先週のブルームバーグのインタビューで、Novogratz氏はまず、Fidelity Investments(フィデリティ)について語りました。
7.2兆ドルの顧客資金を運用するFidelityは機関が要求するグレードの、購入したデジタル資産の安全管理に特化したカストディソリューションを開設することを発表しました。暗号通貨が安全な資産クラスであるかどうかを判断したいと考える世界中の金融機関にとって、カストディにより、暗号通貨への参入に一歩近づくと同氏は主張します。
「機関投資家が暗号通貨に関わるきっかけとなる物の一つは、カストディソリューションであると長い間言い続けてきました…そして、それらは機関を対象とした世界クラスのカストディソリューションが誕生しつつあります…これはチェックすべき事です。」
Novogratz氏は、Fidelityによる動きが市場に好感されるだろうと考えていますが、どれほどのボリュームの関心を集めるか、またどれほどのスピード感でそれを達成できるかについては慎重です。
Fidelityのカストディは、2019年Q1までは稼動しません。その時期が来ても、すぐに投資家が流入するという訳ではありません。最初にFidelityが実績を上げ、カストディチームが経験を積んだ後、さらなる資金が投資されます。
またNovogratz氏は自身の会社がビットコインをロングしていると認めているが、その時期についても慎重です。ビットコインの価格が2018年末に1万ドルを上回らないだろうと語りました。目先のターゲットは6,800ドルと1万ドルの水準を見ているという。「6800ドルをまず取っておかなければならない」とNovogratz氏は以下のように述べています;
「このプロセスで学ぶことの1つは、皆が望むよりも少し時間がかかりそうな事だ。私は年末までに(BTCが)1万ドルを超えるとは見ていません。」
ちょうど先月、Novogratz氏はCNBCに、ビットコインの価格は年末までに30%上昇すると見ていると述べました。同氏はまた、「価格が10,000ドルのレンジに戻れば、機関と年金基金にとってこれに投資する完璧なきっかけとなるだろう。」、と述べました。
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20代男性。都内名門高校卒業後、ベンチャー企業を経てコイン東京へ。二次元好きのセミプロゲーマー、好きが嵩じて仮想通貨やDappsゲーム、ブロックチェーン技術の世界にハマる。ゲーム知見と理数的素養から、最新の技術もカバーしつつ、プロジェクトの情報収集や分析を最も得意とする。
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