モナコイン(MONA)の今後は?2019年に後半に向けた価格推移、将来性を大胆予想!

日本人だから日本発の仮想通貨に投資をしたい。そんな人におすすめなのは、日本発の仮想通貨としては人気・実力ともナンバー1と目されるモナコイン(MONA)です。

モナコインはその誕生からインターネット掲示板の2ch(現5ch)で生まれ、Ask Mona(アスク・モナ)での賑わいから有名になった仮想通貨で、そのためユーザー同士のコミュニティが活発でコアなファンが多いという特徴があります。

ここでは、そんな純国産の仮想通貨モナコインの今後について大胆に予測してみました。


目次

1.モナコイン(MONA)について

モナコイン(MONA)とは、2018年9月後半現在、仮想通貨時価総額ランキング88位(時価総額67億5千万円前後)に位置している

2ちゃんねるから生まれた国産仮想通貨

です。

2チャンネルのアスキーアート

「モナー」

をモチーフにして作られたコインとして注目されますが、同時に2chから生まれたということで胡散臭いというイメージでとらえられることもあります。

出目はともかく、モナコインは

ライトコイン

(誰もが使いやすいようにと元Googleのエンジニアが開発したコイン)をもとにして作られたもので、決して胡散臭いコインというわけではありません。



2.モナコインの2019年の価格チャート


2017年12月の歴史的な大暴騰劇から、2018年はほぼ1年間通して仮想通貨相場は下落し続けることになりましたが、2019年に入って、ようやく

復調の兆しを見せ始めています。

チャートはモナコインの月足チャート(ドル建て)です。

水色のラインは、1年(12か月)移動平均線です。この移動平均線は

長期トレンドを見る際に大変役に立ちます。

2017年10月に1年移動平均線下限から暴騰相場が開始されたモナコインですが、同年12月の大暴騰から、翌2018年1月の急落相場を経て、2月にはこの1年移動平均線がサポートラインとなり反発します。

その後、3~5月までサポートラインとして機能しますが、5月の終値で1年移動平均線を割り込み、5月から2019年1月まで9か月連続の陰線を引くという

長期下落トレンド

となりました。

そして、2月にようやく下げ止まり、ここからは2月、3月、4月と

3か月連続の陽線を示現しています。

現在、1年移動平均線がレジスタンスラインとなっていますが、ここを明確に抜いてくると

新たな展開が待ち受けていそうです。

ちなみに、オレンジ色のラインはビットコインの月足チャートです。ビットコインは5月に入り、1年移動平均線を上抜いてから、

65万円付近まで急騰

しています。


2-1.これまでの価格動向と沿革


株式投資では有名な「バブルの物語」、モナコインの長期チャートからは、まさしく


バブル相場


であったことが伺えしれます。

注目したいのは、2017年4月以降で徐々に取引高は増えてきていますが、価格はそれほど大きくは反応していません。「バブルの物語」的に解説すると、ここでは静かにモナコインを買い集めている人たちがいるのです。静かに気づかれないように。

2017年10月に入り相場は大きく動きます。過去最大の出来高とともに、価格も上昇します。bitFlyerに上場するなどの材料はありましたが、仮に材料がなくても上昇していたはずです。なぜならば、ここが

1回目の仕掛けポイント

であるからです。

10月に過去最大の取引高で暴騰しながら、12月に入るまで大きく下落することはありませんでした。仮想通貨ホルダーの多くは、仮想通貨のテクノロジーが凄すぎることから価格が下がらないと考えていましたが、現実は違います。

現実的には、10月に市場に出ていたモナコインの売り物の多くが買い占められることにより、売り物が極端に少ない状態となっており、価格はそれほど下げませんし、材料が飛び出ると

暴騰するという一触即発の状況

であったわけです。

そして12月、仮想通貨全体が大暴騰相場を示現する中、モナコインもとんでもない大暴騰劇を演じることになります。なにせ売り物がありませんので暴騰し続けます。そしてついた価格が2,300円台です。

