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  • 2019/09/28
  • 2019/09/28
  • コイン東京編集部

Litecoin(ライトコイン)創業メンバーのフランクリン・リチャード氏にインタビュー│BEAM提携の背景など

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Litecoin(ライトコイン)創業メンバーのフランクリン・リチャード氏にインタビュー│BEAM提携の背景など-仮想通貨ニュースサイト コイン東京
代表的なアルトコインの一つであり、匿名化技術Minblewimble採用に向けた、仮想通貨BEAMとの技術提携でも話題を集めいているLitecoin(ライトコイン)。
今回はライトコインのFounding Directorであるフランクリン・リチャード氏にインタビューを行いました。
技術提携の背景やライトコインが今後目指すものなど、仮想通貨ユーザーには必見の内容です。

―コイン東京
本日は宜しくお願いいたします。
まず初めに、自己紹介をお願いできますでしょうか。自分のプロフィールやブロックチェーン事業を始めた経緯についてお聞かせください。


―リチャードさん
私の名前は、フランクリン・リチャードです。ライトコイン製品に関わるようになったのは、2013年のことです。その時は学生でした。

その一年ぐらい前にビットコインについて聞いたことがあったのですが、「30ドルぐらいの価値がある仮想通貨というものがある」と聞いていました。なぜモノに価値があるのかという趣旨のビデオはたくさんありましたが、当時の私に興味はありませんでした。

しかし、2013年にビットコインの価値は100ドルにもなったと聞き、初めはあんなに安かったのにと驚きました。そこで、きちんと調べ始めたのです。他の人と同じように、時価総額をチェックし、最終的にライトコインを購入しました。これが初めて私が所有したコインです。そして、ビットコインも買い始め、2013年から今までの6年間でこれをフルタイムの仕事にしました。

―コイン東京
なるほど。生い立ちや経歴はどうでしょう?何を勉強していましたか?
例えば、翻訳業界にいた方がなぜかブロックチェーンの専門家になったりしているように全く別の業種から参画することもこの業界では多いのですが、リチャードさんはいかがでしょうか。


―リチャードさん
私の専攻は主にファインアートでした。数学は得意でしたし、科学特に物理学にはとても興味がありました。ただ、私の元々の目標は、画家としてのスキルを活かして建築家になることでした。

しかし、ファインアートは数学の深い知識が必要であると気づき、諦めました。将来の展望は全く見えていませんでした。当時、仮想通貨に投資していた私は、チャーリー・リーにコンタクトを取り、プロジェクトに参加したいと申し立てました。
これが私の経歴です。大学に行き、ファインアートを少し学びましたが、時間の無駄だと気づき辞めた後は、「自分の人生は最悪だ。どうしたらいいんだろう」と考えながら数年を過ごしました。そして、仮想通貨が最終的に私を立て直したのです。
これは2013年〜2015年のことですから、世間が仮想通貨は死んだと考えていた頃のことです。当時、仮想通貨に将来はないと言われていました。

その後、それほどの危機は訪れていません。それは喜ばしいことです。当時を耐え抜くのはとても厳しかったので、そのようなことが起きないように願っています。その危機を耐え抜き、現在もプロジェクトに関われていることは光栄に思います。

―コイン東京
では、ライトコインへの参加は、直接チャーリーに連絡を取ったことがきっかけだったのですね。


―リチャードさん
Redditで彼に連絡を取り、とても興味があるので参加したい、と言いました。初めは、小さなプロジェクトに参加し、ライトコイン・ファンデーション設立をサポートするまでに至りました。キース・ヨンが運営部長です。

私たちのチームは大きく成長しました。2013年には5人しかいなかったチームが、現在では彼らに加えて100人ほどのボランティアがいます。活動場所も広がっていて、アンバセダーはインドネシアやマレーシア、そして私を含めヨーロッパ諸国にいます。また、ライトコイン・プロジェクトの開発リーダーはオーストラリアにいますし、ボランティアとして活動してくれる人がアメリカにもたくさんいます。

―コイン東京
ありがとうございます。
プロジェクト・インタビューで毎回聞いている質問になるのですが、仮想通貨というものをどのように捉えていますでしょうか。


―リチャードさん
マジック・インターネット・マネー。これ以上簡単には言えませんね。

マジック・インターネット・マネーは、仮想通貨を説明するときの冗談として前から使われていた言葉です。理解できなければ、私は単に「これは最高だ」と言っています。
一度楽しんでみて、私たちの言っていることがわかるかもしれませんし、わからないかもしれません。仮想通貨は、単にお金の進化した形です。そう信じてくれるなら、購入し投資して準備するべきです。そうでなければ、膨大な技術的資料を提示して、技術的理由づけをし、なぜこれがお金のより良い形なのかを説得するのは難しいです。

誰かの13分間のプレゼンを見ることはできます。たとえば、アドレア・アントノポロスが多くの知識を提供してくれるでしょう。ですが、一言で言うと、マジック・インターネット・マネーです。

―コイン東京
昨年は、コミュニティーの方々にとって厳しい時となりましたが、どうでしたか?


