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  • 2019/05/08
  • 2019/05/08
  • コイン東京編集部 ritz

アリババ系アント・ファイナンシャルがゼロ知識証明技術のイスラエル企業QEDITと提携

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7日、イスラエルのブロックチェーンセキュリティ会社QEDITは、アリババ傘下のフィンテック企業アント・フィナンシャルとの提携を発表しました。アント・ファイナンシャルは、顧客向けのブロックチェーン・プロダクトにQEDITのゼロ知識証明(ZKP)技術を導入します。

また、QEDITは、MizMaa Venturesが主導した1000万ドルのシリーズA投資ラウンドを終了しました。この投資ラウンドは、アント・フィナンシャルやRGAX、メロンキャピタル等各社が参加しました。QEDITはこれまでに9300万ドルのシードラウンド、100万ドルの助成金と今回の合計で1,400万ドルの資金を調達しています。

アント・ファイナンシャルとQEDIT

QEDITは、分散ネットワークで資産を転送する際に、ゼロ知識証明を使用して機密性を確保する事にフォーカスしたエンタープライズソリューションを提供します。

QEDITはアント・ファイナンシャルとのパートナーシップにより、金融部門全体に拡大できます。アント・ファイナンシャルはすでに、有力な決済およびライフスタイルプラットフォームであるアリペイを使って包括的なグローバル金融サービスを提供しています。

アント・ファイナンシャルのゼネラルマネージャーであるGeoff Jiang氏は以下のように述べています。

「アント・ファイナンシャルは、データのプライバシーとセキュリティを保護するというQEDITと共通のビジョンを共有しています。強固なプライバシー対策は、より広範な金融セクターの継続的な発展にとって重要です。」

イスラエルを本拠とするQEDITのジョナサン・ローチCEOは、同社が構築した「The ZKP schemes」がほとんどのエンタープライズブロックチェーンと互換性があり、アジアでプレゼンスを高めていると述べました;

「当社はアジアの大手プロバイダーに製品を提供し続けています。そのうちの1つが、世界最大のフィンテックであるアント・ファイナンシャルです。私たちの製品は彼らのブロックチェーン製品と互換性があります。」

ローチ氏によると、アント・ファイナンシャルはQEDITとブロックチェーンの実際の取り組みを開始しています。

企業向けZKP(ゼロ知識証明)

アント・ファイナンシャルに加えて、ソフトウェア大手VMWareとグローバル再保険会社リインシュアランス・グループ・オブ・アメリカの子会社RGAXも、QEDITのZKPを導入します。

そもそもZKP(ゼロ知識証明)は、秘密自体を明かさずに秘密の所有を証明する技術です。チェーン上で販売されたものを公開することなく、資産の所有権を譲渡できます。

ZKPソリューションはブロックチェーン業界では目新しいものではありませんが、QEDITは特にエンタープライズのユースケースに焦点を絞っている点でユニークです。

ローチ氏によると、基本データにアクセスすることなく個人が特定の課税範囲に適合を証明する方法を、パブリック版のイーサリアム・ブロックチェーンで実証しました。BNPパリバとの貿易金融の担保管理に関する概念実証(PoC)では、トレーダーが同じ担保を使用して2つの異なる銀行から二重に資金を調達する詐欺行為を防ぎました。

「銀行は、個人情報に関して共同作業できないため、担保が他の金融に既に計上されているか知る術がありません。私たちは、担保が一度使用されたかどうかを、クライアント情報を共有する必要なしに銀行がチェックできるブロックチェーン・システムを証明しました。」

アント・ファイナンシャルとVMWareの様なネットワークが複数のクラウド環境で運用されている場合、QEDITのZKPは選択したクラウド外に機密情報を開示せずに、ブロックチェーンをクラウド展開します。

「コラボレーションのバックボーンとしてエンタープライズ・ブロックチェーンを採用している業界がますます増えています。そこでは、競合他社が同じネットワークに参加しています。アント・ファイナンシャルとVMwareのエンタープライズ・ブロックチェーンスタックへの統合により、顧客はサービスとしてのブロックチェーンプロバイダを選択し、デフォルトでQEDITのプライバシーレイヤー・ソリューションを含めることができます。」

保険の分野では、保険会社間の情報の非対称性を悪用して同じ損失またはイベントについて複数の保険金請求を行う類の詐欺を検出できる。

しかし、ZKPには計算量が膨大で、ブロックチェーンのパフォーマンスを犠牲にする欠点があります。QEDITはゼロ知識証明のスケーリング問題に対して、証明を並行して生成できるスケーリングメカニズム「証明連鎖(Proof Chaining)」を考案しました;

「証明を取得し、それをより小さな断片に切断してから異なるマシン上で並列化て、拡張可能な方法で処理できます。」とローチ氏は語る。

QEDITは、世界中の企業に販売できるようにZKPの実用化と標準化に努めています。


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