COIN TOKYO

  • 2018/04/11
  • 2018/04/10
  • コイン東京編集部 新崎優太

ビットコイン(BTC)は一時暴落後に落ち着いた値動きへ!アメリカや日本の納税期限が迫る中でチャートはどう動くか?―4月10日チャート分析

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4月9日、それまで緩やかに上昇を目指していたビットコインでしたが、突如の暴落、価格は約6%を超える下落率となりました。下落後は特に大きな動きはなく、71万~72万円台近辺で値動きをみせているビットコイン、アメリカの確定申告期限や日本の所得税振替納税日が迫っているなか、大きな動きをみせることはできるのでしょうか?

現在のチャートから見え隠れする二つのサイン

BTC/JPYの4時間足チャートをみていきます。4月9日に突如発生した大陰線の出現により、現在のチャートには大きく分けて二つのサインが見え隠れしだしています。一つ目は4月2日の68万円台を底にしたV字底と4月4日から形成を始めている鍋底とした2点底、Adam and eveが形成されつつある点です。2点底の中でも強力な上昇力をもっているAdam and eveの形成により、大きな上昇の可能性が生まれます。しかし4月9日の大陰線の出現により鍋底の形成が崩れてきており、Adam and eveの可能性が低くなってきている現状です。形成するためには今後再び上昇し、80万円台近辺まで一度上昇しなければなりません。

二つ目は4月1日と4月4日、4月9日を頂点とするhead and shoulderの形成の可能性です。このサインが完成してしまうと逆に更なる下落の可能性が高まってしまいます。4月2日と4月7日の安値を結んだネックラインはちょうど現在の72万円台近辺となります。つまり現在なんとかネックライン上で収まっているBTCは今後更なる下落を起こした場合、一気に下落を加速させる可能性も高まっているのです。

アメリカや日本の納税期限は間近、売り圧力は減るのか?

4月は17日にアメリカの確定申告期限、更には20日に日本の所得税振替納税日が迫ってきています。特に仮想通貨絡みの確定申告では資金調達や税金価格整理の為に一度フィアット通貨に転換する機会が増えることが多いです。そのため納税期間はどうしても売り圧力が強く生まれやすくなっています。逆に納税危険を過ぎた場合これらの売り圧力はなくなるため、買い圧力に合わせて価格を上昇させやすくなる可能性があります。

まずは現在の価格ラインで踏みとどまれるのかを意識する必要があり

納税期限もあり、4月中盤には売り圧力を減らせる可能性があります。そのためにはまず現在のhead & shoulderのネックラインを割らないように踏みとどまる必要性がありそうです。現在の価格帯から抜け出し上昇気流に再び乗れば2点底の可能性も再び高まるでしょう。

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