スポット市場の取引量は11月に2,410億ドルに達し、12月には1,950億ドルに減少しました。一方で先物市場の取引量は11月の670億ドルから、12月には763億ドルに増加した。シェアは22%から28%に拡大しました。
先物市場の中でも特に、BitMex(ビットメックス)のXBTUSDは、同17.7%の取引量の増加が見られました。それでもなお、BitFlyer(ビットフライヤー)のXBTJPYスワップはBitMexの取引量を上回り、先物市場の50%以上を占めています。
規制された市場(CME,CBOE)は、先物市場全体の2.88%に過ぎません。11月の混乱(ハッシュウォー)の後、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)とシカゴ・オプション取引所(CBOE)のXBTUSD先物取引はそれぞれ45.5%と48%の減少となりました。
BitMexの1日の平均契約量は11月の平均9億6,400万ドルから12月に11億3,000万ドルに増加しましたが、CMEの1日の平均取引量は6,650万ドルに減少しました。CBOEは、同期に1日平均1,065万ドルを処理しました。
BitMEXやBitFlyerの様な、永久スワップの人気が業界全体で拡大し始めています。先月、OKeXは最大レバ100倍のビットコインFX(パーペチュアルスワップ)を発表しました。11月にビットコイン・デリバティブ取引をβローンチしたHuobi(フオビ)は、イーサリアム(ETH)とイオス(EOS)を追加。今月、累計取引高が200億ドルを超えた事を報告しました。HUobi DMのLivio Weng CEOは以下のように述べています;
「これは、Huobi DMが本当にユーザーのニーズに応えているという私たちの信念を確信させます。...これは、現在進行中の弱気相場の中でさえ、当社のプラットフォームが急成長していることを説明しています。」
*永久スワップ(FX、無期限契約、永久先物契約)とは
永久(パーペチュアル)スワップは、先物取引に似たデリバティブ商品ですが、重要な違いは決済期限があるかどうかです。FXには決済期日がないため、自由にポジションを売買できます。一方で先物取引では、決済期日が訪れると強制的にポジションが決済されます。本質的に、先物契約の一種であり、買い手が原資産を購入・売却することはありません。
決済は毎日行われるため、ロングポジションとショートポジションの持ち越し手数料の支払い「ファンディング(資金調達)」が執行されます。GMOコインではレバレッジ手数料、Zaifではスワップ手数料と呼ばれます。先物と違い、数ヶ月毎に期限が切れるわけではないため、取引者は取引手数料を支払って月毎に新しいポジションに入る必要は無く、日々の安価な資金調達フィーだけで済む利点があります。
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