NANJコインは2018年1月18日に公開された国産コインです。
5ch(旧2ch)のなんでも実況J板から有志が集まり、イーサリアムベース(ERC223)で開発されました。
なんでも実況J板、通称「なんJ」は現在5chで最大の書き込み数を誇る掲示板で、多くのユーザーが利用する板として知られています。
野球を始めとしたさまざまなスポーツに対する実況が行われており、なんJ発のNANJコインもスポーツに特化した仮想通貨となっています。
NANJコインの目的は「ファンとスポーツ業界関係者を繋ぐ次世代の経済圏を創り出す」という事で、スポーツ分野での決済手段や、選手や団体に対しての寄付などへの活用を目指しています。またコミュニティ内でトークンによる投票が可能で、これを利用したスポーツチームの運営も予定しています。
同じく掲示板発コインの元祖であるモナーコイン、そして最新の掲示板発であるVIPSTARコインとNANJコインの最大の差はやはり目的です。
モナーコインは元々インターネット上での投げ銭を目的としており、VIPSTARもまた寄付や災害支援などを行う目的で作られました。
これら二つに対してNANJコインはスポーツに関連する新たな経済圏を作るという、実社会で決済など様々な事に使えるという目的で作られています。
この点が最大の差と言えるでしょう。
通貨名 NANJCOIN
通貨単位 NANJ
公開日 2018年1月18日
最大発行枚数 30,000,000,000枚
ブロックチェーン イーサリアム(ERC223)
公式サイト https://nanjcoin.com/
ホワイトペーパー https://nanjcoin.com/white_paper.pdf
公式Twitter https://twitter.com/nanjcoin
公式Facebook https://www.facebook.com/nanjcoin/
コミュニティ(Discord) https://discordapp.com/invite/xa94m8F
3月16日に上場直後は5satoshi程度で推移していましたが、3月末に運営団体が法人化したことを受け一時期60satoshi台まで暴騰しました。
その後は市場が落ち着くにつれてゆっくりと価格が下落していますが、提携発表といった何かしらのイベントが起こるたびに価格が大きく上昇するという動きをしています。
例えば6月には、NANJコインがCOT(コスプレトークン)を発行している株式会社キュアとの戦略的パートナシップを締結しました。
9月現在は9satoshi程で推移しています。
NANJコインには以下のような強みがあります。
NANJは最も普及しているRC20の上位互換であるERC223によって開発されているため、その機能を生かした仕組みを持っています。
・AirDrop(エアドロップ)
NANJのホルダーは誰でも自由にAirDropを用いたコインの分配が可能です。従来のトークンではウォレットアドレスを知っている相手に一人ずつ送金することしか出来ませんでしたが、この機能を用いる事により一括で複数人に、かつ安価な手数料で送金することが可能です。
関連記事:仮想通貨のエアドロップ(AirDrop)とは?やり方・受け取り方を徹底解説
・トークンフォールバック機能
誤って間違えたアドレスに送金した場合、元の送り主に自動的に返金する機能です。
ERC20ベースのトークンでは送金ミスをした場合トークンが消滅してしまい、事実現在までに数億円規模のトークンが凍結されています。
しかしERC233では送られたトークンが正しいかどうか検証し、正しくない場合自動的に返金されるというトークンフォールバック(Token Fallback)という機能が実装されており、誤送金を防ぐことが可能です。
・ロックアップ
運営の保有しているトークンの一部をロックアップする事が可能です。現在運営は開発費の15%をロックアップしており、NANJコインの価値を担保していると言えるでしょう。
・発行枚数量の調整機能
Mintという機能により発行枚数を増やしたり、Burnという機能によって発行枚数を減らしたりすることが可能です。またMint機能は永久凍結が可能になっています。
これを用いる事で供給過多による価格の暴落や供給不足による価格の暴騰を防ぐことが出来ると言えるでしょう。
勿論価格に直結する機能ですので、運営によって十分に協議しアナウンスした上で利用されます。
英語が必須と言ってもよい仮想通貨界の中で国産コインであることは大きな強みになります。運営やコミュニティが日本語ですので、英語が苦手な人でも積極的にイベントに参加したり、質問したりする事が出来ます。
従って初心者向けの仮想通貨であるとも言えるでしょう。
NANJはスポーツに特化したプロジェクトを目指し開発が進められているのですが、現状競合となる仮想通貨やプロジェクトが存在しません。
その為上手く事が進めば独走する事も可能なのです。
