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  • 2019/04/17
  • コイン東京編集部

オランダING銀行のブロックチェーンチームがゼロ知識証明(ZKP)活用に「bulletproofs」を加える-仮想通貨ニュース

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オランダの銀行で世界的な総合金融グループING銀行のブロックチェーンチームは、プライバシー技術「bulletproofs(防弾)」をテストしています。最近のリリースで、オープンソース開発プラットフォームGithub「ing-bank」の「ゼロ知識証明(zkproofs)」リポジトリにbulletproofsを加えています。

ING銀行の「ゼロ知識証明(ZKP)」の模索

ING銀行は、機密性の高いクライアントデータの漏洩を避けるため、ブロックチェーンについてプライバシー性を重視しています。

INGが模索している技術は、「ゼロ知識証明(ZKP)」です。ZKPは、秘密自体を明かさずずに秘密の所有を証明する技術です。この1年、INGはZKPの変種を調べてきました。例えば、隠された数字が特定の範囲内にあることが証明される「Zero-knowledge range proof(範囲証明)」や、特定のセット内で英数字データを検証できる「Zero-Knowledge Set Membership(ZKSM)」があります。それぞれ、給与確認や、住所証明等の利用が想定されています。

ZKPの課題は、大量の計算量を消費するため、ブロックチェーンを重く・スロウにする場合がある事です。そのため、INGは現在、ゼロ知識証明(ZKP)技術の一つとして、「bulletproofs」を模索対象に加えました。

bulletproofs技術は、ゼロ知識範囲証明(ZKRP)に対してより効率的なソリューションを提供するために2017年に提案された、ブロックチェーン用のゼロ知識証明(ZKP)技術の一つです。考案者には、スタンフォード大学、ロンドン大学、およびスタートアップBlockstreamのハードコアな暗号技術者が参加しています。

INGブロックチェーンプログラムの世界的責任者Mariana Gomez de la Villa氏によると、bulletproofsは他の範囲証明と比べて10倍速いという。

また、これらの証明スキームをまとめて使用する事で効率が上がります。Villa氏は、暗号資産交換所での範囲証明の使用例を説明しました。同時に複数の顧客が資金の出金申請を受けた場合、範囲証明を使ってすべての出金対応に十分な資金を持っているかを確認できます。この場合、「bulletproofsは他の範囲証明より、300倍効率的な解決を可能にします。」とVilla氏は主張します。

範囲証明スキームの適用箇所

INGは現在、証明スキーム技術の適用箇所を模索しています。想定されるユースケースは、欧州連合の一般データ保護規則(GDPR)に関連した場所にあります。例えば、ZKSMで個人がEU加盟国のいずれかに属しているか、情報を開示することなく証明できます。

Villa氏によると、INGは、トレードファイナンスのブロックチェーンのテストへZKPの適用についても検討しています。

「開発者がユースケースを見つけるのに役立てるため、(Githubに)ZKPショップ全体を立ち上げ、当社が保有するオープンソースプロジェクトをどのように活用できるかを模索しています。」

将来的に、ING銀行が提携している分散元帳ネットワーク技術が含まれる可能性があります。昨年11月、INGは他の4つの欧州銀行と、R3が開発したCorda(コーダ)プラットフォームで、短期債券のライブトランザクションをテストしました。

ING銀行は、ZKP技術の質の高さを証明するために、仮想通貨ジーキャッシュの開発チーム、Blockstream社、QEDIT社とともに、毎年開催されるZKProof Workshopに参加します。


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