ドイツの経済学者Holger Zschaepitz氏によると、5月15日付のJJPモルガンの顧客向けノートは、「ビットコイン(BTC)は本源的価値を超えて取引されている」と述べています。本源的価値は、1 BTC当たりの推定製造原価、つまり採掘コストだと示唆されています。
JPモルガンは、ビットコイン(BTC)をコモディティとして扱い、推定ハッシュ(計算能力)、電気代、ハードウェアのエネルギー効率などを使って「製造原価」を算出しています。同社の試算によると、BTCは現在、損益分岐点の2倍の価格で取引されています;
「過去数日間で、ビットコイン(BTC)の実勢価格は限界費用を超えて急激に移動しました。実勢値と本質的な価値の乖離は、2017年後半の急上昇の時と似ている。当時、この乖離は主に実勢価格の低下によって解決されました。」
JPモルガンはまた、「BTCが壮大に上昇する時は、いかなるファンダメンタルズからも切り離され、誇大宣伝に裏付けられた時だ。」と記した。しかし、ストラテジストはまた、以下のように留意しました;
「仮想通貨の本源的価値を定義することは明らかに困難です。確かに、基本的な価値はないと主張するリサーチャーもいれば、現在の価格を大幅に上回る公正価値を主張する者まで、さまざまな見解があります。」
JPモルガンは歴史的にビットコインに否定的でした。彼らはBTCが最終的に1,260ドルまで急落する可能性があると述べ続けています。JPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは、BTCを「詐欺」および同様の「侮辱」とさえ表現しました。
JPモルガンとは対照的に、ビットコイン(BTC)の本源的価値が高騰していると論じるアナリストもいます。
ビットコインに強気で有名なファンドストラットのトーマス・リー代表は、ビットコインは歴史的に、その本源的価値の約2倍で取引されると主張しています。
最近、Interchangeの共同創設者ダン・ヘルド氏は、「現在のエコシステムのファンダメンタルズとインフラストラクチャは、2017年や2018年よりも遥かに強力で、採掘費は増加傾向にある」と報告しました。
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