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  • 2019/02/11
  • コイン東京編集部

レアメタル採掘のコンプライアンス証明にブロックチェーンを活用、米フォードがIBMと共同でコバルト供給網の労働管理で試験開始

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フォードモーターは最近、IBMプラットフォームのブロックチェーン・パイロットを発表しました。フォードは、リチウムイオン電池用のコバルト調達が人権侵害を支持していないことを検証するためにブロックチェーンを試行しています。

中部アフリカに位置するコンゴ民主共和国(旧ザイール)は、ダイヤモンドやコバルトなどの鉱産資源が豊富な一方、児童労働や危険有害労働が国際問題となっていた。国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルは2017年11月15日、コンゴ民主共和国でのコバルト採掘状況をまとめたレポート「Time to Recharge」で、29社の改善状況をレポートした。

業界を超えた普及を目指す

プロジェクトは、コンゴ民主共和国(DRC)のファーヨウ(華友)社の工業用鉱山で製造されたコバルトにフォーカスしています。ブロックチェーンを使用して、コバルトはサプライチェーンに沿って追跡されます;ファーヨウ鉱山―韓国のLG化学製錬所―米国のフォード工場。

フォード社のパイロットはすでに開始しており、2019年半ばまで実施される予定です。リナックスファウンデーションのハイパーレジャー・ファブリック(Hyperledger Fabric)をベースに、IBM ブロックチェーン・プラットフォームに構築されています。

中国のHuayou Cobalt(華友鈷業)、LG化学(韓国)、RCSグローバル(英国)もまた、ブロックチェーン技術の使用に同意しました。パイロットは、供給網を追跡して、鉱物がOECD(経済協力開発機構)に開発された調達基準に準拠して、倫理的に調達されたかを検証します。

DRCは世界最大のコバルト生産国です。アフリカの国々は世界のコバルト供給量の約60%を採掘していますが、人権侵害の報告はこの地域で成長しているコバルト産業を悩ませています。こうした問題の背景には、コバルト市場の活況があります。コバルトは、スマートフォンや電気自動車などのハイテク製品に使用されるリチウムイオン電池の重要な成分です。ブルームバーグによると、コバルト需要は2030年までに30倍以上に増加する見通しです。

業界標準の従来の方法は、コンプライアンスの検証に第三者による監査に依存しています。フォードとIBMの新しいパイロットは、安全なネットワークと各参加者がリアルタイムでアクセスできる不変のデータを作成でき、そのプロセスを合理化します。

これにより、正当な金属ディーラーはより大きな市場で原材料を販売できる事につながり、市場プレイヤーの必要条件として人道的な労働条件の浸透が期待されます。パイロットは業界を超えて機能することを目的としており、倫理的で認証された参加者の世界市場として機能するようなシステムの構築を目指しています。

フォードモーターのグローバル購買・パワートレイン事業担当バイスプレジデントLisa Drake氏は、次のように述べています。

「当社は世界的なサプライチェーン全体の透明性に尽力し続けます。ネットワークで他の主要産業と協力する事で、当社の目的は、最先端技術を使用して、自動車用に生産された材料が人権と環境を保護するという当社の責任に合致する事を確証することです。」

同様の取組みとして昨年12月、Overstock.comの子会社tZEROは、コバルト(レアメタルの一種)の取引をトークン化するインフラを構築する目的で、未公開株投資会社であるGSR Capitalと契約した事を発表しました。このプロジェクトは、2億ドル相当のコバルトをトークン化することを目的としています。


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