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  • 2018/09/13
  • コイン東京編集部

ICOのプロジェクトリーダーとして、MBSの世界戦略の一翼を担う / 注目ベンチャーインタビュー インタビュー前編【PressRelease】

株式会社マイクロブラッドサイエンス 取締役 医師 島田舞

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独自の微量血液検査技術とブロックチェーン技術を組み合わせ、世界規模で新たな医療プラットフォームの構築を目指すMRT株式会社【マザーズ6034】のグループ会社である株式会社マイクロブラッドサイエンス(以下、MBS)。その実現に向けて、資金調達を目的とするMBS Coinプロジェクトのリーダーを務めているのが同社取締役の島田 舞さんだ。米国を舞台に救急医として活躍する島田さんが、どのような想いを持ってMBSの活動に参画したのか。前編では、島田さんのバックグラウンドとMBSとの出会い、MBSでの役割などを聞きました。

プロフィール

東京大学医学部医学科卒、INSEAD経営大学院修士課程修了(MBA)。

東京大学在学中、University of California San Diego、New York Poison Control Center、Rady Children’s Hospital-San Diego、U.S. Naval Hospital Yokosukaおよび、Naval Medical Center San Diego等、米国医療機関にて臨床実習を行う。

ニューヨーク市Maimonides Medical CenterのDepartment of Emergency MedicineにてClinical Research Associateを経てCategorical Emergency Medicine Residencyを修了。

2016年メディカルローグ(株)にて医学顧問を務める。

2017年より San Francisco Chinese HospitalにてEmergency Medicine Attending Physicianとして勤務、現在Assistant Directorを務める。

米国を拠点に救急医療の最前線で活躍

インタビュアー:島田先生は、ドクターとして医療の最前線に立っておられますよね。

2017年12月から、米国サンフランシスコ市街にある病院の救急医療部門で主治医として働いています。専門は救急医学です。米国では、救急医学が一つの専門分野として確立しており、研修(トレーニング)や専門医資格も救急医療で取りました。

インタビュアー:救急医療に興味をもたれた理由を教えてください。

救急医療が、医学の中で最もベーシックなところを網羅していると思ったからです。また、患者さんに必要な治療を提供するためにすべてに関われる点も魅力でした。学生の時に内科や外科の臨床実習を行い、彼らがどういうことをするのかを間近に見ましたが、結局外科の先生は手術をするものの、その部位しか見ていません。内科も専門分野が細分化されています。それも嫌でしたね。やはり、患者さんの全体を診たいなと思ったんです。それに患者さんを限定されずに、どんな方も診ることができますからね。

インタビュアー:米国を拠点にされているのは何故ですか。

そもそも米国に行こうと思った理由は、救急医療をやりたかったからです。当初思い描いていたのは、国境なき医師団のような活動でした。その場合、日本で研修をしてしまうと日本語でとなってしまうので、必然的に米国で研修を受けなければならないということで米国に拠点を置くことにしました。米国で活動をしているうちに国境なき医師団だけが医療に貢献できるわけではないと気付いたものの、米国での研修経験を含めて「自分に何ができるのか」と考えた時に、私が最もやりやすい活動拠点はやはり米国であると判断しました。

ビジネスの視点から医療を捉えたいとビジネススクールに入学

インタビュアー:ドクターとしての研修終了後、ビジネススクールに行かれました。きっかけは何だったのですか。

米国でNGO(非政府組織)の活動にも携わりましたが、いずれも資金面で苦労している姿を垣間見ました。日本にいた時は、お金は何となく汚らわしいものというイメージがあり、私自身もそうした価値観のもとで育ってきました。でも、米国に来てからある時に、「お金って大切」、お金があるからこそ色々な活動ができることに気付いたんです。それからですね。医療のビジネスとしての側面に着目したのは。そこで、2016年6月にニューヨークでドクターとしての研修が終わったタイミングで、経営やビジネス、お金についても学ぼうと思い「INSEAD(インシアード)」のシンガポール・キャンパスに入学することを決意しました。

「INSEAD」は英フィナンシャル・タイムズが毎年発表している「世界MBA(経営修士号)ランキング」で第1位に輝くなど、世界最強の経営大学院と言われています。しかも、非常に多様性に富んでいる学校です。米国のビジネススクールでも多様性をアピールしていますが、約7割は米国人。それと比べると「INSEAD」は、学生の中で過半数を占める国籍はありません。最近は中国、レバノン、フランス、シンガポールの学生が他国よりも多くなっていますが、それでも全体に占める割合はいずれも1割にも届きません。色々な国々から、さまざまな想いを持って学生が集まってきているビジネススクールで学びたかったので「INSEAD」を選びました。

岩澤社長から聞いた微量採血の構想に感銘を受ける

インタビュアー:MBSの岩澤社長と初めてお会いになったのはいつですか。

ビジネススクールに入学するまでに少し時間があったので、日本のバイオテクノロジーやヘルステクノロジー系のベンチャー企業とお仕事ができたらと思っていました。それで、東京に半年ほど滞在していたんです。その後、シンガポールのアクセラレーター(スタートアップ企業のビジネス拡大をサポートする企業や団体)の方々と一緒に活動しようということになり、その一環としてMBSの岩澤社長からお話しを聞くことになったのが最初です。2016年7月ですね。当時から、MBSはシンガポールを拠点にして世界展開を考えており、キーマンに接触を図っていたようです。その流れのなかで、私も岩澤社長とお会いすることになりました。

