COIN TOKYO

  • 2018/01/19
  • 2018/01/19
  • コイン東京編集部 (株)しんがり編集部

リップル(Ripple/XRP)はなぜ人気な仮想通貨となったのか?今後も企業提携のニュースは続くのか?

Rippleネットワークの特徴

Rippleネットワークとは『スピード決済』と『銀行間取引の際のコストを抑える』。
そして『銀行間決済のシステムを簡略化させる』と『24時間の取引』を可能とするものです。 そのRippleネットワークを保持しているRipple社が発行する仮想通貨が『XRP』です。
XRPの発行上限は999億枚に決められていて、これはビットコインの2100万枚を大きく上回る上限数です。
発行上限が多いメリットとしては、流通した場合に通貨価値の上下の差がなくなりやすい事でしょう。
つまり、流通が加速するほど、XRPは決済としての安定感を持ちます。
そして現在の流通量は既に400億近くとなっていて、2018年の1月時点では、時価総額もBitcoinに次ぐ第2位となっています。

XRPの特徴

XRPの特徴はやはり『送金スピード』と『1秒間の取引量』でしょう。
Bitcoinの1秒あたりの取引量は3~6に対して、XRPは1000の取引が可能です。
そして、取引スピードもビットコインの最短10分に対して、XRPは4秒ほどで可能となります。
また、もう一点の大きな特徴としては、XRPが『中央集権的』と呼ばれている事なのです。 ビットコインを含めて、多くの仮想通貨のブロックチェーンの特徴は『非中央集権』で、基本的には管理者が存在しません。
なので、XRPの『中央集権的』と言うのは、一見すると”大きなリスク”と捉える事もできます。
現に、現在出回っていない残りの600億近い通貨は、Rippl社が保有していて、Ripple社が大きく儲けようとして、一気にこの残りの通貨を売る事もできるのです。
万が一それが起こった場合には、相場の急激な値崩れが起こります。
実際にRippleを保有していない投資家からは、その問題について指摘する声が多かったのも事実でしょう。
また、マイニングのアルゴリズムが『コンセンサス』なのも、中央集権的と呼ばれている一因でしょう。
コンセンサスとは、Ripple社がマイナーを特定できるアルゴリズムです。

それでは何故、その中央集権的と呼ばれているRippleがここまで大きな躍進を遂げたのか。 それは 『Ripple社は信頼を置けるので、中央集権的であっても、XRPの発展にとってそれがベストであるから』 『その裏付けに、多くの大企業がパートナーとして加わってきている』 この2つでしょう。

Rippleのロックアップ計画

ロックアップ計画とは ・Rippleが保有するXRPを、2017年中は一切売却しない ・2018年になってから55か月をかけて、毎月1日に10億枚のリップルのロックアップを解除する ・但し、その10億枚全てを市場に売るのでは無い(銀行などに販売する?) 簡略的に説明すると、Rippleは所有している殆どのXRPを手放す事にしたのです。
そして、一度に大量のXRPを売らない事を明言したのです。
つまり、大幅に値崩れを起こす心配が無いので、投資家にとっては安心できる要因となりました。
そもそも何故Rippleは、自社でXRPを保有していたのでしょうか。
それは、リップル社はリップルネットワークに実用性や流動性を持たせるために、大量にXRPを保有して、コントロールが 可能な状況に置いたのです。
そして、現在XRPは徐々に流通量が増えてきて、その必要性が無くなりつつあるので、ロックアップを発表したのだと 予測されています。

マイニングアルゴリズムのコンセンサス

続いて、何故Rippleはマイニングのアルゴリズムでコンセンサスを採用しているのでしょう。 それは、非中央集権の問題点としては、民主的なのでマイナーが51%以上の力を持ってしまった際に、その通貨は事実上、 その51%のマイナーに主導権を握られてしまうからです。
51%問題は実際には起こりづらいとされていますが、XRPは銀行間での取引の際に用いられる事を目的としている為に、大きな 信用力が必要とされています。
その為、51%問題は非常にデメリットと捉えられます。
ですから、マイニングのアルゴリズムでコンセンサスを採用して、通貨の安全を保障しているのです。

Rippleを支える、名だたる歴史的企業

Rippleを支える会社には、多くの名だたる歴史的企業があります。
Google、SBI、三菱東京UFJ、アメリカンエキスプレス…など、約100以上の提携が決定しています。
そして、SBIと手を組んで『SBI Ripple Asia』という、アジア国際決済での決済ソリューションを行う プロジェクトも大きな話題を呼びました。
実際に実験段階や実用段階に入っているものもあり、銀行決済に大きな変化を起こそうとしています。

XRPの将来

Rippleネットワークは銀行間の決済を大きく変えるものでしょう。
しかし、投資家の間で囁かれている問題もあります。
それは、銀行間のネットワークが変わったとして、そこにXRPが関わるのかどうかという事です。
ネットワークが変化したとしても、XRPが使用されなければ、XRP自体の価値が上がらないのではと疑問視されています。
しかしRippleはXRPを使用させる未来を約束していて、本当に実用されれば、XRPは今後も躍進を遂げるでしょう。

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