―リチャードさん
それほど問題ではありませんでした。2017年と2018年は、2014年と2015年ほどひどくはなかったですから。
当時は、一年以上も価格が上昇しない時があり、逆にさらなる低下を記録しました。1000ドルから150ドルまで低下しました。これは、最悪の状況です。そして、価格は150〜200ドルから1年ほど上昇することはありませんでした。ビットコインやライトコインに投資していたほとんどの人が市場を去りました。

アルトコインに関しては多くの人が興味を失い多くのコインが消えました。多くの仮想通貨が完全になくなってしまいました。価格が上下に変動しているときは、少なくともその変化を楽しむ人がいます。2017年と2018年は、一直線に価格が低下し数ヶ月低迷しましたが、その後急激に上昇しました。

仮想通貨業界の多くの人は仮想通貨を疑問視する人は今こそ仮想通貨を見てみるべきだと考えています。フィデリティ証券、Bakkt、ASX、ナスダック、ブルーブバーグなど今では頼れる機関が仮想通貨に参入してきています。2014年や2015年にはこのようなものはありませんでした。

ライトコインインタビュー

―コイン東京
ありがとうございます。
それでは、ライトニングネットワークについて教えて頂けますでしょうか。


―リチャードさん
簡単に言うと、あるユーザー間で行われていることをプライベートアカウント内に収めておくことです。

例えば、二人が金庫に100ドルを入れることをみんなが承諾し、みんながその行為を見ることができます。次に、二人は公共の場から離れ、50ドルは一方、そして残りの50ドルはもう一方のものであることを確認します。
そして、一人が金庫からお金を取り出したいと言います。瞬時の取引が二人の間で可能なだけでなく、スペースを取りませんし、処理はより早く完了します。二人がそれぞれどれぐらいのお金を所有するか承諾するだけですからね。

―コイン東京
取引を高速化させる手法という訳ですね。
それでは続いて、BEAMとの提携の背景を教えて頂けますでしょうか?


―リチャードさん
コフィデェンシャル・トランザクションやMimblewimbleを決済処理にネットワークに追加するためです。BEAMはMimblewimbleを実行した二つ目の仮想通貨です。

この技術は私たちにとってとても興味深いものです。私たちは、現在このネットワークから欠けているのは、代替性だと考えています。
私が仮想通貨を送金した時、その仮想通貨がどこから送られてきたのかわかるようになっているため、その仮想通貨は汚れたものです。例えば、ネットワーク上で非合法的なビジネスを展開している方などが手にしたお金が私に回ってきて、それがあなたに回った場合、その価値は、汚れた歴史がある分、新しく作られた仮想通貨の価値より低くなってしまいます。

Mimblewimbleとコンフィデンシャル・トランザクションでは、仮想通貨がどこからきたのか正確にわからないため、全ての仮想通貨が平等に扱われます。これはとても重要なことです。

―コイン東京
匿名取引を追加した理由はどういったものでしょうか。


―リチャードさん
今後も取引は公の場で管理されていくでしょう。その方が断然簡単ですからね。
ただ、アトミックスワップなどのソリューションを使えば、例えば私のライトコインとあなたのビットコインをスワップする際プライベートで行うことができます。つまり、誰も私たちの取引を見ることはありませんし、仮想通貨は物理的に移動しません。別のネットワークに移動した時、誰も見る人はいませんから。

普通の取引の際は、ある仮想通貨を売り別のものを買ったことが記録に残っています。しかし、アトミックスワップではこれらは全て隠されています。

―コイン東京
ありがとうございます。
それでは続いて、日本市場についてお伺いしたいのですが、日本については現在様々な意見が飛び交っています。日本には多くの投資家がいるため重要な市場だと言う方も多いですが、そうではないという意見もあります。
リチャードさんは現在イギリスに本拠を置いているようですが、イギリスの観点から見て日本のブロックチェーン業界はどう感じますか。


―リチャードさん
日本で行われたチームのイベントで話しましたが、市場は拡大しているように思います。他の地域より小さいといえばそうだと思いますが、日本でイベントに参加した経験からいうと市場は成長していると思います。

―コイン東京
日本でのコミュニティー・ビルディングに関しては何かしていることはありますか?


―リチャードさん
私たちは特定の地域でライトコインを浸透させようとしている人たちを手助けしています。様々な国にアンバセダーがいますが、日本でコンタクトを取ってくれる方がいなかったので日本にはいません。

私たちは小規模ボランティア団体ですが、今後成長を目論んでいます。大きな可能性を秘めた日本は進出したい市場の一つです。しかし、今はもともとライトコインに興味を示してくれる市場に集中する必要があります。

中国やインドネシア、ヨーロッパ、そしてアメリカです。そのため、多くのボランティはそれらの国で活動しています。ただ、アジアでは日に日に多くの人がプロジェクトに参加してくれているので、それはとても喜ばしいことです。日本支店も夢ではありません。

―コイン東京
他に仮想通貨はたくさんありますが、なぜライトコインに注目しているのでしょうか。


―リチャードさん
ビットコインを除いて、どの仮想通貨にもないものをライトコインは持っているからです。それは、高レベルのネットワークセキュリティーです。
ブロックチェーンはどれも同じようなものだと思っていました。イーサリアムやNEALが持つテクノロジーを実行しようと思えば、ライトコインでもできますが、それはしません。なぜなら、難点があるからです。
ネットワークのファンデーションは破壊されてしまいますし、私たちの目的は何かを誇大に広告することではありません。私たちは、1000年後もライトコインが生き残ることができるようにしたいのです。フィアットコンシーズと同じ間違いはしません。そのため、ファンデーションに目を光らせることは重要なことです。

また、インタネットセキュリティーは人々が気にする重要なことです。ブロックチェーンがあるからといって、ネットワークが安全なわけでも分散されているわけでもありません。これらは、何年も努力してなし得るものです。
私がライトコインのプロジェクトに参加してから今までトップ10に残っている仮想通貨は、ビットコインとライトコインのみです。これらの仮想通貨は単にコーディングするだけではなし得ない、何年もかけて作り出してきたものを持っているからです。

―コイン東京
リチャードさんは近々日本を訪れる予定はありますか。
また、日本でのイベント開催予定はあるのでしょうか。


―リチャードさん
近々イベントをする予定はありませんが、もう一度チームのイベントのために来年行ければいいと思っています。多くの人が素晴らしいプロジェクトを支援していますから、新しい革新を目の当たりにできたらと思います。

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