過去の経験則からは、このような大暴騰劇を演じた投資対象はその後に大暴落することになり、暴落後は当分の間は低迷相場が続くことになります。まさに、「バブルの物語」通りです。

仮想通貨相場に流入していた資金は、短期性の資金であり、リスクを冒すことなく翌1月早々には仮想通貨相場から逃げ出していくことになります。

上記の週足ボリンジャーバンドで見てもきれいな下落相場が継続中で、2018年1月に週足終値ベースでセンターラインを下回って以来、

センターラインに抑えられる形

ですでに35週目に入ろうとしているところです。

さて、モナコインは何時底を打って上昇相場に転じるのでしょうか、あるいは、このまま終わってしまうのでしょうか。


3.モナコインの特徴


それでは次にモナコインが持つ特徴について見ていきましょう。


3-1.segwit実装

ビットコインのトランザクション処理遅延問題でその解決策として期待されるsegwitですが、モナコインは

主要仮想通貨としては初めてsegwitを実装

しました。ビットコインはブロック生成に約10分かかりますが、モナコインは約90秒です。


3-2.根強いコミュニティ人気

2ch発の仮想通貨ということもあり、モナコインの大きな特徴としてコミュニティが活発であるという点があります。

モナコインのコミュニティには


独自の価値観


が形成されており、他のコミュニティのように主に価格に関するものばかりではなく、相場の上げ下げよりも、むしろ

モナコインそのものを楽しもうというエネルギー

に支配されています。

いくつかのコミュニティがあり、Ask MonaやMONA JAPAN、Monappy、さらに、TwitterやTelegramなどです。

実際のホルダーの声なども覗いてみましょう。











3-3.アトミックスワップを導入

モナコインでは、

アトミックスワップが導入

されています。アトミックスワップとは、取引所を使わずに直接ユーザー同士で取引できるシステムで、モナコインのシステムでは、お金を安全に送るためにネット上で「箱に入れて」送ります。

ユーザー同士の箱には、お金と送金に必要な秘密の情報をお互いに入れておきます。一方のユーザーが届いた箱を開けたら、もう一方のユーザーに送った秘密の情報が届く仕組みで、それぞれの取引が一瞬でできますので


現実的に持ち逃げは不可能


なわけです。







3-4.モナコインの使い道

モナコインには

豊富な使い道

があります。例えば、モナコイン対応の店舗や個人間で商品を購入したり、AmazonギフトカードやiTuneギフトカードを購入する。また、秋葉原のメイドカフェで決済したりもできます。

さらに、モナコインの特徴的なサービスとして、イラストや動画配信、ブログなど、応援したいクリエーターなどに

「チップ(投げ銭)」

することができます。

もともと公開された当初は、「採掘をするゲーム」「掲示板でユーザーがお互いにあげるチップ(投げ銭)」として利用されており、Ask Mona(アスク・モナ)で投稿すれば、チップ(投げ銭)をもらったり、逆にあげることができたりしていました。

チップ(投げ銭)は人気化することになり、tipmonaサイトからは、Twitter経由で送りたい相手に手間暇かけずにモナコインを送金することができていました。

しかし、残念ながら、このツイートでモナコインを投げ銭できるサービス「tipmona」は2019年9月10日をもってサービスが終了することになります。

サービス終了の理由は、サービスの運用が追いつかなくなっていることや、今後予想される仮想通貨ウォレットに対する法規制に対応できない、などとなっています。

モナコインを購入するなら、国内取引高トップのビットバングがお勧めです。



3-5.モナコインのマイニングについて

ビットコインなどと同様に、モナコインでもマイニングによって報酬としてモナコインを獲得することができます。ただし、承認方式にはPoWが採用されており1人でマイニングしても他の仮想通貨と同じく

電気代をペイするのが難しい

という状況です。

そういうことで、モナコインの場合にはvippoolなどを利用してマイニングを行います。vippoolとはマイニングプールのことで、たくさんの人が集まってマイニングする場所のことです。マイニングプールを利用することで


