COIN TOKYO

  • 2018/03/20
  • 2018/03/19
  • コイン東京編集部 新崎優太

G20による規制の不安感払拭が要因か、仮想通貨ビットコインなど全体的に上昇チャートへ

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3月19日、ブエノスアイレスで開催されたG20では、仮想通貨の規制について話し合われる予定であり、今後新たな規制の導入の可能性が浮かび上がったことで、仮想通貨の相場でも不安感が漂う状況が続いていました。しかし今回のG20では、仮想通貨に対する新たな規制導入はされないと決まり、仮想通貨の価格は全体的に上昇傾向となっています。今後の仮想通貨の相場はどのように動いていくのでしょうか。ビットコインを中心にチャートを分析していきます。

G20にて新たな仮想通貨規制は行わないことに決定

3月19日よりブエノスアイレスで2日間に渡って行われるG20、今回の会議の内容の一つに仮想通貨規制への取り組みが話し合われました。仮想通貨に対して厳しい意見を持ったドイツやフランスが中心となり、今後新たな仮想通貨の規制を導入する方向性を呼びかけましたが、金融安定理事会はこの呼びかけを拒否、現時点で仮想通貨は金融の安全性を脅かす存在ではないと述べ、仮想通貨に対する新たな規制の導入は行わない方向性を示しました。

久々の陽線連続形成、トレンド反転のシグナルとなるか?

BTC/JPYの4時間足チャートをみていきます。G20での詳細発表後、BTCの価格は一週間ぶりに陽線を連続して形成しています。現在のローソク足は25日移動平均線を超えた形になり、MACDシグナルも上方へクロスしていることで、トレンド反転の可能性を生み出すチャートといえます。今後一目均衡表の雲の位置にあたる92万円台も意識されることになります。

上昇したBTCは再び下降トレンドラインへ接触、今後上回ることができるか?

次にBTC/JPYの日足チャートをみていきます。3月に入り下落を続けていたBTCは、遂にローソク足に下ヒゲがつく状況となりました。安値圏での下ヒゲは下落の底値になる可能性があり、今後上昇をみせる可能性があります。しかし現在のローソク足は数回に渡り反発されている2017年12月からの下降トレンドラインに接触しています。現在の上昇では上昇トレンド形成と判断する材料が弱く、今後この下降トレンドラインを抜けるかどうかが注目される一つの要素となります。

仮想通貨の規制に対する不安感が相場から払拭、今後再び上昇相場になりえるのか?

相場内で長く漂っていた仮想通貨規制に対する不安感でしたが、今回のG20の結果により少なからず払拭された可能性があり、仮想通貨の価格も上昇という形となりました。日足チャートでは下ヒゲをつけた陽線もみられ、今後反転する可能性も十分にありますが、上昇シグナルとしてはまだまだ少なく、出現しているシグナルも弱いものが多いです。そのため、上昇トレンドへ反転されたとは言い辛い状況です。まずは昨年からの下降トレンドで反発されず上昇チャートを作れるかどうかがポイントとなるでしょう。

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