貨相場の起爆剤になるのではと期待されるからです。

果たしてビットコインETFはSEC(米証券取引等監視委員会)の承認を得られるのか、今後の展望や承認された場合はどうなるのでしょうか?ここでは過去の経緯含めて丁寧に解説していきます。

1.ビットコインETFとは

ETFとは、Exchange Traded Fund(上場投資信託)の略でインデックスファンドの一種であり、日本で言うと日経平均株価や東証株式指数(TOPIX)等に連動する運用成績を目指し、東京証券取引所などの金融取引市場に上場している投資信託です。

簡単に言えば、株式を購入するように日経平均株価指数を購入することができるという金融商品で、少額な投資で日経平均株価が買えるなどの様々なメリットがあります。

日本では、日銀による巨額のETC買い入れ(年6兆円ベース)がアベノミクスの金融緩和政策の一環として行われていることでも知られていますが、通常は投資信託のように複数の銘柄を組み合わせて日経平均などに連動する運用成績を目指します。

これに対して、ビットコインETFとは、証券市場で上場投資信託としてビットコインを購入できるという金融商品のことで、他のアルトコインは含まれておらずビットコインのみで運用します。

2018年7月26日SEC(米証券取引等監視委員会)は、ウィンクルボス兄弟(※)の「ビットコインETC」の2度目の申請に対して再度取り下げとしましたが、このことで申請認可を期待して買われていたBTCの価格は乱高下することになりました。

実は、ビットコインETFが証券市場に上場することには大きなメリットがいくつもあり、2018年に入ってから低迷が続く仮想通貨相場の起爆剤になるのではと期待されているのです。

(※)ウィンクルボス兄弟とは、映画「ソーシャルネットワーク」で有名ですが、Facebookから得た賠償金約75億円を元手にビットコインへの早期投資を行い、仮想通貨の世界でも大成功をおさめています。
その後、いち早くビットコインETF化に取り組み、既に2017年3月には最初の申請をSECに拒否されており、今回で2度目の拒否を受けたことになります。

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2.ビットコインETFの承認で大量の機関投資家が参戦、価額が上昇する!?

2017年12月に、それまでも十分暴騰していたビットコイン相場ですが、突如として歴史的な大暴騰するに至り、12月初旬の時点ではおよそ30兆円であった仮想通貨時価総額は12月末には90兆円を超えることになります。

この暴騰劇については、仮想通貨の夢物語がこれでもかというくらいに語られていましたが、2017年12月にビットコイン先物米国CMEに上場しており、2018年中のNasdaq上場も予想されており、遂に機関投資家の本格参戦かと莫大な短期性資金が仮想通貨相場へ駆け足で流入してきたのです。

この事実を見ても分かるように、2018年以降には今度は歴史的な大暴落を経験した仮想通貨相場が低迷期を脱するには、機関投資家の参入が不可欠であり、これが実現することで新規資金が大量に流入してくると期待されているのです。

つまり、ウィンクルボス兄弟らが目指しているビットコインETFには、仮想通貨相場への機関投資家参入という救世主伝説にも似たような大きな希望があるのです。

ただし、巨大な資本力も有する機関投資家が仮想通貨市場に参入するためには多くの参入障壁があり、国際的な規制の整備、ビットコインを含む資産クラスの定義の曖昧さや保有リスクなど、SECも簡単にはビットコインETFを承認してくれそうにはありません。

一方で、ビットコインがETCとしてSECに承認されれば、ビットコインETFは仮想通貨としてではなく「証券」として取引されますので、指数連動の証券に投資することができ保有リスク問題も解消されます。

ビットコインETFが上場すれば、機関投資家はすでに証券市場に上場している金や原油のETFと同じ扱いでビットコインETFに投資することができるようになります。

残念ながら、ウィンクルボス兄弟の申請は2度目の却下を受けることになりましたが、専門家の多くはそう遠くない時期にビットコインETFの申請は承認されるだろうと予測をしています。

イーサリアムファウンダーでカルダノ(ADA)の創設者である天才数学者のチャールズ・ホスキンソン氏は、彼が抱える92,000名あまりのフォロアーに「現在の規制上の問題が解決されれば、ウォールストリートは仮想通貨市場に数十兆ドル(数千兆円)を投資するだろう」と予測しています。

3.ビットコインETFのニュースとチャート・値動きの相関性

7月26日にウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請がSECからの取り下げを受けて、BTC価格は急落し一時的に5万円ほど価格を下げることになりました。

出典:TradingView

ビットコインの週足チャートを見てみると、6月に安値を付けてから今回のウィンクルボス兄弟のビットコインETF申請に対するSECの判断を見る直前2週で価格は急騰していました。