インタビュアー:どんな印象でしたか。

実は、その頃は私自身、「ビジネスという切り口から医療を眺めてみたい」と思っていましたが、具体的に自分は何ができるのかはあまりはっきりしていませんでした。自分の立場で自分の能力と経験で何ができるのかを探っていたと言った方が良いかもしれません。そんな時に岩澤社長とお会いして、微量採血の構想を聞かせていただき、思わず「まさにこれだな」と思うものがありましたね。

微量採血が医療の現場での課題解決につながると判断

インタビュアー:島田先生の問題意識に触れるものがあったということですか。

ありましたね。医療の現場にいると毎日問題だらけです。医療従事者は常に忙しいですし、日本でも米国でも資金に余裕があるわけではないので、誰も手を付けたがりません。そんな状況が常に存在しています。そうした中で、私は1日350人くらいの患者さんを見る救急医療部で研修をしていました。「毎日毎日嫌だな」「どうにか変えられないかな」と思いながら。メディアでも良く取り上げられていますが、米国の救急医療施設は社会のセーフティネット的な役割を果たしていることもあって、混雑極まりありません。患者のなかには違法住民もいますし、一般市民でも保険に加入できない経済的立場の人たちもいます。そういう方々に対して私たちが最後の砦となって診療しているので、凄い数の患者さんに対応しなければなりません。治療中はトイレに行く時間、食事を摂る時間もないといってもよいほどです。

こんなに忙しく働いているのに、何故患者さんが3時間・4時間待ちという状況になってしまうんだろう。そう考えた時に、救急医療施設のオペレーションの中でのボトルネックが血液検査、血液サンプルだということに気が付いたんです。採血のオーダーを入れて、看護士が患者の血液を採り検査部に送ります。その後待つしかないんです。1時間とか1時間半とか。しかも、それだけ忙しく働いていると検査部がサンプルを取り違えたり、なくしたりすることもあります。結構、日常茶飯事ですね。ただ、それをどう解決したら良いのかはあまり分かっていませんでした。

実は、岩澤社長とお会いする前に米国カリフォルニアの友人たちと「起業をしようか」と話していた中のアイデアの一つが、採血が簡単にできるデバイスを作ろうというものでした。それくらい、「血液検査をどうにかできないか」と思っていただけに、岩澤社長から微量採血のお話をお聞きした時には、「これなら解決法になる」と直感的にも論理的にも刺さりました。

インタビュアー:お話を聞かれてすぐにMBSにジョインしたわけではないですよね。

当時はまだ私の立場は、単なる医者でした。東大医学部を卒業してニューヨークで専門研修を終えてはいたものの、その時点でビジネスのバックグラウンドがあったわけではありません。「やりたいな」と思ってみても「実際、私に何ができるんだろうか」という不透明な部分がどうしてもぬぐうことができませんでした。

一方、MBSサイドも「まだ会社の体制が整ってきておらず、私に頼める状況ではない」と判断されたようでした。結局、その場ではすぐに誘われたわけではありませんでした。

ビジネススクール修了後、MBSの役員に就任

インタビュアー:最終的に決断されたのはいつですか。

2017年12月です。その年の1月から12月までビジネススクールで、色々なメディカルベンチャーのケーススタディを勉強しました。その中で、MBSで自分が果たすべき役割が段々と見えてきたんです。それで、12月にビジネススクールを修了するにあたり、「どうしようか」と考えました。米国での臨床には戻りたいと思っていましたが、その他にビジネスを勉強してきた中で「自分に何ができるんだろうか」と思いを巡らし、「MBSしかない」と決断しました。

MBSも2017年3月からテストマーケティングを展開してきて、世界戦略もだいぶ固まってきたところでした。戦略・方向性がほぼ決まってきた段階で資金調達を行うのが通常なので、誘いやすいタイミングであったようです。もちろん、それまでにも岩澤社長からはメールをいただいていましたので、どんなことをしているのかは大体把握していました。

インタビュアー:両者にとって、良いタイミングであったわけですね。

タイミングが凄く良かったですね。私の方もビジネススクールが終わり、次のステップを考えていましたし、MBSとしてもこれから世界展開を本格化させていく中で、ようやく体制が整ったというところでしたから。そこが交わったタイミングでした。

インタビュアー:MBSの取締役に就任されたのはいつですか。
2018年1月です。同じタイミングでMBS Coin プロジェクトのリーダーに就任しました。世界展開を前提にしたICO(Initial Coin Offering:イニシャル・コイン・オファリング/新規仮想通貨公開)のプロジェクトリーダーです。

ミッションは、世界展開に向けた基盤作りと資金調達

インタビュアー:プロジェクトリーダーとしての役割、活動内容を教えてください。

二つの側面があります。一つは、世界展開に向けた事業の基盤作り、人脈作り。二つ目はICOを通じての資金調達です。これらを同時並行で進めています。MBSでは現在、韓国や中国・シンガポール・米国での展開を推進していますが、その中でも私は特に、シンガポールと米国を中心にしたプロジェクトのリーディングを行っています。韓国・中国に関しては把握はしていますが、実際にメインで動いているのは別のメンバーです。

加えて、最近はMBSのプレゼンテーターとしての役割も期待されています。事業説明会などで表に立って、MBSの理念を英語で伝える機会が増えてきました。

インタビュアー
ライター
袖山 俊夫


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