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  • 2019/06/26
  • 2019/06/26
  • コイン東京編集部 ライター兼トレーダー 佐藤希

IEOとは2019年注目の仮想通貨での資金調達-バイナンスのIEOで17倍の通貨も

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仮想通貨(トークン)を利用した資金調達方法の1つに「IEO」と呼ばれるものがあります。IEOは今後ますます利用されていくことが予想されているので、ここでしっかりチェックしておきましょう。今回はIEOとは何か、どうやって利用されているのかを紹介します。

IEOとは2019年注目の仮想通貨による新たな資金調達

これまで、仮想通貨を利用した資金調達手段としてICO(Initial Coin Offering)が広く用いられてきました。しかし、2019年になるとICOに変わってIEOというものが使われることが増えています。

IEOは今後も広く資金調達手段として利用されることが予想されるので、どんなものなのかチェックしておきましょう。IEO案件への投資を考えている人も、ぜひチェックしておいてください!

IEO(initial exchange offering)の意味

IEOはInitial Exchange Offeringの略で、簡単に説明すると「取引所が行う仮想通貨(トークン)を利用した資金調達」です。

IEOはトークンセール(プレセールやクラウドセール)を取引所が行うものを指しています。これまで、トークンを利用した資金調達の主流であったICOとの違いは以下の通りです。

IEOとICOの違い

これまで頻繁に用いられていたICOは、資金調達したいプロジェクトの開発チームが直接トークンを発行し、セールを行います、そのため、スキャムと呼ばれる詐欺コインが大量に発行されるなどのデメリットがありました。

それによって黎明期より資金が集まりにくくなり、まともなプロジェクトも大きな影響を受けています。

そのようなデメリットを解決するために用いられているのが今回紹介しているIEOで、トークンセールを取引所が行うことによって信頼性を高めています。

IEOとICOの違いを一言でまとめると以下の通りです。

IEO(Initian Exchange Offering): 仮想通貨取引所がトークンセールを行う
ICO(Initial Coin Offering): プロジェクト開発者がトークンセールを行う

IEOは取引所がトークンセールを行いますが、トークンを発行するのはあくまでもプロジェクトの開発チームです。発行したトークンをIEOを行う取引所に送付し、取引所が送付されたトークンを販売すると覚えておきましょう。

バイナンスのIEO等主な事例を解説

続いてBinanceやBitMAX、Coinealが実施しているIEOの実例について紹介します。IEOは大手取引所が行うことが多いものの、中小取引所でも徐々に行われるようになってきているので必見です!

バイナンス(Binance)でのIEO

Binanceは大手取引所の1つで、IEOにも積極的です。2019年にBinanceで行われたIEOの一例は次の通りです。

なお、Binanceが実施するIEOに参加するためにはBNB(Binance Coin)を保有していなければなりません、将来に備えて今のうちに購入しておきましょう。

2019年6月時点では、IEO実施日の過去9日間のBNB平均保有量に応じて抽選券が付与されます。平均保有量が500BNB以上で抽選券が最大になるので、あらかじめ十分な量のBNBを準備してください。

また、Binance Launchpadと呼ばれるIEO用プラットフォームを運用しており、これを利用してさまざまなIEOが行われます。今後もIEOを実施していくと発表しているので、大いに期待できるでしょう!

BitTorrent

Binanceで行われた最初のIEOが「BitTorrent(BTT)」です。BitTorrentはP2Pを利用したファイル転送プロトコルで、DAppsの1つといえるでしょう。

トークンセールは2019年1月29日に行われ、開始からわずか15分で完了したことで大きな話題になりました。

セール価格は0.00012USDで、その後Binanceに上場され0.0013USDまで一気に上昇しました。BinanceのIEO第1弾として、大きく価格を上昇させたことで市場から注目され、次回以降のIEOの土台を据えたトークンといえるでしょう。

