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  • 2019/06/19
  • 2019/06/19
  • コイン東京編集部

フェイスブックの「Libra」ブロックチェーンの基本的な特性、ガバナンス

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フェイスブックが公開した「Libra」のホワイトペーパーでは、ネットワークの運用構造について概説されています。Libraは26億人のフェイスブックユーザーの利用に対応するために設計されています。

Libraブロックチェーンは、既存のブロックチェーンと類似した特徴がいくつかあります。例えば、独自のプログラミング言語と仮想マシン「Move」を有し、イーサリアムのアカウント、ガス、スマートコントラクトモデルを採用しています。

Libraブロックチェーンの5つの特徴

1. ビットコインのように、個人情報との紐づけが不要

Libraブロックチェーンには匿名性があり、ユーザーは実世界の本人とリンクされていない1つ以上のアドレスを保有することができます。ユーザーは、複数のキーペアを生成することによって複数のアカウントを自由に作成できます。同じユーザーによって管理されているアカウントには、互いに固有のリンクはありません。

2. Hyperledgerのような許可型のブロックチェーン

Libraは、「許可型のコンソーシアム・チェーン」としてスタートし、5年を目途に「非許可型」への移行を目指します。これは、バリデータノートとして許可されたエンティティのみが参加できます。当初、Libraの合意形成は、トランザクションを検証し、ネットワーク上でノードを運営する許可された28のバリデータノートに実行されます。

検証ノードとして機能する企業は、初期投資として1000万ドル相当の「Libra Investment Tokens」を発行する必要があり、年間費用は約28万ドルと試算されます。

3. イオスのようにBFT合意プロトコルを採用

Libraはビザンチン・フォールトトレラント性(BFT)アプローチを採用します(HotStuff)。BFT合意プロトコルは、一部のバリデータノード(最大でネットワークの3分の1)で不正や不具合が起きても正常に機能するようにデザインされており、フェイスブックの大規模なユーザーベースに対応する高い取引スループット、低遅延性、エネルギー効率の良い合意形成アプローチを可能にします。

4. Binanceコインのように、鋳造とバーン(償却)が可能

Libra協会はLibraリザーブ(準備金)の管理組織としても機能します。協会はLibraを作成(鋳造)および償却(バーン)できる唯一の存在です。

Libraリザーブの資産は、地理的に分散した投資適格信用格付けを有する管理者からなるグローバルネットワークによって保有されます。リザーブ資産に付与される利子はメンバーに付与され、システムの経費をまかなうために使用されます。ユーザーにとっては、低額の取引手数料が保証されます。

5. イーサリアムと同様に、プログラム可能な通貨

LibraのソースコードはApache 2.0でオープン化されます。そのため第三者開発者がサービスを構築したり、フィードバックを提供できるようになります。

開発者は、コアソフトウェアやデータ構造と通信して、ブロックチェーンの投票権のないレプリカを作成したり、Libraで定義されたオブジェクト(スマートコントラクトやウォレットなど)に関連付けられたコマンドを実行できます。Libra設計者は、すべての操作にガス(手数料)としてLibraを支払う必要があります。なお初期段階は、開発の可用範囲が制限されます。

ガバナンストークン「Libra Investment Tokens」

スイスにLibra協会が設立されています。協会の目的はLibraネットワークとリザーブのガバナンスの枠組みを提供・調整することです。

協会の運営を担う評議会は、バリデータノードの代表者によって構成される他、様々な地域に拠点を置く多様な企業、非営利組織や多国間組織、学術機関も含まれます。

評議会に参加する「創立者」には、決済ネットワーク(Mastercard、Visa)や、インターネット大手(eBay、Lyft)、そしてブロックチェーン企業(Xapo)、ベンチャーキャピタル(Andreessen Horowitz、Thrive Capital)等が含まれています。フェイスブックは、開設時点で100の創立メンバーを集める予定です。

Libra協会は独自のセキュリティトークン「Libra Investment Token」を発行することで、ノード運用者へのインセンティブ・プログラムに資金を提供し、運用コストをカバーする方法を採ります。

また、メンバーは、「Libra Investment Tokens」でネットワーク上のガバナンスへの投票権を有します。

誰でもサービスを構築できる

Libraブロックチェーンは将来的な分権化を目指しており、許可型か非許可型にかかわらす、誰にとってもオープンなものとして維持される予定です。誰でもLibraネットワークを利用し、その上に製品を構築し、サービスを通して付加価値を生むことができます。ホワイトペーパー公開の意図について、フェイスブックは以下のように述べています;

「このホワイトペーパーは、Libraのエコシステムをサポートする技術基盤を構築するための最初のステップです。初期設計、システムを進化させるための計画、およびこの提案で議論されている現在未解決の研究課題についてのコミュニティからのフィードバックを求めるため、この早期レポートを発表しています。」

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