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  • 2018/04/02
  • コイン東京編集部

【SlushTokyo2018】リップルのプレゼンテーションをレポート!XRPの今後、アジア市場での戦略、コインチェック問題について等―コイン東京

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3月28、29日にビッグサイトにおいて、Slush Tokyoと呼ばれるスタートアップ企業が集まるイベントが開催されました。総参加者数は何と6000人に及び、600ものスタートアップ企業、200名の個人投資家、300社のメディアが集まる大イベントとなりました。
Photo; Slush Tokyo/ Petri Anttila

中でも29日、13:00から始まったリップルのプレゼンテーション、又Q&Aセッションには日本はもとより海外勢も多く参加し、9つもの質問が寄せられました。ここではリップル、チーフ・クリプトグラファーのDavid Schwartz氏とCTOのStefan Thomas氏(ファシリテーター: DCMベンチャーズのKenichiro Hara氏)のスピーチを幾つかピックアップしてまとめてみようと思います。
まず最初に、チーフ・クリプトグラファーのDavid Schwartz氏がプレゼーションを行います。

“価値のインターネット”とは何か

私が何をもって“価値のインターネット”を意味するかというと、それは、情報を移動させることが容易であるのと同様であるくらいに、お金も簡単に移動させることのできる能力をいいます。情報を送るときに私たちはメール、メディア、ビデオなどを使いますが、私たちはそれらがどこからきているのか考えもせず、ロケーションも問題とはなりません。しかし支払いをする際には、ロケーションは問題そのものであるといえます。リップルのビジョンは、情報が移動するのと同じくらい効率的にお金を移動させることです。またミッションは、グローバルペイメントから摩擦を減らすことです。
例えば買い物をするときに、どの様な支払い方法を業者側が受け入れてくれるのか、どの様なタイプのアセットを自分が持っているのか、どの様なネットワークに支払い機関がつながっているのかといった摩擦をXRPが取り除くことにより、価値を容易に移動させる事ができます。現在私たちが作っているのは、リップル・ネットワークというものであり、XRPを使いリアルタイムで国際送金決済ができるという、国境を越えたグローバルな決済システムであるといえます。

XRPの流動性調達について

どのようにXRPがブロックチェーン上で使われるかというと、例えば米国のとある金融機関にある口座のUSドルを、メキシコのとある金融機関の口座にメキシコペソへと送金する必要が生じたとします。この場合、USドルをXRPに交換し、XRPをペソに交換するといったXRP1つの移動を、レジャーを使うことによりできます。XRPレジャーによりこのような送金決済が、迅速かつ確実におこなうことができるといった使い方がなされます。

アルゴリズムについて

また法定通貨について述べると、政府によって担保されており価値付けられているといえます。であるとしたら、デジタル資産は何によって担保されているのかというと、クリプトグラフィックアルゴリズムであり、参加者全員による一連のルールから成り立っているといえます。アルゴリズムとしては、
ビットコインでいうと、Proof-of-Work。
イーサリアムでいうと、Proof-of -Stake。
XRPでいうと、デジタル承認(agreement)アルゴリズム、分散型のアルゴリズムでConsensusとなります。

ビットコインとXRPの違い

-xCurrentシステムを使用している国は現在100ヵ国以上。
- XRPレジャーはC⁺⁺によって構築されており、40人以上ものエンジニアがコンスタントにセキュリティを改善している。
-XRPは50以上の取引所で扱われており、XRP=支払いのためのデジタル資産(デジタルアセット)であるといえる。

サマリー

・グローバルペイメント市場は大きく、成長の機会である。
・現在のインフラストラクチャーは新しい顧客需要に追いついていけない。
・リップルは企業向けネットワークソリューション、ならびに商業的なトランザクションにおける唯一のブロックチェーン企業である。
・XRPは支払いのための最高のデジタル資産である。
と同氏はまとめ、一旦プレゼンテーションは終わりました。

次に3名でのセッションとなり、ファシリテーターであるHara氏がチーフ・クリプトグラファーのDavid Schwartz氏とCTOであるStefan Thomas氏の会話をテンポよく促します。
流れとしては、
1.もし通貨を開発し直すとしたら、何をするか?
2.PoWとConsensus=コンセンサスの違いを分かりやすく説明すると
3.XRPレジャーの未来   
4.ロードマップー日本のリップルファンに向けて、これからのプロダクトや展望など
5.何故“価値のインターネット”なのか
と分けられますが、中でも興味深かった1と4をピックアップしてみようと思います。

もし通貨を開発し直すとしたら、何をするか?