Matic Network

MaticはDApps(分散型アプリケーション)を構築するためのプラットフォームです。

イーサリアムに実装されているPlasma(プラズマ)を利用してサイドチェーンを実装し、そこでさまざまな処理を行うことによって処理速度を向上させています。

また、イーサリアムと互換性があるため多くのDAppsを動かせ、将来性にも期待できるでしょう。今後、開発ツールやウォレットなども実装することを予定しているので、要注目のプロジェクトです。

なお、MaticのIEOは2019年4月24日に行われ、27日にBinanceに上場されています。Maticは前述のBTTと異なり、上場後に価格が下落したものの、その後は一気に上昇しました。

急騰後はやや値を下げ、2019年6月時点では0.02USD前後のレンジ相場に突入しています。

HuobiでのIEO

HuobiもIEOに積極的な取引所で、2019年6月までに3回のIEOを実施しています。Huobiでは「Huobi Prime」と呼ばれるIEOプラットフォームを運営しており、これを利用してIEOを行う仕組みです。

HuobiのIEOに参加するためには取引所トークンであるHT(Huobi Token)を保有し、IEO実施日から起算して過去30日間の平均保有量が500HT以上にならなければなりません。平均保有量によってIEOに投資できる金額が決まります。

HuobiはBinanceとは異なり先着順で受付されるため、IEOが始まったらすぐに申し込まないと購入できないでしょう。

TopNetwork(TOP)

Huobiが実施した最初のIEOがTopNetwork(TOP)です。TOPはブロックチェーンを利用したデータ共有及び通信サービスを開発するプロジェクトです。

TOPのトークンセールは3回ともわずか7秒で完売し、購入できなかった人も大勢存在しています。なお、Huobiの発表によるとTOPを購入した人は3,764人、参加した人は130,000人です。

なお、価格は4倍以上に上昇したのでIEOは成功したといえるでしょう。

BittrexでのIEO

アメリカを本拠地とする大手取引所BittrexもIEOに参入しています。BittrexのIEOプラットフォームは「Bittrex International」と呼ばれるので、こちらもチェックしてみてください。

Bittrexが実施するIEOに参加するための条件は「アカウントを開設すること」なので、比較的参加しやすいといえるでしょう。

Ocean Protocol(OCEAN)

Bittrexで行われたIEOで最も有名なのはOCEANで、AIに関連するデータを相互交換するためのプラットフォームを開発するプロジェクトです。

OCEANのIEOは2019年4月30日に行われ、価格は0.12 USD、販売量は56,400,000 OCEANでした。

IEO完了後はBittrexに上場され、トレードされています。

IEOが注目される理由-特徴とメリットを解説

次に、IEOが注目される理由について見ていきましょう。IEOはICOのデメリットのいくつかに対応しているので、今後も注目が集まることが予想されています。

IEOでは取引所がプロジェクトを審査する

これまでのICOでは、プロジェクト開発者がそのままトークンを発行し、販売します。したがって、プロジェクトの信頼性や将来性などを審査する機会がなく、購入者が詳しく調べる必要がありました。

しかし、IEOではトークンセールを行う取引所がプロジェクトの審査をするため、IEOが実施された時点である程度の信頼性が確保できていると考えられるかもしれません。

購入する側がプロジェクトについて調べる必要性は変わらず存在しますが、取引所が審査していてそれを通過しているというのは大きなアドバンテージといえるでしょう。

調達資金の持ち逃げ(詐欺)が起こりにくい

ICOではスキャムコイン(詐欺コイン)を発行することによって資金を集め、そのまま持ち逃げするという詐欺がたくさん発生していました。

しかし、IEOでは取引所がトークンセールを行い、そのトークンはその後、IEOを行った取引所に上場されます。

言い換えればその取引所が上場してもOKなトークンであることを事前に確認してからIEOが行われるので、詐欺コインであるリスクが低いものが販売されるといえるでしょう。

