11月から下降トレンドが続くビットコインキャッシュ(BCH)は、未だ複数の指標が弱気相場を示唆していますが、形成中の持ち合いを上抜けするとトレンドの転換に期待が持てそうです。
対ドルのビットコインキャッシュ(BCH)の価格チャートを確認していきます。
対USDのビットコインキャッシュ【BCH/USD】1時間足チャートを確認していきます。
11月下旬に底値をつけたビットコインキャッシュ(BCH)は、逆三尊を形成したのち価格を上昇させていきましたが、230ドル手前で失速し、その後は再び下落相場に。
しかし203ドルのサポートで反発の動きを見せ、下値を切り上げる展開となったのち現在は大きな三角持ち合いを形成しています。
今月4日から徐々に下値を切り上げきているビットコインキャッシュ(BCH)は、まずは形成中のアセンディング・トライアングル(黄色)をどちらに抜けるかが短期注目ポイントであり、セオリー通り上抜けする展開となれば、大きな三角持ち合いの上限ラインを試しにいく流れとなるでしょう。
持ち合いを下抜けする展開となった場合は、203ドル付近の価格帯は引き続き反発ラインとして意識されると思われるので、価格を下落させた場合はこの水準の動きに注目です。
続いて対USDのビットコインキャッシュ【BCH/USD】4時間足チャートを確認していきます。
現在三角持ち合いを形成しているビットコインキャッシュ(BCH)は、収束点となる位置から今月11日までに価格が大きく変動することが想定され、どちらに抜けるかでその後の方向性が決まってきそうです。
4時間雲、下降トレンドライン(赤)と上値を阻む要因は多いですが、ここを上抜けすることができれば11月初旬から続く下降トレンドからの脱却となり、本格的なトレンド転換に期待ができるでしょう。
三角持ち合いを下に抜けてしまうと直近底値(192ドル、青)を試しにいく可能性は高く、今年3月以来となる190ドルを割り込む展開も想定しておかなければいけません。
持ち合いを抜けるまでは方向性が定まらない相場となりますが、間も無く大きな価格変動が起きることを想定し近日中の値動きには注目しておきましょう。
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東海出身20代後半、相場師と経営者の一族に生まれ、相場のイロハは現役トレーダーのおじから手ほどきを受けたサラブレッド。専業トレーダーで勝ちを積む傍ら、相場の利益で飲食経営や通販事業なども副業で手掛ける。2017年はスキャルとアルトコイン、直近はメジャーコインのスイングなど地合いに応じた手法も臨機応変かつ基本重視。細身で優男風の見た目からは想像できないスポーツ万能で、陸上入賞経験あり。