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  • 2019/05/06
  • 2019/05/06
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

ビットコインで国債を購入、トークン化証券取引所「Currency.com」が正式ローンチ

ベラルーシに本拠を置くトークン化された証券取引所Currency.comは、今年1月からのベータ版を経て、正式にサービスをローンチしました。世界中の個人投資家と機関投資家の両方は、1,000種類のトークン化された証券を取引できるようになります。(米国およびFATFリストに含まれる国は除外されます。)


ビットコインで国債を購入

このプラットフォームで、投資家はトークン化された金融商品に直接投資して、取引できます。支払いはフィアット(EUR、USD、BYN、RUB)、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)で行われます。

Currency.comの1000種類以上のトークン化された商品は、「世界の株式、指数、コモディティなど一般的な金融商品」の市場価格を追跡しています。

TechCrunchによると、同社はこのほどトークン化されたベラルーシ国債も上場しました。今後さらに国債や社債を追加する予定です。Currency.comのIvan Gowan CEOは以下のように述べています;

「トークン化された証券は、投資家の仮想通貨の使用方法を完全に変えるだろう。株価にリンクさせることで、ビットコインとイーサリアムの保有者が伝統的な金融市場にアクセスする具体的な方法が提供されます。…例えば、ユーザーはナスダックのアップル株のパフォーマンスを反映したトークンを購入できます。」

これまで一般投資家にとってアクセスが困難だった債券市場は、株式市場よりもはるかに大きく、トークン化できる債券および証券は数兆ドル規模に及びます。また、伝統的に国債は現金と並んで最も安全な資産とされ、より有利な金利を提供します。

さらに、リスク調整後リターンとデフォルトリスクは、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)とは異なります。債券をトークン化することで、一般投資家はボラティリティのより少ない市場にアクセスでき、通常の株式市場と同様に資産を運用できます。

Currency.comはPCとスマートフォンアプリ(iOSとAndroid)で利用可能です。

規制された取引プラットフォーム

Currency.comの技術的な基盤は、FCA(英国金融行動監視機構)とCySEC(キプロス証券取引委員会)に規制された姉妹プラットフォームCapital.comが提供しています。

ウェブ・モバイル上で利用可能なAI対応の取引プラットフォームを提供するCapital.comは、クライアントの取引バイアスを検出し、パーソナライズされたスマート・トレーディングを提案します。

発表によると、Currency.comは1月15日のベータスタート以来、すでに5,000人のユーザが利用しており、月間2000万ドルの取引量が発生しています。また150,000人が待機リストに登録しています。


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