COIN TOKYO

  • 2020/07/02
  • 2020/07/02
  • コイン東京編集部

スリランカへの送金でリップルネットが貢献―新型コロナ禍のロックダウン中にデジタル送金が前年比15%増加

スリランカで最も技術的に革新的な銀行は、非接触送金機能へのスムーズな移行を報告した。スリランカのハットン国立銀行(HNB)はRippleNetの利用を含むデジタル送金が前年比15%増加したことを発表した。加えて、新型コロナ禍の過去3か月間に、中東および東アジア諸国のATMの「カードレス出金」が促進されて前年比10%増加したという。



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スリランカへの送金でリップルネットが貢献

海外で暮らす多くのスリランカ人は、仕事を続け、母国の家族にお金を送っている。HNBのリテール・中小企業バンキングSVPのSanjay Wijemanne氏は以下のように語っている。

「パンデミックにより、顧客の間で手元で現金を確保する緊急性が高まり、多くの顧客がカードレス出金に頼った。コロナ禍は困難な状況ですが、デジタル送金はこれを緩和するのに役立ち、デジタルプラットフォームとカードレス・トランザクションに対する信頼構築につながったと考えています。」

HNBのカードレス出金サービス「Cash Xpress」は、迅速なトランザクションを可能にする送金アプリだ。HNBのグローバルネットワークパートナーのモバイルアプリを介して、駐在員が銀行に立ち寄らずに資金を送金できる。同様に、「HNB RippleNet」ブロックチェーン機能により、企業顧客は国際取引を維持できたという。HSBは国で最も広範なコルレス銀行ネットワークを武器としている。

1888年に設立されたHNBは、従業員は4,913人、スリランカ全体に252の支店を持ち、中東と欧州に7つの海外代理店を有すため、スリランカ人の多くの海外駐在員に利用されている。2018年時点の総資産は1兆10億ルピー(5,747億円)で、スリランカで5番目に大きな銀行である。

スリランカの人口2,167万人のうち国外居住者は160万人を超えており、2017年に70億ドル以上が送金された。

RippleNetは、Ripple社のグローバルネットワークで、参加する金融機関は顧客の支払いを即座に、確実に、そして安価に処理できるようにする。2018年にはスリランカの2つの銀行(カーギルズ銀行、およびセイロン商業銀行)がリップルネットに加わっていた。


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