COIN TOKYO

  • 2018/04/18
  • 2018/04/18
  • コイン東京編集部 新崎優太

テレグラムのCEOがVPN管理者にビットコインを支払う、ロシアのブロックをかいくぐれるか

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テレグラムの創設者であるパベル・デュロフ氏は、政府によるテレグラムへの"アクセス禁止"を回避するために、VPNやプロキシサービスを運用しているネットワーク管理者にビットコインを支払うと発表しました。

テレグラムの創設者は、自身のテレグラムチャネルで、仮想プライベートネットワーク(VPN)と他のプロキシサービスを運用している管理者達のためにビットコイン助成金を開設したと発表しました。管理者達はロシア政府がプライベートメッセージの共有を拒否してテレグラムをブラックリストに載せた後、ユーザーがプラットフォームにアクセスできないようにしています。この禁止措置は先週発効され、今週の地元メディアの報道によると、政府はテレグラムの使用を阻止しようと何百万というIPアドレスをブロックするなど、できる限りの措置をしています。

デュロフ氏はロシアのユーザーを失う(テレグラムの全体ベースの7%と見積もる)ことでテレグラムアプリに長期的な悪影響はないとしながらも、「ロシアのユーザーのために私たちができること全てを個人的に行うことが重要です。」と述べています。

デュロフ氏は以下のように説明しました:
「私はsocks5プロキシとVPNを運用してくれている個人や企業のためにビットコイン助成金を開設しました。今年中に何百万ドルも寄付できることを嬉しく思っています。そして他の人々が続くことを願っています。私はこれをデジタルレジスタンスと呼んでいます。デジタルフリーダムのために立ち上がって、世界的に進歩を遂げている分散型のムーブメントです。」

この決定はインターネットサービスプロバイダが月曜日にテレグラムへのアクセスをブロックし始めた後に行われた、と彼は述べました。24時間以上稼働していますが、既存のVPNサービスやプロキシサービスのほか、ユーザーがプラットフォームに接続できるサードパーティのクラウドサービスが原因で、サービスの使用率が大幅に低下することはありませんでした。

デュロフ氏によると、同社が暗号鍵を国のセキュリティ機関に引き渡すと、テレグラムのブロックが解除される可能性があるという。しかし同氏は「私たちはユーザーに100%のプライバシーを約束しました。この約束を破るくらいなら存続を止めます。」と述べています。

同社は現在までに最大のICOになる可能性のある資金を調達しています。同社は、今日までに17億ドルを集めたと伝えられており、資金を使って独自の分散型エコシステムを構築しようとしています。

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