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  • 2019/05/21
  • 2019/05/21
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

米SEC、VanEckのビットコインETF審議の延長を発表、価格操作について詳細な質問を設定

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20日、米国証券取引委員会(SEC)は、今年初めにCboe BZX ExchangeとVanEck / SolidXに再提出された現物拠出型ビットコインETF(上場投資信託)の規則変更案の承認判断を再び延期しました。

規制当局は、決定をさらに90日遅らせて8月19日に延期する権利を行使しました。文書は、国内取引所における「詐欺的で操作的な行為や慣行の防止や投資家保護」等の懸念を指摘して、その決定を裏付けています。

仮想通貨の分野で著名な弁護士のJake Chervinsky氏は「最終期限は10月18日まで、あと1回延期される可能性がある。」とツイートしました。


価格操作について14分野の質問

今回は特に、5ページに渡り14項目からなる質問が列挙されました。SECは当規則変更案の支持者に、パブリックコメント(書き込み、Eメール)やデータの提出を求めています。質問項目は以下の通りです;

1~2、既存市場の価格操作に関する質問。ビットコイン先物市場の取引は、価格に最も大きな影響を与えるか?証券を操作しようとする人が、ビットコイン先物市場で取引する合理的な可能性があるか?ビットコイン先物市場と現物市場の関係性。どれくらいのサイズから他方の価格に大きな影響を与えるか?適切な取引所の監視状況、(操作を防ぐ必要十分な)取引量はどれほどか?等。

3~4、先物価格をトレースする類の既存のETFとの違い。主に価格操作の可能性に関する質問。午後4時のインデックス値に基づいてNAV(純資産価値)を決定する事について、どう思うか?NAVまたは証券を操作する機会を生み出す可能性があるかどうか等。

5~9、「MVIS Bitcoin OTC Index (“MVBTCO”)について、インデックスを構成する各OTCプラットフォームについての意見。OTC市場の参加者の成熟度、数、流動性、サイズについてどう思うか?OTC市場のNAVへの影響についてどう思うか?MVBTCOの価格メカニズムは妥当か?等。

10、Cboeは、ジェミニ取引所と包括的な監視共有契約を締結しており、他のビットコイン市場と同様の契約を確立するために取り組んでいる。ジェミニの取引量は大きいのか?価格操作を試みるアクターが、ジェミニで何かを行える可能性はあるか?等。

11、ビットコインの性質に関する質問。他の商品(コモディティ)よりも、ETPの原資産が操作の影響を受けにくいとの主張は妥当か?「ビットコイン取引の地理的多様かつ継続的な性質により、ビットコインの価格操作は困難で、ひどく費用がかかる」という主張は正しいと思うか?等。

12~14、ETF承認による機関投資家と一般投資家の関係について。端数を販売するような派生商品が出現する可能性はあるか?最低単位100株は妥当か?ETFへの保険は原資産(BTC)トレーディングに影響するか?等。

VanEck / SolidXのビットコインETF

本ETF「SolidX Bitcoin Shares」は資金管理会社VanEck(ヴァンエック)と、ブロックチェーン・スタートアップSolidX(ソリッドX)によって組成され、シカゴ・オプション取引所の子会社Cboe BZX Exchangeでの上場を目指しています。

VanEck / SolidXの提案は1年前に提出されましたが、1月に米国政府機関の閉鎖の影響を受けて、提案を取り下げました。Cboeは1月下旬にこの提案を再提出し、2月20日に連邦官報に登録されました。3月末に、SECはこの判断期間を延長し、5月21日を期限に設定していました。

この証券はビットコイン先物契約のパフォーマンス(ベンチマーク先物契約)ではなく、背後でビットコインの現物を保持します。そのためSECの承認が得られれば、新たな資金がビットコイン現物に費やされ、より流動的な市場を形成すると期待されています。


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