ボリンジャーバンドで見ると、本年1月の大暴落でボリンジャーバンドのセンターラインを割り込んで以来、センターラインが抵抗ラインとなっていましたが、7月第3週には久々にセンターラインを抜けてきており、ビットコインETFへの期待感が見て取れます。

テクニカル的には、ボリンジャーバンドのバンド幅が収縮傾向にあることや、センターラインが下向きであることから、相場回復にはまだ時間がかかりそうですが、仮に今回にビットコインETFが承認されていたら新たな上昇トレンドが発生していた可能性も否定できません。

週足ボリンジャーバンドの過去の経験則からは、長期間センターラインの下にあった相場がセンターラインを上抜けてきた場合には、相場転換となることも多く、仮に失望感から売られて再度センターラインを下抜けた場合でも大きくは下げない相場になることが多いです。

週足ボリンジャーバンドで見る限り、レンジ相場の様相を強めていますが、今後有力なETF案件に対するSECの判断がどうなるかによっては、レンジ相場から久々の上昇トレンド相場となる可能性も考えておいたほうが良いでしょう。

ちなみに、発行上限があることやマイニングからビットコインが近いといわれてきたゴールド
のETFが登場してからのゴールドの価格(金相場)はどうのように動いたのでしょう?

出典:TradingView

有事の金(ゴールド)として、古くからリスクヘッジとして利用されてきたゴールドですが、投資対象として機関投資家が本格参入してきたのは意外とここ最近の話であり、2003年のゴールドETF上場(赤矢印)あたりからとなります。

2003年以前には、金利を生まない資産ということで20年近く下落傾向が続きましたが、2003年のETF上場後には相場が上昇トレンドに転換し、最高値を付けた2011年には5倍ほどの大暴騰を記録します。この背景には機関投資家の参入があります。

それまでも有事の金として魅力的な商品ではありましたが、年金基金などの保守的な機関投資家からは「投機的」な商品ということで避けられてきました。

しかし、ゴールドETFの上場により、ゴールドが「証券」となったことで、機関投資家が多額の資金を投資することになり、2003年以降の大相場を実現させることになります。

このようなゴールドETFの歴史を考察すると、「デジタルゴールド」であるビットコインETFが上場することで、ビットコイン価格が暴騰する可能性は十分考えられるわけです。

2017年12月のビットコイン大暴騰についても、偶然でも仮想通貨の夢が買われたのでもなく、機関投資家の参入という期待感がそのきっかけとなっていることに疑う余地はないでしょう。

4.ビットコインETF 過去から最新ニュースまとめ

株式、外国為替(法定通貨)、債券などの巨大なマーケットを支えているのが機関投資家であることは厳然たる事実ですが、機関投資家が存在することで流動性も担保され、誰でも参加可能な安心できるマーケットとなっています。

投資家にとって安心できるマーケットとは、不正のない市場で公正に取引ができること、あるいはいつでも換金できることなどが重要ですが、特に公正な取引をするためには、スプレッド(売買価格差)が適切なものであることが大切です。

株式、外国為替、債券市場では適切なスプレッドで取引することができますので、投資家は安心して売買することができます。

スプレッドによる売買価格差は、仮想通貨取引では仮想通貨取引所の収益となります。取引手数料は無料同然なのに、誕生間もない仮想通貨取引所が500億円近い流出事件を引き起こしながら、簡単に顧客に500憶円近く賠償できるのは、この収益源があるからなのです。

このようなマーケットには、いかに夢のあるマーケットであっても人様の大切なお金を運用する機関投資家は参入してきません。利回り重視の運用者にとって、スプレッドの広い金融商品に投資することはありえないことなのです。

ビットコインなどの仮想通貨が、株式のようなスプレッドを提供するためには、先物市場やオプション市場の充実が必要ですが、これを一気に実現させてしまうのがビットコインETF上場なわけです。

ビットコインETF上場が実現すると、機関投資家が参入するための必要条件が満たされることになります。今後も、これに関連したニュースで仮想通貨相場は大きく動くことになるでしょう。

4-1.これまでの経緯とニュース

過去から最新まで、機関投資家やビットコインETFに関連したニュースの纏めです。

2017年3月
ウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請、SECに却下される

2017年4月
ウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請は却下されたものの、再審査の可能性が出てきたことが報じられ、これを受けて仮想通貨相場が上昇

2017年10月
世界最大の先物市場シカゴ・マーカンタイル市場を運営する米CMEグループは、2017年10月31日にインターネット上の仮想通貨であるビットコインを先物市場に上場させることを発表
これを受けてビットコイン価格は急騰、他のアルトコインも軒並み急騰します

2017年11月
CBOE(シカゴオプション取引所)が、ビットコインETFの導入を想定していることが報道される

2017年12月
仮想通貨相場の歴史的な大暴騰劇が繰り広げられる中で、ビットコインが米CBOE、米CMEに上場する
この2か月間での、CMEやCBOE関連のニュースが、仮想通貨相場に短期性の巨額なマネーを呼び寄せたことに疑う余地はないでしょう

2018年7月
CBOEがビットコインETFをSECに申請
※CBOEがビットコインETFを申請、SECに承認されたら仮想通貨価格を後押しするのか?

