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  • 2019/10/28
  • 2019/10/30
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

クリプトキャピタルの幹部が米国で刑事起訴、Bitfinexは「詐欺の被害者」と主張

クリプトキャピタルの幹部が米国で刑事訴追、Bitfinexは「詐欺の被害者」と主張 +仮想通貨ニュースサイト コイン東京 
10月23日、銀行送金プロバイダー・クリプトキャピタルの幹部オズ・ヨセフ被告はニューヨーク南部地区連邦検事局から3つの刑事罪で起訴された。25日に仮想通貨取引所Bitfinex(ビットフィネクス)は声明を公開し、「詐欺の被害者である」と主張した。

クリプトキャピタル幹部が米国で刑事訴追

法廷文書によると、オズ・ヨセフは、銀行詐欺を犯す陰謀、銀行詐欺、および無免許送金事業の運営した容疑で起訴された。裁判所の文書によると、ヨセフは匿名ソースに書簡で以下のように書いていた;

“ニューヨーク、マンハッタンにある銀行の口座から資金を送る事を知り、バハマの銀行に1,000万ドルを送金する必要性に関して”

米国当局を含む国際機関による捜査の末、今春にクリプトキャピタルの資金は凍結された。差し押さえられた資金のうち、8億8,000万ドルはBitfinexに属していた。この資金は、ニューヨーク州司法事務所(NYOAG)によるBitfinexと姉妹会社Tether間の不正融資に関する調査のきっかけとなった。

24日、クリプト・キャピタルの社長イヴァン・マヌエル・モリーナ・リー容疑者が逮捕された。国際的な麻薬カルテルに関与し、Bitfinexを使用した約3億9000万ドルのマネーロンダリングに関与した容疑で調べを受けている。

Bitfinexは25日に声明を発表し、クリプトキャピタルが不誠実な表現でBitfinexを欺き、「数年間、Bitfinexの特定の資金を処理してきた」と明かした。送金会社は、コンプライアンスプログラム、金融ライセンス等の説得材料を設計し、取引所のトランザクション処理を行う正当性を度々保証してきたという。

起訴の結果、ヨセフは指定された資産が没収される。この金額は、「該当犯罪の管轄局に津伊勢井された収益」を反映している。

裁判所文書は、クリプトキャピタルの別の幹部リージョナル・フォウラーの資産を含む特定の資産リストも指定している。フォウラー被告は、クリプトキャピタルの親会社Global Trade Solutionsのシャドウバンキングサービスに関与した疑いがある。

10月18日、Bitfinexは、南カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所に開示申請を提出した。クリプトキャピタル側に証言録取と、TCA Bancorpの副社長Monroeに文書作成を要求している。Bitfinexは、クリプトキャピタルに預託し、その後凍結された8億8,000万ドルの資金を回収しようと試みている。


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