JASRACは2018年10月~11月に日本IBMと共同で実証実験を実施し、楽曲の利用・徴収・分配データをブロックチェーンで管理できることを確認しました。2019年夏にはより実際の業務に近い形で2回目の実証実験を計画しており、2020年にも一部業務で本格導入したい意向です。
JASRACの年間の徴収・分配額は約1100億円に上る。1件の楽興く利用で生じる著作権使用料は1円に満たないケースも多く、トランザクションの量で見ると小さめの地銀に相当する規模になるという。
現在は楽曲の利用・徴収・分配履歴をJASRACが保有するデータベースに蓄積している状態ですが、ブロックチェーンを活用するシステムに切り替えることで著作権使用料の流れについて、更なる透明性の確保を目指していく。
一方でJASRACの浅石道夫理事長は「ブロックチェーンさえ導入すればJASRACのような管理事業者が不要になるとの考えは誤解である」として、JASRACが引き続き管理業務を展開する必要性を強調しました。
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