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  • 2018/10/10
  • コイン東京編集部

Rain Financialー中央銀行が支援する中東初の仮想通貨取引所が来年ローンチ予定

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ペルシャ湾岸で最初の規制された暗号通貨取引所の立ち上げ準備が進められている。Rain Financial(レイン・ファイナンシャル)社は、バーレーン中央銀行のフィンテック・サンドボックスでの1年間のテストを経て、正式にライセンスを申請した。Rain Financial社は、一般投資家と機関投資家向けの仲介と暗号通貨取引所の2019年初頭の開設を予定している。コインデスクが報じました。

規制された暗号通貨取引所が無かった

バーレーンのサンドボックスには、少なくとも5つの取引所が参加している。サンドボックスは、監督された環境で実験を行う規制プログラムです。その中でも2017年9月に参加したRain Financial社は、最もライセンス取得の可能性が高いとされている。同社は2019年初頭にサービスの開設を見通している。

地元のコワーキングスペースBahrain Fintech Bay社のCEOであるKhalid Saad氏によると、「Rainのユニークな点は、最も進歩しており、サービスの実現性が高いことだ。この地域には、オフィシャルに規制された暗号通貨取引所がありません。Rainが最初の一つになると期待しています。」と述べる。

規制された企業の存在は、石油やガスなど天然資源の豊富な湾岸地域から新たな資本を暗号エコシステムにもたらすと考えられる。現時点では、ごく一部のペルシャ湾岸の居住者のみが暗号市場に正式に参加しているのみだ。

「暗号通貨に関心を寄せる投資家は、適切な規制と適切な場所、適切なパートナーを待っている。当社はそうした機関的なインフラを備えたこの需要を満たすためにここにいる。」とRain共同創設者Badawy氏は語る。

この未開拓市場の可能性に投資する企業は多い(1*)。Rain Financial社は金額を明らかにしないが多くの出資を受けている。またRain社は、暗号通貨ウォレットサービス大手Abra出身のJoseph Dallago氏をCEOに任命しています。

苦戦

ドバイを拠点とする著名なサービスにはBitOasis(ビットオアシス)がある。同社は2015年から、ビットコインの売買を促進してきた。BitOasis(2*)もまた、バーレーンのサンドボックスに参加している。

しかしBitOasisは、個人投資家向けの事業にフォーカスしてきた。一方でRain社は、銀行家から規制当局に向き合い、彼らのサポートを得て、湾岸地域で機関プレイヤー向けのビジネスを目論んでいる。

苦しい事に、クウェートの規制当局は実質的に機関投資家が暗号通貨を扱うことを禁止している。2018年8月に、サウジアラビア通貨当局は、ビットコイン取引について「いかなる組織も個人も許可されない」と主張した。

Rain共同創設者Almoaiqel氏は以下のように語る:
「サウジアラビアの規制当局が主に懸念しているのは、未登録組織についてだ。規制当局の中には、ビットコインの支払いが実際には匿名ではない事、これらを追跡する方法があることを認識していない人々もいます。」

Rain Financial社は数ヶ月間かけて、規制当局に顧客確認(KYC)やマネーロンダリング防止などの基準を教育してきた。欧米の取引所の適用レベルを参考にしたという。結果、Rainは湾岸諸国の法定通貨すべてにおいて、銀行パートナーを確保したという。

「異なる規制当局や様々なパートナーを教育することは、本当に長い道のりでした。」とBadawy氏は語る。

ただ、Rainは幸運に恵まれたという。「バーレーンはこの地域において、先進的で進歩的な規制当局でした。」とAlmoaiqel氏は述べる。また、サンドボックス環境のおかげで、損失を抑え、バーレーン中央銀行に運用方法を示すことができた。

需要の急増

トルコやイスラエルのような中東諸国に比べれば、湾岸地域は暗号通貨の普及は遅れています。しかし、Rain社 CEOのDallago氏は、「湾岸の人々は、しばしば貴金属などのユニバーサルな資産を、欧米の個人投資家よりも重視する傾向があります。」と語る。

「湾岸地域の特性が、ビットコインの特性とマッチするように感じている。この地域には秘められた需要が高い。」

さらに同氏は、「この地域には外国人労働者が多く、送金は重要なユースケースです。」と語る。事実、移民と国外駐在員は、サウジアラビアを除く湾岸諸国の人口の半分以上を占めていると伝えられている(3*)。

しかしながら、このような不安定な規制環境下では、実際にどのほどの需要があるのか判断し難い。ピアツーピア取引所LocalBitcoinsのデータにおいて、9月第2週のサウジアラビアでのビットコイン取引はわずか27万ドル、UAE等の周辺国も似たような数字だ。対照的に、アルゼンチンは同じ週に690万ドルのビットコイン取引を観測している。

一方、多くの人々は湾岸における広範な教育が、この規模を拡大する可能性があると信じています。Rain Financial社の共同創設者(4*)は、バーレーンだけでなくクウェートやサウジアラビアで数々のミートアップを開催している。「ミートアップのポイントは、デジタル通貨のメリットについて、湾岸地域の人々に教育することです」と、Almoaiqel氏は次のように結論づけました。

「私たちの義務は、暗号通貨の詐欺に関するあらゆる否定的なニュースを相殺する事です。」

(1*)Cumberland Mining創業者のMike Komaransky、Bitcoin Coreの開発者Jimmy Song、暗号通貨ウォレットBRDの共同設立者Aaron Lasherなど。

(2*)BitOasis:2017年5月に湾岸地域で、暗号通貨のクレジットカード購入サービスを開始している。

(3*)サウジアラビアは、外国人労働者が900万人、サウジアラビアが1位、アラブ首長国連邦、クウェート、カタール、オマーン、バーレーンがそれぞれ400万人、150万人、110万人、90万人、50万人である。雇用された外国人労働者の総数は、サウジアラビアを除いて、湾岸諸国の総人口の半分以上を占めている。

(4*)サウジアラビアのブロックチェーン・コンサルタントAbdullah Almoaiqel、エジプトの投資家でミートアップ幹事Yehia Badawy、彼らのビジネスパートナーJoseph DallagoとAJ Nelsonと共に共同設立した。



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