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  • 2019/05/10
  • 2019/05/10
  • コイン東京編集部

Binanceはビットコイン・ブロックチェーンのリオーグ(巻き戻し)が可能だったのか?

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7日に、ハッキングで7000 BTCを奪われた仮想通貨取引所Binanceのジャオ・チャンポンCEO(以下CZ)は、ビットコインのブロックチェーンのリオーグ(巻き戻し)を示唆して物議を醸しました。最終的に、CZはこの選択肢を断念したが、果たしてビットコインのリオーグ(巻き戻し)が可能だったのか、そしてその影響について精査されています。

リオーグとは

Bitcoinフォーラムによると、「ブロックチェーンの再編成(リオーグ)は、1つのチェーンが作業中のチェーンより長くなったときに発生します。新しいチェーンに含まれていない古いチェーンのブロックはすべて孤立(オーファン)ブロックになり、そのツリーは無効になります。無効になったブロックの報酬コインを使用した取引も無効になります。」

ハッキング被害後のAMA(質問会)で、CZはブロックチェーンの再編成(リオーグ)により、盗難を無効にする可能性を指摘しました。そのためにはまず、分散元帳で取引を検証・記録するマイナーに、本来の採掘報酬以上のBTCを支払って51%を確保します。そして、意図的に第2のチェーンを作成し、ハッカーの取引を記録した古いチェーンを無効にする必要があります。単に盗難額が非常に大きい時、関係するすべての人にとって経済的に理にかなっています。

ビットコイン(以下Bitcoin)の歴史上、いくつかのリオーグの前例があります;

2010年8月15日:BTC台帳上のインフレバグ(Value Overflow / Integer Overflow Bug)により、ブロック74638のトランザクションに、合計2億8,400万BTC以上のアウトプット値が含まれました。この数字は、2100万BTCの発行上限を大幅に上回ります。バグ修正のために新しいバージョンのBitconソフトウェアが公開され、ブロックチェーンが分岐され、ブロック74691で新しい有効なチェーンが古いチェーンを追い越しました。古いチェーンの53ブロック後でした。この際は、少数のマイナーだけで解決しました。

2013年3月11日:Bitcoinがバージョン0.7から0.8にアップグレードされたとき、チェーンが2つに分割され、25ブロック続きました。この際、すべての主要なBitcoin開発者とマイニングプール事業者が「bitcoin-dev IRC」チャンネルで協議しました。結局、バージョン0.7までチェーンが巻き戻されて、10,000以上のトランザクションに影響を及ぼしました。

0.7フォークへの切り替えが可能だったのは、Bitcoinネットワークのハッシュパワーの70%以上が少数のマイニングプールとASICマイナーによって制御されていたためです。彼らは速やかに、ダウングレードしました。リオーグは、ウォレット事業者にも通知されました。BitcoinStore、BitPay、SatoshiDice、MtGox等の企業のほとんどは、二重支払い攻撃から身を守るために入出金を停止しました。

バイナンスはリオーグできたのか

news.bitcoin.com/bitcoins-software-has-been-rolled-back-before/

2019年に、上述したような組織的な51%攻撃によるリオーグは、非合理的と考える声は多くあります。2013年当時でさえ、集中化を懸念してリオーグに反対するコミュニティは既に存在しました。

7000 BTCのハッキングを受けたBinanceのCZは、Bitcoin開発者の提案をきっかけにリオーグを検討したと述べました。

一方で、別のBitcoin開発者であるJimmy Songは、リオーグがどれほど高くつくかをツイッターで概説しました。


「58ブロック(BinanceからBTCを奪った取引、現在まで)のリオーグを行う場合、
最小費用:58 * 12.5 btc = 725 BTC(全マイナーが、プランに合意した場合)」

Song氏によると、実際にCZがリオーグするには、24時間(144ブロック)かかります。他の人は、少なくとも75%以上のハッシュが必要だと示唆する人もいます。

8日のブルームバーグで、ギャラクシー・デジタルのマイケル・ノヴォグラッツCEOは、以下のように述べています;

「理論上、戦略は成功する。51%以上のハッシュを得るためにマイナーと共謀して、過去の取引の変更を企てることは可能です。...マイナーが協調するインセンティブを提供する報奨金が掲示された場合、Bitcoinの信頼の基盤を揺さぶる可能性があります。」

コーネル大学の准教授Emin Gun Sirer氏は、ビットコインの「不変性は弱い」、そしてロールバックは完全に可能だ」と述べました。それは「少数のマイナーの発言に完全に依存している」という。

ボストンの投資会社Castle Island VenturesのパートナーNic Carter氏は以下のように述べています。

「実際、Bitcoinの価値提案は、マイナーが共謀しないという事実に依存している。もし彼らが容易に調整できるのならば、選択的に検閲、無効化、または取引を阻止できる。取引を取り消すためのリオーグが主流になれば、人々はBitcoinの大規模な取引決済能力に自信を失うだろう。」

Binanceのハッキングニュースでビットコインは一時3%下落しましたが、その後回復しました。コイン相場によると、1BTC=674,546円、前日比2.89%増を推移しています。


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