XAINはイギリス、オックスフォード大学の研究プロジェクトを主軸とする企業です。ポルシェとの提携の経緯は、2017年6月に、ブロックチェーンを活用した優秀な事業アイデアを選出するポルシェ初のコンテスト「Porsche Innovation Contest」から始まります。
2017年6月に行われたコンテストの主催はポルシェAGの子会社「ポルシェ デジタル」で、高級車のデジタル機器の製品開発、ITを使用したサービスの提供をより強化する為にブロックチェーンを取り入れる目的で開催されました。
コンテストを開催した関係者からは「ポルシェとお客様のデジタル機器にサポートされた未来を実現するために、独自の技術革新の可能性に頼るだけではなく、新しい才能の発掘・ベンチャー企業への投資・最高のオフィス&コーチング環境・高い目的意識と情熱を持ったチーム・ポルシェネットワークの強化・ファイナンス事業拡大の将来性あるものを築き上げる為に積極的に投資します。」と発言しています。
コンテストの勝者には、優勝賞金として日本円で約290万円。さらにサポートプログラムとして3ヶ月間のコーチングを提供。ポルシェから多大なサポートを受けられるなど、かなり優遇されたコンテスト内容だったこともあり、メディアでも大きく話題が上げられました。
このコンテストで優勝したのが、ブロックチェーンと人工知能に強みを持つ企業「ZAIN」です。
ポルシェとZAINが提携を結んだ事により本格的にブロックチェーンを取り入れようとする
ポルシェ側の動きが読み取れます。
ポルシェは自動車開発を行う上でデータを寄り速く、安全に転送する手段としてブロックチェーン技術に着目しています。
・全ての取引履歴をリアルタイムに記録。
・データの改ざんが出来ないというブロックチェーンの技術を活かし、信頼性が担保でき名義変更などのコスト削減にもつながる。
・道路の状態や交通量などのデータを集計や分析し、他の自動車と共有することにより、自動運転車の機能改善に役立てる。
など自動運転車を構築する為に、ブロックチェーン技術は必須と判断できます。
上記については予想される範囲での利用ですが、ポルシェ イノベーションコンテストで2位になった学生プロジェクト「FAPSYチーム」は、仮想通貨でもあるIOTAベースのチームで、車両がワイヤレスで自立的に燃料補給をすることができるシステムのプロトタイプを開発したと報じられるなど、どこまで可能性を広げられるのか未知数な要素があります。
ブロックチェーン技術導入は、ポルシェだけではなく各自動車メーカーも自動運転車の開発に向け、積極的に取り入れようとする動きが見受けられるので、本格的に自動運転の実装が来る日は目前なのかも知れません。
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