COIN TOKYO

  • 2018/04/20
  • 2020/01/26
  • コイン東京編集部 コイン東京編集部

仮想通貨のウォレットとは?5つの種類とそれぞれの特徴やメリット・リスクについて

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日本国内でも仮想通貨取引所のハッキング事件による通貨流出事件が発生し、仮想通貨の保管方法について改めて見直されています。そこで、ここでは仮想通貨ウォレットの種類、それぞれの特徴や保管上のメリット・リスクについてご紹介します。これから仮想通貨の取引を始めようとされている方は、ぜひ本記事を保管方法の検討にお役立てください。

仮想通貨のウォレットとは?

仮想通貨のウォレットとは、いわば「仮想通貨を保管しておくための財布」のようなものです。つまり、仮想通貨のウォレットとは『仮想通貨の保管場所』ということです。

仮想通貨は資産価値のあるデジタルデータです。ですので、仮想通貨取引をこれから始める方であれば、資産を守るためにウォレットで管理をすることとなります。

仮想通貨取引でウォレットが重要な理由

これから仮想通貨取引を始めようとされている方の中には、銀行にお金を預けておくように、取引所のウォレットで仮想通貨を保管されようと考えている方もおられるでしょう。

しかし、仮想通貨はデジタルデータであり仮想通貨取引所はインターネット上にある取引所ですので、ハッキングされれば取引所に保管しておいた仮想通貨(資産)が消滅・流出するリスクもあるのです。

ご存知の方も多いであろう2014年の『マウントゴックス事件』、2018年の『コインチェックNEM流出事件』。どちらも取引所がハッキングされたことにより、顧客の仮想通貨資産が流出した事件です。マウントゴックス事件では約115億円、コインチェックNEM流出事件では約580億円の仮想通貨が流出しました。(当時の相場価格)

仮想通貨の保管方法について、「取引所のウォレットしか知らないから取引所のウォレットで保管する」というのは非常に危険です。

これから仮想通貨取引を行われる方であれば、「どんな種類のウォレットがあるのか」、「各ウォレットの特徴・リスク」を踏まえたうえで、事前に仮想通貨の保管方法について検討するようにしましょう。

仮想通貨ウォレットは大きく5種類

仮想通貨を保管するためのウォレットには大きく5つの種類(タイプ)があります。

<5種類の仮想通貨ウォレット
(1)取引所ウォレット
(2)ウェブウォレット
(3)ソフトウェアウォレット
(4)ハードウェアウォレット
(5)ペーパーウォレット

また、上記5種類のウォレットについては、保有する仮想通貨を「誰が管理するのか」、「オンライン/オフラインどちらで管理するのか」という点で区別することができます。

【管理者の区別】
取引所:取引所ウォレット
保有者:ウェブウォレット、ソフトウェアウォレット、ハードウェアウォレット、ペーパーウォレット

【オンライン/オフラインの区別】
オンライン:取引所ウォレット、ウェブウォレット、ソフトウェアウォレット
オフライン:ハードウェアウォレット、ペーパーウォレット

それぞれの仮想通貨ウォレットで、特徴・保管リスクは異なります。下記では、各ウォレットについてご紹介します。

仮想通貨ウォレット(1):取引所ウォレット

取引所ウォレットとは、「Coincheck(コインチェック)」、「bitFlyer(ビットフライヤー)」、「Zaif(ザイフ)」などの仮想通貨取引所内のウォレットです。おそらく、多くの方が取引所ウォレットで仮想通貨を保管されているのではないでしょうか。

取引所ウォレットは、仮想通貨取引所の口座を開設すればそのまま利用できます。このように一番簡単なウォレットの準備方法であることから、多くの方が取引所ウォレットで仮想通貨をそのまま保管しているのが現状です。

取引所ウォレットのメリットは主に2つあります。それは「管理の手間がかからないこと」、「ウォレット移行による紛失リスクがないこと」です。

取引所ウォレットで仮想通貨を保管する場合、そのデータは取引所が管理をすることになります。ですので、保有者は管理をする手間がかかりません。また、取引所ウォレットに保管したままであれば、ウォレットに移し替える際に発生する紛失リスクも発生しません。

一方、取引所ウォレットで保管するデメリットは「取引所へのハッキングによる紛失・流出リスクがあること」「サーバーやネット環境の状況によっては利用できないこと」です。

前述したように、取引数の多い仮想通貨取引所はハッキングの標的にされやすいです。もし仮想通貨を保管している取引所がハッキング被害に遭えば、保管している仮想通貨が紛失・入出するリスクがあります。

また、取引所ウォレットに仮想通貨を保管している場合、サーバーやネット環境の状況によっては送金・確認などの操作を行うことができない場合もあります。取引所によって差はありますが、入手金の手数料の高さがデメリットとなる場合もあります。

仮想通貨ウォレット(2):ウェブウォレット

ウェブウォレットとは、インターネット(Web)上のウォレットです。ウェブウォレットで仮想通貨を保管する場合、インターネット上に設けたウォレットで仮想通貨を保管することとなります。

