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  • 2019/01/25
  • 2019/01/25
  • コイン東京編集部

米投資会社がリップル(XRP)の代打にステーブルコインを提案|米Ripple社がステーブルコインの安定性を著名戦略家と考察

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23日、米国の国際送金スタートアップRipple(リップル)社は、公式ブログ「Insight」に著名なストラテジスト、トーマス・リー(Thomas Lee)氏をゲストに迎えて、ステーブルコインの特性について考察しました。

一方で22日、米投資会社MultiCoinCapitalのTushar Jain氏は、Ripple社がステーブルコインを製品に導入する利点を主張していました。ステーブルコインを巡って両者は異なる考え方を持っているようです。

ステーブルコインとは?
価格変動の影響を最小限に抑えるように設計された仮想通貨です。ステーブルコインの価値は、トークンに価値を与える原資産に担保されています。米ドルなどの法定通貨が裏付ける型(テザー、USDC等)、イーサリアムや原油などの資産が裏付ける型(Dai、Petro等)、そしてアルゴリズムで管理される型(Haaven等)などがあります。米国の取引所が発行するUSDCやGUSDは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で、トークンとして発行されています。

ステーブルコインでXRPを代用

Shar氏は、サークルコイン(USDC)やジェミニドル(GSUD)の様な、米ドルの価値にペッグされたステーブルコインを、XRPレジャー上で発行する利点を主張しました。技術的に、発行されたトークンはXRP台帳の強みである「3秒のファイナリティ」を以って、銀行間送金に利用できるだろうと考えています。同僚のKyle氏も、市場で米ドル(USD)は、XRP市場よりも桁違いに流動性が高いため、(xRapidが)さらに優れたソリューションになると述べました。


Ripple社のプロダクト「xRapid」は、XRPの流動性プールを利用してクロスボーダー支払いを行うサービスです。金融機関にとって目的地通貨の事前調達の手間を省き、従来のコルレス銀行よりも早く、低コストで支払いを処理することができます。

Ripple社は200社を越える国際的な金融機関と契約を結び、取引機会に恵まれています。しかし、XRPを使用する「xRapid」を導入する送金企業はMercury FxやEuro Exim Bankなど比較的少数です。昨年発行された資料でRipple社は、「デジタル資産としてのXRPの地位に関する(各国の)規制の明確さが得られれば、xCurrent(同社の別のプロダクト)を利用する既存顧客が、xRapidに容易に移行するだろう。」と述べていました。

ツイッターでShair氏は、ボラティリティの高い仮想通貨のXRPよりも、完全に規制された米ドルの準備金に裏付けられた、ボラの低いステーブルコインを利用すると、xRapidの導入が促進されると述べました。

ステーブルコインの安定性

23日、リップル社の広報ブログ(RippleInsight)で、ステーブルコインのトラスト(信頼性)について考察されました。米国の独立調査会社ファンドストラット社のトーマス・リー代表が、ステーブルコインの利点と問題点にフォーカスして説明しています。

リー氏は、ビットコインやその他の不安定なデジタル資産の価格が大きく変動する時期に、ステーブルコインは市場を緩和する役割があると認めました。しかし同氏によると、ステーブルコインには3つの懸念があります。特に、「ステーブルコイン」という名前が約束する安定性を保証することは、歴史的に不可能な事が実証されているという。

1、ペッグの問題

ペッグ(裏付け)は人工的な経済環境を作り出しますが、制約の無し広い市場では長期的には持続不可能です。結果的にアンペッグが生じ、歴史的に深刻な混乱が生まれてきました。

例えば、90年代後半、タイバーツを米ドルにペッグさせていたタイ大国が発端となり、アジア金融危機が起こりました。されていました。当時タイの経済成長が鈍化し始め、投資家はバーツが価値を失うと予想して大量にショート(空売り)しました。タイ政府はペッグを維持するために数十億ドルを費やし、結果的にバーツの価値を棄損し、地域全体にドミノ効果を引き起こしました。

2、無作法な市場

市場で人々は、悪用できる抜け穴に気付いたり、闇市場を創設したり、または単に効率的に行動しない場合があります。

〇ペッグ通貨分布図 出典:Economist

米ドルは多くの国でペッグに使用されていますが、米国より安定した政府や中央銀行に支えられるスイスフランやシンガポールドルの方が、優れた選択肢と言えます。しかし「人々がこれを信じる」ので、米ドルは常にデフォルトの選択肢とされてきました。つまり市場では、論理ではなく、むしろ伝統と感情への働きかけが機能しています。

同じことは、仮想通貨市場で支配的なテザー(USDT)にも言えます。テザーは発行量を支える十分な準備金について常に不安視されながらも、長年ポジションを維持しています。

3、安定性に影響を与える要因

リー氏によると、デジタル資産の価値を評価する1つの指標に、「コインに対するトラスト(信頼)」があります。背後に強固なコミュニティがある程、不況期にも価格を維持する可能性が高まります。別の指標は、クロスボーダー決済、消費者決済、その他特定の店頭など、明確なユースケースを持っている事です。ユースケースを持つことで、さらに多くの信頼を築き、その背後にあるコミュニティの拡大につながります。

歴史的に市場経済の不安定な性質に加えて、新興のデジタル資産市場は、その将来予測はさらに困難です。リー氏は、ペッグ、ノーペッグなデジタル資産はどちらも、真の安定性を備える可能性があると指摘しました。


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