前述の通り、取引所によって審査が行われてそれに通貨したもののみをIEOで販売することとあわせて、トークンの安全性がある程度担保されるといえます。

IEO実施取引所への上場が期待できる

IEOで販売されたトークンは、IEO終了後早いうちに当該IEOを実施した取引所に上場されることがほとんどです。

ICOでは販売されたトークンがどこに上場されるのかが不透明だったり、なかなか上場されなかったりして心配になることもあったかもしれません。

しかし、IEOでは実施した取引所に上場されることが期待できるので、ICOより安心して購入できるでしょう。

IEOへの参加方法をバイナンス(Binance)を例に解説

続いて実際にIEOに参加するための方法を解説します。今回はBinanceを例にして見ていきましょう!

IEOへの参加には取引所トークンであるBNB保有が必要

BinanceでIEOに参加するためにはBNB(Binance Coin)を保有していなければなりません。

IEO実施日から起算して過去9日間の平均保有量に応じて抽選券が付与され、付与された抽選券に応じて抽選される仕組みなので注意してください。

保有量と付与される抽選券の関係は以下の通りです。

BNB保有量抽選券の枚数
50以上200未満1枚
200以上300未満2枚
300以上400未満3枚
400以上500未満4枚
500以上5枚

抽選券は最大で5枚で、5枚付与されるためには9日平均で500BNB以上を保有していなければなりません。そのため、常に500BNBを保有しておくのがオススメといえるでしょう。

注目のIEOが近づいてくるとBNBの価格が上がる傾向にあるので、早めに準備しておくのがオススメです。

具体的なバイナンス(Binance)IEOへの参加方法

Binanceが実施するIEOに参加するための具体的な手順は次の通りです。

アカウントを開設する

まずはBinanceのアカウントを開設しておきましょう。通常、Binanceはアカウント開設後すぐにトレードできますが、IEOには参加するためにはKYCを完了させていなければなりません。

アカウント開設の完了後はそのままKYCの手続きを行い、しっかり完了させましょう!

トークンを送金する

続いてBNB購入に使うトークンを送金しましょう。一般的にはBitcoinやEthereumが用いられますが、BNBとトレードできるトークンならどれでもOKです。

BNBを購入する

続いて送金したトークンを利用してBNBを購入してください。保有しているBNBの量と付与される抽選券の枚数の関連をチェックした上で、必要数のBNBを購入しましょう。

購入後はそのまま保有しましょう。

Binance Launchpadで必要な設定を行う

BNBの購入が終わったらBinance Launchpadにアクセスして、申し込み予定のIEOプロジェクトを確認しておきましょう。ここで条件をきちんと満たしているかどうかをチェックできるので、忘れずに確認してください。

抽選申し込みをする

Ticket Claimの期間になったら抽選申し込みをしましょう。抽選申し込みもBinance Launchpadから行うので、ログインして手続きしてください。

抽選結果を確認する

Lottery Draw期間に入ると抽選結果が出るので、Binance Launchpadにアクセスして結果を確認してください。ここで当選しているとIEOに参加できます。

IEOの今後・将来性

IEOは今後もさまざまなプロジェクトにおける資金調達方法として用いられることが予想されます。取引所経由で行われるので、信頼性や参加しやすさの面で優れているといえるでしょう。

ただし、IEOが行われてその後上場されたトークンの中には価格が下落したものもあるので、参加前に徹底した調査が求められるのはICOと変わりません。

実際にIEOに参加する際には、当該プロジェクトの将来性などをしっかりチェックした上で参加申し込みをしましょう!

IEOについてまとめ

今回はIEOについて詳しくチェックしていきました。IEOはこれまでのICOに代わる資金調達手段として広く使われることが予想され、参加する側にとっても取引所から参加できるので利便性が高いといえるでしょう。

実際に参加する際には当該プロジェクトの内容や将来性をしっかり検討することをオススメします。今後も広く用いられる可能性が高いIEOに注目していきましょう!

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