2018年7月
ウィンクルボス兄弟のビットコインETFの2度目の申請もSECに取り下げられる
SECが承認するのではとの楽観論が先行していましたが、結果として却下され、承認を期待して上昇していたビットコインの価格は急落することに
※アメリカSECがウィンクルボス兄弟のビットコインETF上場申請を2度目の却下

2018年8月
25種類の以上のビットコインETFがSECに提出される
※25種類以上のビットコインETFがSECに提出され、CBOE×ヴァンエックが有力視される

2018年8月
SECが表明したビットコインETFへの懸念に対して、ヴァン・エック社がレターで回答
※SECが表明したビットコインETFへの懸念に、ヴァン・エック社がレターで回答

2018年8月
SECがヴァンエックとCBOEのビットコインETF判断を9月末に延期
※米国証券取引委員会(SEC)がヴァンエックとCBOEのビットコインETF判断を9月末に延期

2018年8月
SECが9つのビットコインETFの申請を拒否
※米SEC(証券取引委員会)が9つのビットコインETFの申請を拒否

2018年8月
SECが9種類のビットコインETFの否決を再検討すると発表
※米SEC(証券取引委員会)が9種類のビットコインETFの否決を再検討すると発表

2018年9月
SECに”ETF擁護派”と言われている共和党コミッショナーが任命
※米SECに”ETF擁護派”と言われている共和党コミッショナーが任命、ビットコインETFの承認が近づくか?

2018年9月
SECがビットコインETF” VanEck SolidX”の審査を開始
※SECがビットコインETF” VanEck SolidX”の審査を開始、一般人にコメントを要請

2018年10月
ウォール街アドバイザリーが「ビットコインETFを承認した後に、金融から前例のないほどの資本流入が見られるだろう」
※ウォール街アドバイザリーが「ビットコインETFを承認した後に、金融から前例のないほどの資本流入が見られるだろう」とCNBCで発言

2018年10月
SECが保留していた9種類のビットコインETFに対して、意見提出期日を10月26日に設定
※米SECが保留していた9種類のビットコインETFに対して、意見提出期日を10月26日に設定

2018年10月
SECが9種類のビットコインETFに対して、一般意見提出期日を11月5日に修正
※米SECが否決を保留した9種類のビットコインETFに対して、一般意見提出期日を11月5日に修正

5.ビットコインETF 今後予定される申請など

現在、25種類以上のビットコインETFの申請がSECに提出されています。大きな期待を寄せられていたウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請が2度目の却下を受けたことで、今後についてもネガティブな予想をする向きも増えています。

ただし、ウィンクルボス兄弟のビットコインETFの申請の際には、SECの評価委員の4人うちの1人は承認を支持しており(3対1で却下)、必ずしも全面的に否定しているわけでもなさそうです。

ブルンバーグの上級ETFアナリストは、市場のビットコインETF楽観論に対して、SECの懸念材料が解消されない限り承認は難しいだろうと警鐘を鳴らしていますが、逆に言うと、懸念材料が解消されれば承認は近づくことになります。

今後、SECの懸念材料を解消し、晴れて承認を受けることができるビットコインETF申請は出てくるのでしょうか、実は、直近にも可能性を秘めたビットコインETF申請の判断をSECは下すことになります。

予てより、ビットコインETFの上場を想定していたCBOEの申請について、SECは承認判断を9月末まで延期することを発表しました。
※米国証券取引委員会(SEC)がヴァンエックとCBOEのビットコインETF判断を9月末に延期

25種類以上の申請の中でも最も注目されるビットコインETFの申請となり、その結果や内容次第ではビットコイン価格や仮想通貨相場にも影響を与えるかもしれません。

6.まとめ

2018年から始まる大暴落から未だ回復のきっかけがつかめない仮想通貨相場ですが、そんな中で注目を集めるのがビットコインETFの動向です。

このビットコインETFの申請がSECに承認されるようなことになると、過去の経験則から、機関投資家の本格参入が期待されることになり、仮想通貨相場再浮上の要因としては十分すぎるほどの材料となります。

今後、仮想通貨関連ニュースのビットコインETF問題は常にチェックしておきましょう。


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