採算性を上げる


ことができます。

個人のPCでマイニングをするだけでは電力代のほうが高くかかってしまいますので、プールマイニングで他の多くの方と共同でマイニングし、効率よく稼ぐことがお勧めです。

国内最大クラスのプールマイニングが前述のvippoolで、ユーザー登録をして利用することが可能で、報酬として提供しているマシンパワーの分のモナコインがもらえることになります。



4.モナコインの今後の将来性について


長期低迷相場が続く仮想通貨の中で、モナコインも2018年9月現在同じく長期低迷中であり、いまだ上昇相場転換への兆しを見せていない状況です。

とは言うものの、歴史を振り返ると、オランダのチューリップ投機のようなものでなければ、そう遠くない時期に相場は転換点を迎えるはずです。モナコインの今後を見るうえで重要なポイントを見てみましょう。


4-1.国内ライブ配信サービス「ツイキャス」でモナコインの送金が可能

2018年4月25日には、モナコインのマイニングプール「vippool」が上場企業である株式会社アクセルに買収されました。

これらのことより、4月後半にモナコインの価格は急騰することになります。


4-2.LINEが運営する仮想通貨取引所のBITBOXに上場

2018年7月中旬にモナコインが上場しました。


7月中旬以降から徐々に取引高が増えてきています。モナコインの特徴として、国内取引所での取引高が多いという傾向がありますが、シンガポールのBITBOXなど海外取引所で上場することで今後取引高が増えていくことになります。

なお、BITBOXでは日本とアメリカからは


アクセスできない


ようになっており、残念ながら、今の時点では日本国内からアカウント作成することはできません。

モナコインを購入するなら、国内取引高トップのビットバングがお勧めです。



4-3.モナコインの今後をチャートからさらに分析・予想


3か月連続で陽線

となったモナコイン、5月は1年(12か月)移動平均線を明確に上抜けるかどうかがポイントとなりそうですが、さらに、短いチャートで見ていきましょう。


モナコインの日足チャートでは、4月2日からビットコインの上昇開始に連れ高して上昇し、同じく

4月21日に急騰

します。翌22日にいったん高値をつけますが、高値付近にある緑色のラインに跳ね返される形となっています。

この緑色のラインは、2018年9月高値と12月安値のフィボナッチリトレース50%ラインで、その後3回この水準で跳ね返されており、強力なレジスタンスライン(抵抗線)となっています。

また、4月2日からの上昇開始以来、日足の一目均衡表の基準線がサポートライン(支持線)として機能しているのが見て取れます。こちらも

比較的強力なサポートライン

となっていますが、現在はこの基準線に価格が近づいてきています。

つまり、4月21日の急騰から5月中旬までは、上がフィボナッチリトレース(※)50%ライン、下が日足の一目均衡表の基準線となる、レンジ相場(トレンドのないボックス圏内で動く相場)での動きということになります。

まずは、このレンジを上に抜けるのか、あるいは、下に抜けていくのか、新たなトレンドが発生するのを待つことになります。

5月8日現在のモナコインの価格は日本円にすると106円40銭前後というところですが、フィボナッチリトレース50%ラインが約140円20銭、一目均衡表の基準線が105円50銭というところで、

レンジの下限に接近

しているところです。

また、上記の1年移動平均線は120円50銭前後というところにあり、5月末のモナコインの価格水準が120円50銭前後よりも上位にあるのか、下位にあるのかで、レンジのどちらに出るのかが見えてくるかもしれません。

一目均衡表の遅行線は、現在陽転(現在の価格が26日前の価格より上にある状態)していますが、このままいくと5月16日に4月21日につけた長大陽線(長い陽線)と接触することになります。

過去の経験則からは、ここは

上昇しやすいタイミング

となりますが、逆に、ここで上昇できないようなら、短期的には強い相場とは言えなくなるでしょう。

モナコインの今後は、

5月相場で1年移動平均線の上に行くのか下に行くのか

ということがポイントとなりそうですが、久々の3か月連続陽線の後だけに、4か月目は陰線を入れてくる可能性もあります。その場合、小幅陰線であれば、6月相場は上昇の期待が高くなります。