スポーツに強い掲示板なんJ発という事もあり、もしかすると爆発的に人気が広まる可能性があるかもしれません。
2020年には日本の首都東京でオリンピックが開催されますので、日本のスポーツ熱による成長も期待できます。
元々同じ掲示板のユーザーが集まっているという事もあり、非常にコミュニティが活発です。また積極的にコミュニティメンバーに対してのイベントが行われている事も盛り上げている一因と言えます。
2017年に大きく値上がりしたXPは、コミュニティの力によって成し遂げたと言っても過言ではありません。
NANJに対しても、コミュニティ面で期待を持てると言えるでしょう。
以上のようにERC20の上位互換である高性能なERC223トークンである点や、スポーツ特化という全く新しい仮想通貨であるため競合コインがない点、そして成功した草コインの共通点であるコミュニティが強い点から、将来性が期待できるコインと言えるでしょう。
・コスプレトークンとの提携
2018年の6月にコスプレトークン(COT)とのパートナーシップ提携を発表しました。
COTの運営である株式会社キュアは「Cure World Cosplay」という世界最大級のコスプレイヤー向けプラットフォームを提供しています。
関連記事:コスプレ界で使われる仮想通貨『Cosplay Token』プロジェクト代表の川 相氏と相棒の中川氏にインタビュー!コスプレ界とブロックチェーンの化学反応! / 注目ベンチャーインタビュー
・ビットキャッシュとの共同プロジェクト
ビットキャッシュ株式会社と協力し、eスポーツチーム「CYCLOPS」を応援するためのプロジェクトを立ち上げました。
関連記事:ビットキャッシュとNANJCOINのコラボレーション企画第2弾! 世界最大級のeスポーツイベント「EVO 2018」に出場する プロゲーマーを仮想通貨NANJCOINで応援しよう
・クリケットのまち貝塚応援企画
9月11日より貝塚市の水間鉄道にて、日本クリケット協会のロゴとNANJのロゴが描かれたプレートを装着した列車が運行を開始しました。これは日本クリケット協会オフィシャルの地域スポーツ広報イベントで、NANJコミュニティ有志によって行われました。
貝塚市は今年度よりクリケットを市のスポーツにする試みが始められており、今回の企画はこれを応援するために立ち上げられたものです。
仮想通貨のロゴがオフィシャルと組んで電車のプレートになる、非常に興味深いイベントです。
現在NANJを取り扱っている主な取引所について紹介していきます。
1.CoinExchange
2016年にイギリスで設立された仮想通貨取引所です。
対応言語が英語のみながら、草コインを始めとした豊富な取扱通貨量で日本人からも人気を集めています。草コインをトレードする人には必須の定番取引所です。
2.MIDEX
8月16日にメインバージョンがリリースされたばかりの出来立ての取引所です。
中央集権型でありながら分散型でもあるという特徴を持っており、次世代型取引所として注目を集めています。共同出資者にはIBM、イーサリアム、ネム等がいることから、その注目度が分かりますね。
一部日本語対応もしており、英語の苦手な人でも比較的簡単に使えるようになっています。
3.MERCATOX
イギリス発の仮想通貨取引所です。
こちらも日本語非対応であるものの、ICO直後などの大手取引所では扱っていない仮想通貨の多くが最速で上場することから、草コインホルダーからの知名度は高いです。
2018.02
NANJCOINを発行、先行無料配布を実施
2018.02~03
海外取引所に上場し、NANJCOINの取引を可能にする総発行枚数の60%を使用し、
オープン戦(※)を開催
オープン戦期間中は最安値の0.00000001BTC(1satoshi)から販売を開始
なお、BTC建て以外での上場予定は無し
(※)割安価格でNANJCOINを販売する期間のこと。ソフトキャップは総発行枚数の20%で、未達成時は売れ残りの一部がBurnされます。
2018~2019
大手海外取引所に上場し、NANJCOINの価値を高める
2019~2020
スポーツ事業のスポンサー広告を通じてNANJCOINの認知度を高める
NANJCOINを使用したスポーツ事業への支援、
個人選手への寄付機能を実現
2020~
時期を見て、資金に見合ったスポーツチームを買収・運営(※)
買収達成後の運営方針等については、資金に応じた戦略を適宜発表
(※)スポーツチームの買収はプロ・アマ問わず。
1.5chなんでも実況J板発の国産コイン
2.スポーツに特化した仮想通貨
3.ERC223トークン、国産、競合通貨がない、コミュニティが強いなどの強みと将来性を持つ
4.取扱取引所はMIDEX、CoinExchange、MERCATOX等
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