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  • 2019/05/13
  • 2019/05/13
  • コイン東京編集部

【BCHハードフォーク】シュノア署名実装がBitcoin Cashを「優れたグローバル通貨」に近づける

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ビットコイン・キャッシュ(BCH)は5月15日に予定するハードフォークする予定で、次のアップグレードに向けて着実に準備しています。BCHブロックチェーンは、毎年2回(5月と11月)機能を更新します。今回のアップグレードは、「Schnorr signatures(シュノア署名)」と「Segwit Recovery(セグウィット・リカバリー)」という2つの実装が計画されています。
Coindanceより

シュノア署名

今回の目玉は、シュノア署名の追加です。シュノア署名は1989年にC.P.Schnorr氏に考案された暗号方式で、スケーラビリティとセキュリティの向上に貢献すると考えられています。これまで、多くの暗号技術者がシュノアをECDSAよりも洗練された方式であると認識していましたが、特許取得済技術のため使用できませんでした。特許が期限切れになったため、利用可能になっています。

暗号通貨の取引を成功させるには署名が必要です。トランザクションの最大部分を占める署名は、必然的にブロックチェーンのブロック内のスペースを占有します。ビットコインキャッシュは現在、ECDSA(楕円曲線公開鍵暗号)署名を使用しています。

シュノア署名は、複数の署名を個別に検証する従来の形式よりも、集約した署名を使用してバッチ検証でき、トランザクションサイズを縮小しますーマルチシグ・アグリゲーション。仮に、3つのアドレスから単一のアドレスにトランザクションを送る場合、現状は3つのトランザクションがそれぞれ署名を必要とします。一方、シュノア署名はこれを一つの署名で対処するソリューションです。

グループ化によって同じ暗号証明が使用され、ブロックチェーンのストレージと帯域幅が削減されます。シュノア署名の64バイトに対してECDSAは70〜71バイト、平均トランザクションは4%小さくなります。

〇通常の署名
〇シュノア署名 出典:medium.com/@SDWoute

プライバシー、その他の利点

シュノア署名の別の利点は、プライバシーの向上です。シュノアにより、複数の当事者がそれぞれの公開鍵すべてに有効な単一の署名を作成できます。そのプロパティ、キー・アグリゲーションは、トランザクションの署名者が匿名になることを意味します。

BCH開発者は、従来のECDSA署名のオプションとしてシュノア署名方式を追加しています。
ウォレット開発者にとっては変更を実装する利点があります。シュノアがウォレットに提供する利点は以下のようなものがあります。

・自動リプレイ・プロテクション
・通常の支払いとして隠された共同決済
・通常の支払いとして隠されたアトミックスワップ
・ライトニング・ネットワークのペイメント・チャネルの利用(Poon-Dryja)
・複数の当事者が関与する未承認取引のチェーンを保護する(レイヤー2)

シュノア署名を実装すると、さらなるアップグレードの基盤となります。例えば、パブリックシグ・アグリゲーションが導入されると、より複雑な導入と共にストレージと帯域幅を20〜25%削減できる可能性があります。そうすると、プログラマーは複雑なスマートコントラクトを設計できるようになります。

セグウィット・リカバリー


シュノア署名は、セグウィット(Segwit=隔離された署名領域)の実装が前提条件となります。セグウィットは署名データの一部をWitnessという領域に移して保存するプロトコルで、ビットコインは2017年8月に実装していました。

2017年8月にビットコインから分裂して誕生したビットコインキャッシュは、セグウィットを備えていないため今回のアップデートで実装する必要があります。

基本的に、ビットコインキャッシュ(BCH)はシュノア署名により、ウォレット開発の促進、その先のユーザーエクスペリエンスの向上が期待されます。

シュノア署名を使用するトランザクション数が増加するにつれて、BCHネットワークはより速く、よりスリムで、より効率的になり、優れたピアツーピアトランザクションの実現に役立ちます。


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