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  • 2018/12/02
  • BBOD

ディークレッド(Decred/DCR)の現在価格は【買い】か【売り】か?ーBBODリサーチによる将来性分析

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ディークレッド(Decred/DCR)は【買い】か【売り】か?今後の価格はどうなるのか?
この度は、ディークレッド(Decred/DCR)の将来性について、調査レポートを公開させていただきます。


記事提供:Blockchain Board of Derivatives(BBOD)

1.Decred (ディークレッド)の概要

2.解決すべき問題

Decred(ディークレッド)とは、主にプロジェクト開発のための継続可能な資金供給によって支えられるオープンガバナンスのモデルを利用することで、コミュニティの意見を常に尊重させるオープンソースの分散型仮想通貨です 。
このような原理は、元々ビットコインのパイオニア、特に広く採用されている「btcsuite」のエンジニアから生まれたものですが、やがて彼らはビットコインのプロトコルアップデート実施における非効率で不公平な手段に不満を募らせるようになりました。

そこで、Decredの創設者はこのアプローチの弱点をネットワークに相互的な利益をもたらすためのマイナーとユーザー両者にとって平等な場を作ることで、改善できると確信しました。よって、Decredはビットコインと同様に「価値の保存」あるいは「交換媒体」になる不変通貨である一方で、中央集中型のマイニング企業や主要開発者による影響よりも、コミュニティ参加者にガバナンスを分散させることを優先しています。


2-1.ガバナンス
Decredは、ビットコインのネットワークの設立時から深く根付いたガバナンスのモデルにおける初期ビットコイン開発者の体験に直接的な影響を受けて設立されました。
ビットコイン・コアの開発者とProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク) (PoW) のマイナーがエコシステムの中心に配置されるように設計されたこのようなシステムでは、大規模なアクター(関係者)に大きな権力を割り当てているため、彼らが不採算と見なされたコンセンサスのルールに対する変更や分散化されたネットワークに対する彼らのビジョンに合わない変更を拒否することができました。

これによって、より幅広いコミュニティやビットコインのプロトコル自体に有益であると考えられる変更を実装したい小規模のネットワーク参加者には、最小限の影響力しか与えません。より幅広いコミュニティの手に権力を与えることは、経験の少ない参加者によるアイデアの弱体化につながる可能性があると主張する人がいるものの、分散型ネットワークの究極の目的とは、コミュニティの一人一人のメンバー奉仕することです。

ビットコインではネットワークにおける実際のユーザーの意見を無視する一方で、権力のある中央集中化した関係者の間では長期にわたり紛争が発生しているため、明らかに本来の目的に反しています。そして、多くのネットワーク参加者がネットワークを弱体化させる動きとして、根本的に反対している「チェーン分裂」に至る結果となりました。


2-2.資金調達
ビットコインは、2014年まで寄付によって全額資金を調達しましたが、現在ではオープンソースのプロトコル開発に関する報酬はありません。これにより、ビットコインの急激な価格上昇から利益を得たと思われる早期の開発者のみに、資金確保の手段を必要としないプロジェクトで働く余地を残しており、一方でエコシステムへの参入が遅れた他の開発者を除外しています。

つまり、開発者がビットコインのプロジェクトに貢献するための経費を請求することができるシステムがないため、多くの優秀な開発者の参加を除外し、意思決定の権力を一元化しているのです。


2-3.マイニング
ビットコインを作成するために実装されたPoWプロトコルは、プロジェクトが開始されて以来、大規模なネットワークの乗っ取りは発生しておらず、長年にわたり非常に堅牢であることが証明されています。

ただし、計算問題がより複雑化するにつれて、状況が変わるかもしれません。マイニングの競合に遅れをとらないためには、すでに非常に高価な計算ハードウェアを継続的に改善することが必要になるでしょう。例えば、近年Bitmainのような中央集中型の大企業がビットコインの大部分をマイニングしていることからも、この影響が起こり始めているのが分かるはずです。

このような大企業が利益を得て成長し続けると、51%以上のネットワークが1つの中央集中型の参加者によってマイニングされる可能性がより高くなります。結果これが達成された場合は、このような中央管理された権力が、分散型で閲覧に抵抗する「不変の通貨」という考え方に完全に反して、ビットコインのプロトコルのアップデートを閲覧して実装することができるようにします。

