カタパルトとはNEMの取引処理速度を格段に上げる機能のことです。このアップデートはNEMにとって大きな魅力で、以前から投資家より期待の声があがっていました。
NEMは既に送金速度が優れている通貨ですが、カタパルトによってどのくらい速くなるのかというと、カタパルト実装後の処理スピードは3,000~4,000件/秒と、非常に優れています。
送金処理が速く優れていると言われているリップルと比べても、その約2~3倍の処理速度です。また、VISAクレジットカードが4,000~6,000件/秒の処理速度です。Visaカードは世界一の処理能力を持つといわれており、仮想通貨の処理速度はついにクレジットカードの処理速度にまで追いつく事になります。
ちなみにビットコインは1秒に3件から5件、イーサリアムは1秒に15件です。
開発に携わっているのはテックビューロ社とNEM開発陣です。テックビューロ社はZaifやCOMSAのサービスを提供している会社で、「mijin」の開発にあたりNEMの技術を採用しています。「mijin」とはテックビューロ社が開発したプライベートブロックチェーンのことで、誰でも簡単にブロックチェーンの技術を利用できるように開発されたプラットフォームのことを指します。この技術を企業が取り入れることにより、不正のできないセキュリティの高い環境の実現と多くのコスト削減が可能です。カタパルトはこのプラットフォームにさらに改良・修正を加えたものです。また、このカタパルトではアグリゲートトランザクション(複合トランザクション)機能が非常に注目されていて、そこにはマルチシグ(※1)も備わっており、セキュリティも非常に守られたうえでの取引が可能となります。
NEMの機能は非中央集権型で公的、mijinの機能は中央集権型でプライベート管理が可能であり、この二つの機能にさらにアグリゲートトランザクション(複合トランザクション)機能が加わり、複数の取引の決済を同時に行うことが可能になり、プライベートも守りつつ、公的に複数の処理を同時に行うことが出来るというものです。
また企業や個人でスマートコントラクト(※2)が行えるようになることも非常に注目されており、NEMの価格の上昇にも影響を与えることになるといわれています。
このように、カタパルトが実装されることで、今後様々な場面での契約や取引がストレスなく迅速に手軽に安心して行えるということが可能になります。もし実装されればNEMにとって大きな飛躍となり、価格の上昇も期待できるかもしれません。
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