ただし、4月安値を下回るような動きになると、月足ベースで1年移動平均線がレジスタンスラインとなりますので、4月の比較的大きな陽線もダマシである可能性が出てきますので要注意です。

※フィボナッチリトレース

教科書でも習ったフィボナッチ比率に基づいて、価格のレジスタンス(抵抗帯)とサポートライン(支持帯)を予測するテクニカル分析ツールの一つです。非常に多くの投資家が利用しています。


5.モナコインを買えるおすすめの取引所


モナコインは日本発の仮想通貨ということもあり、大手取引所でも扱われています。

ここでは国内・海外のおすすめ取引所を紹介します。




・ビットバンク



アルトコインといえば、国内取引所では販売所での購入が多くなり、スプレッドが広いことから取引コストが高くなりますが、ビットバンクではアルトコインも板情報を見ながら取引所で購入することが可能です。

国内取引所ではビットフライヤーが取引高トップと考えている人も多いでしょうが、実は、ここ数か月はビットバンクが取引高トップとなっており、名実ともに国内ナンバー1の仮想通貨取引所となる勢いです。

また、これまた日本人に人気のリップルでは、24時間取引高で世界トップも記録しており、多くのリップラーからも注目されています。

モナコインの購入を検討するなら、国内取引高トップのビットバンクがおすすめです。




・Bittrex





海外の大手取引所Bittrexでは、モナコインを扱っています。

取扱い通貨が約250種類以上と豊富で、3段階認証が実装されるなど、セキュリティ面も強固です。海外取引所をメインに使っている方にはお勧めです。

ですがBittrexは日本円を扱っていないので、国内取引所からBTCやETHを送金する必要があります。

国内取引所からBittrexに送金する場合は、下記の取引所がお勧めです。



6.まとめ

2018年、ほぼ1年を通して暴落から低迷し続けた仮想通貨相場、あれ程夢を語られていたのに、仮想通貨はもう終わったという人も少なくはありません。

しかし、投資の世界には「人のいく裏に道あり花の山」という有名な格言があるように、2019年4月あたりから、遂に仮想通貨相場も

低迷期を脱しようという動きを見せ始めています。

まずは大本命のビットコインから上昇開始していますが、今後は、続いて魅力あるアルトコインが上昇開始していくことになるでしょう。

モナコインは、そんなアルトコインの一つの候補となるでしょうし、2019年5月相場では

重要な転換点を迎える

ことになるかもしれません。

モナコインの購入を検討するなら、国内取引高トップのビットバンクがおすすめです。

※捕捉 2018年10月時点でのチャート分析

モナコインの価格は、2018年9月現在、100円台まで下落してきています。100円という数字は、相場の上では非常に大きな心理的価格帯となりますので、

100円あたりの水準

には買いも多くあるようです。

7月の後半から徐々に取引高は増えてきており、9月に100円という価格を意識するようになって以降、急激に取引高は増加傾向を見せており、ここでの売り物には買いが入るというポイントになっています。

7月以降の日足ボリンジャーバンドを見ると、7月上旬と中旬にセンターラインを終値ベースで抜けていますが、センターラインは下向きのままであり、経験則では再度センターラインを下抜ける可能性が高く、このケースでもともに上値攻めに失敗し、

再度センターラインを下抜けて

います。

9月現在、日足のセンターラインは下向きのままですが、価格が100円台で踏みとどまっていることから、センターラインは徐々に下向きから平行ラインに近付いてくる可能性があります。

今後、モナコインの価格が上昇傾向に転じるためには、まず日足ベースの終値でボリンジャーバンドのセンターラインを抜けてくること、さらに、センターラインが下向きから上向きへと方向転換していく必要があります。

100円台で取引高が増えてきていますので、今後はボリンジャーバンド日足の終値ベースでセンターラインを抜けてくる可能性は十分あると思われます。次に、センターラインが上向きに転じ、さらにバンド幅が拡大していくようであれば上昇トレンド発生の可能性が強くなります。

ただし、100円台を割って大きく下落していくようだと、センターラインは下向きのままでバンド幅が拡大することとなり、


下落トレンド継続


となります。


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