3.Decredが提供するソリューション


3-1.ガバナンス
ビットコインとは対照的に、Decredはすべて出資者がDecredのブロックチェーンに実装される特定の議題や提案に投票することを可能にし、プロジェクトに関する決定に影響を与えることができることを保証します。

Decredの出資者になるためには、独自のトークンであるDCRを所有する必要があるだけです。「開発チームが特定の機能の開発を開始するかどうか」、「すでに完了している機能を導入するかどうか」、さらに「提供された開発補助金をどのように公平に分割するか」などの意思決定に影響力を持つことができます。

このガバナンスのモデルのおかげで、完全に分散されたアプローチが可能となり、いかなる関係者もエコシステムで他者よりも大きな影響を持つことができないようになります。マイナーや主要開発者は、プロジェクトの過半数を占有していないため、出資者の意思決定を尊重しなければなりません。

これにより、すべての参加者の建設的な懸念とニーズを含めるため、より有機的な成長戦略が可能になります。結果として、Decredは、2017年6月に自動ユーザー投票承認に基づいてブロックチェーンの変更を実装する初の仮想通貨になりました。さらに、コミュニティ主導型のアプローチのおかげで、 Decredがビットコインより前にライトニングネットワークをサポートし、ブロックチェーン膨らみを避けるために一定期間後にトランザクションを終了させ、他のほとんどのブロックチェーン、特にビットコンのブロックチェーンよりもはるかに早くコンセンサスの変更を実装することができました。

つまり、Decredにおけるガバナンスのモデルによって、すべての出資者が無視されることなく、意見を言うことができるようになり、プロジェクトに投資したすべての人が参加して将来の発展方向に影響を与えることができるという公平なエコシステムを作成した点では、ビットコインのモデルよりもはるかに優れています。


3-2.資金調達
ユニークなことに、Decredのブロックチェーンはマイナー手数料の一部を開発資金に割り当て、プロジェクトに貢献したい人に適切に配布します。
この分散型資金調達モデルのおかげで、アイデアがある人は誰でも提案を提出するだけでプロジェクトに貢献することができ、もしそのアイデアが実装される場合、功績に対して報酬を受けます。

このようなアプローチは、ユーザーが提案を提出することができるもののその対価が支払われず、その代わりにその背後にある開発者コミュニティにだけ威信を構築されるというビットコインのようなオープンソースのプロジェクトとは根本的に異なります。つまり、市場外にいる無料で働かない人々を犠牲にするようなほとんど無給のオープンソースプロジェクトよりも、このアプローチはさらに豊富な才能がある人材への扉を開いているのです。

さらに個人はコンピューター科学に基づく必要がない仕事を作ることができます。例えばプロジェクトの繁栄を目的としたマーケティングのように一般的なスキルを適用することができ、その労働に対する報酬も受け取ることができます。最終的には、ビジネス意思決定がプロジェクトを支える幅広いコミュニティの中で分散化され、意思決定の権力を多様な個人に分配し、権限の集中管理をしっかり回避するでしょう。


3-3.マイニング
Decredは、革新的なハイブリッドのコンセンサスシステムがマイナーと出資者両方にとって公平であることをオフセットから保証しました。このため、Proof of Work (プルーフ・オブ・ワーク)(PoW) とProof of Stake(プルーフ・オブ・ステーク) (PoS)のコンセンサスアルゴリズムの両方のバランスを取るProof of Activity (プルーフ・オブ・アクティビティー)(PoA)を実装することを選択したわけです。

この目的のために、ビットコインと同様な目的を果たすPoWマイナーにブロック報酬の60%を、PoW マイナーに対してチェックを行い、重要な決定に投票することができるPoS投票者にブロック報酬の 30%を、プロジェクト開発に参加するコミュニティに与えるインセンティブ資金にブロック報酬の10%を分配します。

通常、 計算インフラに多額の資金を費やしたPoWマイナーは、より少ない財政手段でPoW マイナーが行った作業をチェックするネットワーク参加者のPoSワーカーの導入によって、ネットワーク上に極度の制御を行う必要があります。
PoW マイナーからPoS ワーカーまでに権力を拡散させることで、結果としてネットワークの乗っ取りが起こる可能性を減らします。最終的には、Decredが分散されたマイニングコンセンサスの仕組みを通して、高価なインフラを所有することで通常巨大な権力を生む人々がネットワークの大部分を占めることができなくなり、 また一方で個人が過度の資金を必要とせずにプロジェクトに参加できるようになります。

