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  • 2019/02/06
  • コイン東京編集部

ステーブルコインの競争が裁定取引の機会を生み出す、ジェミニドル(GUSD)もトレーダーの口座を閉鎖か

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仮想通貨取引所Geminiが発行するステーブルコイン「GUSD」を現金化しようとした時に、口座が閉鎖されたと伝えられています。2つの相対取引(OTC)トレーディングデスクに所属する2名の匿名トレーダーが、コインデスクに証言しました。

ジェミニドル(GUSD)に対する訴え

ラテンアメリカを拠点とするトレーディングデスクのトレーダーによると、彼のアカウントは数百万ドル(数億円)相当のGUSDを現金化しようと試みた直後に閉鎖されました。Geminiは「アカウントのレビューの結果、閉鎖されなければならなくなった。この決定の詳細について詳しく述べることはできない。」と述べたという。

このトレーダーは、ジェミニが提供したディスカウントを利用して、市場コスト以下でGUSDを購入していました。購入時にジェミニのスタッフはトレーダーに、「数百万ドルもの現金化は、ステーブルコインに有害となるだろう。」と警告しました。

次に、米国に本拠を置くトレーディングデスクのトレーダーも、GUSD数百万ドルの現金化を試みた直後に、ジェミニの口座を閉鎖されました。ジェミニ側から口座閉鎖の理由は明かされていません。トレーダーは以下のように述べています:

「多くのプレーヤーが現金化できていない。非常に大きなOTCデスクでさえも。アカウントを持っていても償還の可能性は保証されません。」

ステーブルコイン事業者の頭痛

これらの主張に対し、ジェミニは次の声明を発表しました;

“ジェミニはニューヨークの信託会社です。一部の潜在的な顧客は、当社の強力なコンプライアンスプログラムを通過しない場合があります。これは機能であってバグではありません、そしてこれはジェミニを(他社と)異なるものにしています。我々はこれがいくらかを失望させるかもしれないことを理解しています、しかしこれは将来のマネーの信頼を築くために必要です。“

ジェミニによると、昨年9月のGUSD導入以来、1億3,300万ドル相当を現金化してきたという。一部の顧客は一度に最大4,000万ドル(44億円)を現金化したと主張しています。

この問題は、ステーブルコイン業界の他の企業でも起きています。2018年9月に誕生したパクソススタンダード社もまた、現金化を要請するトレーダーの口座を閉鎖していることが先月報じられました。こうした背景にはトレーダー側のモラルも一つの要因とされています。

先月、パクソスCEOのChad Cascarilla氏はブログで、償還(現金化)申請の度にコンプライアンスチェックを行い、システムが不審な点を見つけた場合に、深く掘り下げ、時には口座を閉鎖していると述べました。閉鎖した口座のほとんどが一定の取引所に紐づき、「友人やおばあちゃん等の名義で不当に登録したアカウント」からの申請を差し止めていると説明しました。Chad氏はまた、PAXをローンチしてから4か月間に2億ドルの償還に応じてきたと述べています。

さらに、パクソスも初期のマーケティング戦略として、自社のステーブルコインPAX(パクソス)を市場レートを下回る価格で一部の仲介者に提供した事を認めています。流動性を獲得する手段として割引(リベート)は有用とされる戦略です。

一般的にこうしたリベートは裁定取引の機会を生みます。1月にメディアThe Blockは、「本来1ドルのGUSDトークンを98セントでジェミニから直接購入して、フオビ取引所で別のステーブルコインPAXと2%の差で交換し、パクソス社で現金化する」、と裁定取引の一例を説明しました。


1月22日、ジェミニのウィンクルボス兄弟は、有名なポッドキャスト「Unchained」に出演して、こうした報道が一部のトレーダーによる動きと、メディアによる過剰な報道に過ぎないと主張しました。


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