それは今まさに私たちがしてきたことで、私たちはビットコインがどういう使われ方をするのかを2年間みて
把握し、その中でも嫌いなものは捨て、好きなものはキープするといった機会を得てきました。キーとなる1つの事は、ガバナンスを最初から作ることの重要性であり、ガバナンスを作らなければ人々はルールに従うことを強いられます。技術に適応されるべきガバナンスを作るのが大事であるといえます。
また、レジャーがどう動くかというよりは、レジャー廻りの環境がどう動くかといったことの方が大切です。具体的に述べると、ウェブサイト上には異なるサービスごとに、異なるネットワークスタンダードがありしのぎを削っています。ビットコインまわりの環境に欠けているのはそういった競争であり、例えばPoWが好きではないのなら他のアルゴリズムに切り替える、またビットコインのエコシステムの替わりにXRPエコシステムといったような競争性が必要だと考えています。私たちが作っているのはどんなレジャーにもつなぐことができるユニバーサルなネットワーク(インターレジャープロトコル=ILPが目指しているもの)で、それを作ることにより、人々がレジャーを個々に選択できることができるようになって競争が生み出されることを期待しています。

ロードマップー日本のリップルファンに向けて、これからのプロダクトや展望など

XRapidに関して言えば、メキシコでの決済等既に数か国で普及を始めており、流動性を調達するために使われています。これからはよりネットワークをスケーリングし、顧客を増やしていくことに焦点をあてていきたいと考えています。また、目指しているところとしてはシスコの様になりたいと考えています。シスコは独自のTCP(トランスミッション コントロール プロトコル)やプロバイダリーを作る必要性がなく、ベンダーとして企業向けにベストな製品を提供することによって利益を得てきました。私たちもシスコのように企業向けベンダーとして、異なる分野ですがお金に関わるベンダーになりたいと考えています。

最後にQ&Aセッションがありました。以下にまとめてみようと思います。

Q&A雇用まわりについて

世界中にオフィスがあり、サンフランシスコに本社があります。インターネットで分かる通り、マーケティングや国ごとの規制に関わるものから技術面まで幾つもの求人を募集しており、中でも強い市場で人材を求めています。

Q&Aアジアでの拡大計画は?

現在日本ではSBIとジョイントベンチャーを組んでおり、オフィスに行きましたがマーケティングや技術面において関心するものがあります。勿論東南アジアでの拡大も考えています。また、(質問者がインド出身であることから)インドは熱い市場の1つであり、国際送金決済が盛んです。私たちは中東とインドをつなげることも考えています。

Q&Aセキュリティ面について。コインチェック問題もあったがどの様に考えているのか。

XRPについて述べると、レジャーのセキュリティが一番であるといえます。また、オペレーション、セキュリティ、インテグレーション、取引所や技術面も含め業界自体が若く、ブロックチェーンのセキュリティー専門家など雇うことができません。なぜならどの大学においてもそのような専攻学科・科目は見当たらないからであり、また国ごとに求められるレイヤーも違うからです。
コインチェックのような問題に関しては、規制当局、我々のような会社、取引所、顧客も含め共有すべき責任問題であるといえます。特に取引所とセキュリティ面を改善する点においては、協業することができると思います。

他質問がいくつも寄せられ、約1時間10分によるセッションは終わりました。また28日に孫泰三氏、29日にIOTA、メルペイ等のセッションがありましたので続編はそれらをまとめてお伝えしようとおもいます。

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