4.Decredに対するカタリスト(相場を動かす要因)

【コミュニティ主導型】
Decredの根底にある強みは、「コミュニティがプロジェクトの開発のすべてにおいて強い影響力を持つようにする」という責任にあります。すべての出資者がプロトコルの実装に関して投票できるようにし、プロジェクトを推進したいコミュニティの中にいる人々を支援します。この戦略によって、様々な意見が考慮されるようになり、限られた大規模なアクター(関係者)がプロジェクト開発の方向性をコントロールすることができないようにします。

【パイオニアのチーム】
プロジェクトの背後にあるチームは、現在他の多くの仮想通貨プロジェクトが採用しているビットコイン向けの高評価のオープンソースプロジェクトである「btcsuite」の背後にいるエンジニアです。ビットコインの開発における重要メンバーの数名がいるチームなので、プロジェクトの成功と失敗についてしっかり理解しています。このようにして、 Decredは業界でほぼ見られないような真の分散化を実現するために、ユニークなコミュニティ主導型のアプローチを採用しているのです。

5.Decredが持つリスク要因

【巨匠との競争】
最終的に、もしDecredがより幅広い層に採用されることを目指す場合、ビットコインのコミュニティから離れる必要があり、これは簡単なものではありません。ただし、人々が「当初からビットコインの意思決定がいかに中央化されているか」を理解し始めると、時間とともに簡単になるかもしれません。ビットコインのマイニング活動の51%以上を占めるBitmain のような大企業の事象は、このような理解を促進させることもできるでしょう。

【コミュニティの信用】
Decredはコミュニティ主導型であるため、プロジェクトの最終的な方向性はだれが参加するかによって左右されます。これは分散化の本質であり、制御、中断、検閲されることがありません。一方で、これは仮想通貨エコノミーの内の多くの早期採用者(アーリーアダプター)にとって魅力的であり、進行中のプロジェクトに投資する人々はプロジェクトそのものの根底にあるファンダメンタルズだけでなく、コミュニティの仲間も信用する必要があります。とは言え、今までコミュニティがプロジェクトを推進してきた方向性について疑問を呈することは困難です。

Decred (ディークレッド)は【売り】か【買い】か?結論

《BBOD格付け》
買い占め:中リスクの仮想通貨を低価格で購入するチャンス
(※格付け基準の詳細はこちら)


権力の集中化がますます普及しているように見える市場では、Decredは初期のアイデアである分散化の特徴を維持し続ける数少ない仮想通貨の1つであるようです。コミュニティのメンバーが投票、マイニング、有給の貢献を含めて、様々な手段でプロジェクトに参加することができます。よって、Decredは意思決定者の集中化を避け、非常に知識豊富で才能がある 個人で構成された素晴らしいコミュニティを形成してきました。

このようなコミュニティでの多様な意見のおかげで、中央集中型のアクター(関係者)がプロジェクトの方向性を決めるよりも、はるかに素早くDecredプロトコルの変更を実装するので、プロジェクトがひそかに繁栄することができました。
これは真の分散化が機能していることを示します。 ビットコインがより中央集中化する一方で、このプロジェクトが現在の軌道に乗り続ける場合、Decredがビットコインの直接なライバルになりうる可能性もあります。よって、明らかにDecredは市場が熟するにつれてしっかり見守るべきものでしょう。

BBOD格付け基準
買い:低リスクで購入するチャンス
買い占め:中リスクの仮想通貨を低価格で購入するチャンス
投機買い:より高いリスク許容度を持つ投資家向けのチャンス
保持: さらなるリサーチ結果が出るまで現状レベルを維持する
売り:資産を失う可能性を含む投資


免責条項
BBODリサーチは独立した仮想通貨研究所であり、仮想通貨やブロックチェーン技術に関する総合的で公平な根拠に基づいた研究やレポートを発行することを目的としています。この分析を行うに当たって、報酬(仮想通貨やその他)を一切受け取っておりません。

記事提供:Blockchain Board of Derivatives(BBOD)

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