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  • 2019/01/13
  • 2019/01/13
  • コイン東京編集部

NASAがHyperledger Fabricを使ったフライトデータ管理を提案、2020年ADS-B義務化に向けたソリューション

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米国航空宇宙局(NASA)は、航空機のフライトデータのプライバシーとセキュリティを確保する手段として、ブロックチェーン技術を検討しています。先週、NASAエイムスリサーチセンターの航空コンピュータエンジニアRonald Reisman氏は、ブロックチェーンネットワークとスマートコントラクトが、セキュリティリスクの軽減に役立つと主張する論文を発表しました。

監視システムの義務化に懸念

2020年1月1日から、米国の連邦航空局(FAA)は、航空機に対して身元、位置、その他の情報を公的に放送する新しい監視システム「自動従属監視放送(ADS-B)」の取付けを義務化しました。

この事は利害関係者の間でセキュリティ上の懸念を引き起こした、とReisman氏は述べています。ADS-Bシステムは「これらの航空機の統一されたプライバシーオプションを維持する規定を含まず、偽装、サービス拒否、その他の危険因子について十分に文書化されていない。」という。

民間航空会社は一定のデータを非公開にすることを好むだろう、とReisman氏は書いています。例えば企業スパイ活動の一環としたエグゼクティブの追跡に対抗する場合などが想定されています。

一方、軍用機の交通データについて、国防総省は次のように述べています。「軍用機のデータが開示された場合、DoDの重要インフラストラクチャの脆弱性に晒される。悪用された場合、国防総省の事業、土地、または施設の重大な混乱、破壊に繋がるだろう。」

関連する航空交通データの機密性を考慮すると、機密保持の軍事的必要性は「彼らのADS-Bの採用と使用において重大である可能性が高い」とReisman氏は書いている。

パーミッション型ブロックチェーン

これらの問題に対処するために、Reisman氏はHyperledger Fabric(ハイパーレジャー・ファブリック)およびスマートコントラクトに基づいたプロトタイプ「エビエーション・ブロックチェーン・インフラストラクチャー(ABI)」を提案しています。

例えば、高度、指示対気速度、機首方位などの航空機の状態情報は、プライベートチャネルを介して安全に保たれる一方、航空機の種類、出発地、目的地、提出された経路などの飛行計画情報は承認されたメンバーのアクセス用途にパブリックチャネルで配信できます。

〇ブロックチェーン通信チャネルの概念設計 出典:Air Traffic Management Blockchain Infrastructure for Security, Authentication, and Privacy

提案されたフレームワークは、認証局、高帯域通信チャネルを介して、スマートコントラクトが航空機と地上航空交通管理やその他のサポートサービス間で適切に情報を転送します。Reisman氏は、この仕組みが大規模に経済的にそして急速に展開されると述べています;

「ADS-Bシステムが、現行NAS(全米航空システム)のレーダーベースのシステムと同水準のプライバシーとセキュリティを満たす、または超えるために、“Lighty Permissioned(軽度に許可型)”なブロックチェーンフレームワークの使用を提案します。」

リナックスファウンデーション(Linux)が主導するブロックチェーンフレームワーク「Hyperledger Fabric」は、IBMとDigital Asset社によって開発され、昨年、プロダクション準備完了版のソフトウェア「Hyperledger Fabric 1.0」を正式にリリースしました。パーミッション型のブロックチェーンプラットフォームであるFabricは、企業レベルに設計されています。

ブロックチェーンの技術的改善を模索してきたNASAは昨年2月、イーサリアム・ブロックチェーン技術を利用して、スペースデブリ(宇宙ゴミ)を自動的に検出する研究を支援するため、アクロン大学の教授に33万ドルを提供しました。


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