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  • 2018/10/08
  • コイン東京編集部

銀行業界のプライベート・ブロックチェーンは過大評価されているー米コインベースCTO

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米国の取引所Coinbase(コインベース)社CTOのBalaji S. Srinivasan氏は、「銀行によるプライベートブロックチェーンの取組みが過大評価されている」、と語りました。

ブロックチェーン業界の過大評価と過小評価

今月5日から7日に開催されたイーサリアム(ETH)グローバルイベントに出演したSrinivasan氏は、「このスペースで最も過大評価されているパートは何か?」と質問されて、以下のように述べています;

「私は常に、懸命に働く企業家を尊敬しています。(しかし)ビットコインやプライベートブロックチェーンではなく、銀行業全体のブロックチェーンの動きが間違いなく過大評価されていると思います。」

「なぜなら、ネイティブなデジタル資産を持たないブロックチェーンは、私が信じるブロックチェーンの利点の多くを欠いているからです。」

「そうしたプライベートブロックチェーンは、プライベートICOのように、10社くらいの企業が合弁企業のようにコンソーシアムを立ち上げ、いくつかの割合でトークンを分け合っている。」

「それで、実際には上手くいくかもしれませんが、私はビットコイン(トークン)のないブロックチェーンの全体のコンセプトはいずれ行き詰まると思います。」

ビットコインのブロックチェーン部分は常に興味深い側面として見られましたが、2014〜2015年までは必ずしも暗号通貨の構成要素として重視されていませんでした。

JPモルガンの元役員であったBlythe Masters(ブライス・マスターズ)氏は、当時、ビットコインの最も価値ある側面はブロックチェーンであり、ブロックチェーンはあらゆる種類の機能に組み込むことができるスタンドアロンの技術であると主張し始めました。

そのアイデアは2016年に成長し、その後、イーサリアムのスマートコントラクト技術によって2017年に過熱しました。ほとんどすべてのブランドがブロックチェーン技術の導入を開始し、そのうちのいくつかは現在生産に入っています。

Srinivasan氏は、ブロックチェーンには一種のトークンが必要だと主張しています。トラストノードの解釈では、おそらく、同氏はデータベースを変更することを困難にする経済的インセンティブを念頭に置いているか、トークンコンポーネントの容易な転送性が最も重要な要素だと考えていると思われます。

なぜかSrinivasan氏のターゲットが銀行業界内のプライベートブロックチェーン(PB)に限定されている理由は明かされていませんが、PBは銀行業界だけでなく多くの業界に広がっています。

一般的な理論は、PBがイントラネットの一種とされ、それがパブリックブロックチェーンに接続することです。それらのPBは、安全な実験環境のようなもので、トレーニング施設で様々なことを試み。その知見を、より安全なパブリックブロックチェーンに転送できます。

さらに、プライベートブロックチェーンは、信頼された複数の関係組織間の調整に役立つと主張する人もいる。しかし、依然として不正な従業員のリスクは伴います。

一方で、Srinivasan氏は、オフチェーンが過小評価されていると言っています。最も重要なパートだけをブロックチェーンに接続して、ほとんどの情報はPostgreSQLのような中央データベースに保存される必要があります。

いくつかのユースケースでは、より信頼できるコーディネート環境が存在するプライベートブロックチェーン上でほとんどのパートを維持でき、その後、最も重要なパートについてパブリックブロックチェーンに接続して拡張できると主張します。

トラストノードは以下のようにまとめています。「このスペースの多くは、機能と限界の認識が拡大し続けているため、革新を続けているため、プライベートブロックチェーンの進化もまた起こりうる。したがって、Srinivasan氏が正しいのか、多くのプライベートブロックチェーンなのか、この段階では明確ではありません。」

プライベートブロックチェーンの事例

・8月に、マイクロソフトは、新たにビジネス向けにカスタマイズされた、マイニング不要なイーサリアム「Ethereum Proof-of-Authority for Azure」を発表しました。「プライベート(クローズド)なコンソーシアムのネットワークでは、ネイティブトークン「イーサ(Ether)」に価値がない」というコンセプトのもと、プルーフオブワーク(PoW)コンセンサスを必要としない、特殊なイーサリアムにアプリケーションを構築できる製品だ。これは、Microsoft Azure上で提供しているサービスとしてのブロックチェーン(BaaS)の一つです。

・8月に、世界銀行は最初のブロックチェーン債券「bond-i」を1億1000万豪ドル(約90億円)起債しました。bond-iは、イーサリアムのプライベートチェーンを採用し、起債から分配、振替、管理まで全てのプロセスをブロックチェーン上で行っている。

・9月に、タイの大手商業銀行カシコンは、「Visa B2B Connect」プラットフォームをテストすると発表。「Visa B2B Connect」は、ブロックチェーン技術を使用して、ビジネス間の迅速かつ安全なクロスボーダー支払いを実現するように設計されたプラットフォームです。グローバル金融サービス会社Visaのオペレーションのもと、プライベート・ブロックチェーン・アーキテクチャとして動作します。


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