ウェブウォレットではサービスから発行された「ID」、「PASS」、「秘密鍵」によって仮想通貨を保管します。オンラインのウォレットですので、ネット環境さえあれば保管中の仮想通貨を動かすことが可能です。また、Gmailのように無料で簡単に作成できるのがウェブウォレットのメリットの一つです。

しかしながら、インターネット上のウォレットで仮想通貨を保管するということから、取引所ウォレットと同じくハッキングリスクがあります。

また、市場には利用者の仮想通貨を奪うことを目的とする悪質なウォレットも出回っています。そのため購入・利用する際には事前に充分に情報収集し信用できるウォレットかを確認することも重要です。

仮想通貨ウォレット(3):ソフトウェアウォレット

ソフトウェアウォレットとは、ソフトウェアをパソコンなどにダウンロードして利用するウォレットです。つまり、仮想通貨データを自分のパソコン内のウォレットで管理するということになります。

ソフトウェアウォレットの場合、インターネット上でなく自分のパソコンなどローカル環境で仮想通貨を管理することができます。ですので、取引所ウォレットやウェブウォレットのようなハッキングリスクはありません。また、管理用の「ID」、「PASS」、「秘密鍵」をサーバーに送らずに利用できますので、セキュリティ面も高いといえます。

一方、ソフトウェアウォレットを利用するうえで注意したいのが『セルフGOX』のリスクです。たとえば、「ID」、「PASS」、「秘密鍵」を忘れたり紛失した場合には保管していた仮想通貨を取り出すことはできません。つまり、保管・管理は全て自己責任ということです。マウントゴックス事件以降、このように自身のミスによって仮想通貨をなくしてしまうことを『セルフGOX』といいます。

また、パソコン自体をハッキングされることによる紛失のリスクも注意しておきたいポイントです。

仮想通貨ウォレット(4):ハードウェアウォレット

「コインチェックNEM流出事件」以降、セキュリティ面の高さから注目されているのがハードウェアウォレットでの保管方法です。ハードウェアウォレットでは、仮想通貨をUSBのように物理的なデバイスで保管することとなります。

ハードウェアウォレットであれば、オフラインでの保管となりますのでハッキングによる流出リスクもありません。また、万が一、ハードウォレットを紛失してしまった場合でも、秘密鍵があれば新しいハードウォレットで保管していた仮想通貨を復元することができますし、盗難にあった場合でも秘密鍵を知られない限り保管データを引き出されることはありません。

一方、ハードウェアウォレットで仮想通貨を保管するにあたってのデメリットは「コスト面」、「対応する仮想通貨の種類が少ない」の2点です。

ハードウェアウォレットは、現在のところ約1〜2万円ほどの価格です。ですので、準備資金(コスト)がかかります。また、対応している通貨の種類が少ないことも現状でのデメリットとなります。あるハードウェアウォレットでは、ビットコイン、イーサリアム、リップルのみ、というものもあります。その他、物理的デバイスであるハードウェアウォレットの管理自体に手間がかかるという点もデメリットといえるでしょう。

バックアップをしておくことで故障・紛失した場合でも復元することができますし、一度保管してしまえばハッキングリスクもありませんので、長期保有する場合などの保管方法としてオススメです。

<ハードウェアウォレットの例>
・「TREZOR(トレザー)」
・「Ledger Nano S(レジャーナノS)」

ただし、正規輸入代理店などで購入しないと、ハードウェアウォレットが偽物であったり、仮想通貨を盗難する目的で販売されているものもあるようですので、購入するハードウェアウォレットや販売元をよく調べてください。

仮想通貨ウォレット(5):ペーパーウォレット

最後にご紹介するのがペーパーウォレットです。ペーパーウォレットとは仮想通貨の情報を紙に印刷して保管するタイプのウォレットです。

ペーパーウォレットで仮想通貨を保管する場合には、サービス上で「ビットコインアドレス」「秘密鍵」を発行し、その情報をペーパーウォレットに印刷し保管します。

紙媒体ということでハッキングリスクはありません。ハッキングなどサイバーリスクに対応するという意味では、最も有効な保管方法といえるでしょう。

しかしながら、“紙”ということでゴミと間違ってしまうことに注意が必要です。現に家族にゴミと間違われて捨てられてしまい、保有していた仮想通貨を復元不可能になったという方も存在します。

また、紙にデータを印刷しておくということで、保管にあたってはインクや紙の劣化に注意が必要です。

<ペーパーウォレットの例>
・「bitaddress.org」
・「Wallet Generator」

仮想通貨取引にどのウォレットで資産管理するかを考えよう

ここまでは仮想通貨ウォレットの種類や特徴、保管上のメリット・デメリットなどについてご紹介してきました。

ご紹介してきたようにオンラインウォレットの場合にはハッキングのリスク、オフラインの場合にはセルフGOXのリスクがあります。

仮想通貨の保管にあたっては、それぞれの管理で発生するリスクを充分に把握し、自身にとって適切な保管方法を選択するようにしましょう。
















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