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  • 2019/01/16
  • コイン東京編集部

スイスの銀行Vontobelがカストディサービスを開始へ、銀行としては世界初か

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2016年以来、仮想通貨関連の投資商品を提供してきたスイスのプライベートバンクVontobel(ボントベル)は、カストディサービスを開始する準備が整っている事を公表しました。

14日の金融メディアFinews.chのインタビューで、同社投資バンキング部門責任者Roger Studer氏は、「私の知る限り、Vontobelはデジタル資産のカストディアンとしての地位を確立している世界で唯一の銀行です」と語りました。

銀行として世界で最初にカストディを提供

Vontobelはさらに、スイスだけでなくグローバル市場で、銀行による最初のカストディソリューションを投入すると発表しました。

「…暗号投資の世界をクライアントに提供することは、2年前に決定しました。当社のカストディの提供は、この方向へのさらなる一歩です。」

2017年の財務レポートによるとVontobelの管理資産は1,122億ドル(約12兆円)で、日本の千葉銀行(14兆円)に匹敵します。2016年にVontobelは投資商品「Tracker Certificate」をスイスの投資家向けに発売して、ビットコインをいち早く「バンカブル資産」にしました。2017年11月には、スイス証券取引所(SIX)でビットコインの短期ミニ先物(少額資金から取引できる商品)を証券取引所に提供し始めました。

伝統的金融市場との懸け橋

Vontobelが運営する「Digital Asset Vault(デジタル資産保管庫)」は、仮想通貨の管理とストレージを専門とするスイスのスタートアップTaurus(トーラス)との提携により実現します。Taurusの共同創設者Lamine Brahimi氏は、「Vontobelとの協力はスイスの金融市場にとって非常に重要です。伝統的な銀行取引と暗号金融という2つの世界を結びつけます。」と述べています。

なお、Digital Asset Vaultという称号は、スイスの仮想通貨ウォレットとコールドストレージ・プロバイダーXapo社の製品名と同じです。

ビットコイン(BTC)の全供給量の7%を保管すると伝えられるXapoは、2018年5月に、約100億ドル(約1兆円)相当のBTCを保管していました。Xapo社のビットコイン保管用データセンターは、スイス軍秘密基地跡地に構築されています。

〇Xapoのコールドストレージ

銀行によるカストディ

機関投資家や個人投資家に市場の開放を試みる複数の企業が集まるスイスでは、仮想通貨のバンキング分野も充実しつつあります。12月にスイスの金融市場監査局(FINMA)は、新たに「フィンテック・ライセンス」のガイドラインを公表。ライセンスを取得するスタートアップは、最大1億ドル(約1億スイスフラン)の「パブリック預金」を受け入れる事ができるようになりました。同月、ガスプロムバンクのスイス部門は、暗号資産カストディと取引サービスを開設する計画を発表しました。

昨年、米国Ripple社CEOのブラッド・ガーリングハウス氏は、2019年に起こり得るサプライズの1つに、銀行によるデジタル資産の直接的なカストディ(保管)ソリューションの提供を挙げていました。同氏によれば、銀行は利益主導型の機関なため、デジタル資産や取引所の産業が巨大な利益をもたらすことにすぐに気づくだろうと述べました。


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