COIN TOKYO

  • 2018/04/25
  • 2018/04/24
  • コイン東京編集部 新崎優太

仮想通貨クアンタム(QTUM)のプラットフォームを、フィリピン最大のクリーンエネルギー企業が導入

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現在、コインマーケットキャップによると、仮想通貨クアンタム(Qtum)の時価総額は19億ドルとなっており、1通貨当たり21.7ドルの価格で取引されています。4月1日時点の13.46ドルから161%の上昇を示しています。こうした好調な値動きの要因の一つとして取り上げることができるファンダメンタルが4月前半に発表されています。

EnergoがERC20からキュータムへ移行

4月8日、上海に拠点を置くEnergo Lab財団が、再生可能エネルギートレードトークンEnergo(TSL)の発行に利用するブロックチェーンをイーサリアムのERC20からキュータムメインネットに切り替えたことを発表しました。

この切り替えにはキュータムブロックチェーンにとって重要な意味があります。Energo Lab財団はフィリピン最大のクリーンエネルギー製造企業First Gen社と協業して「ブロックチェーンマイクログリッドプロジェクト」に取り組んでいます。このプロジェクトがキュータムの独立ブロックチェーンを活用することになるのです。このプロジェクトは、キュータムのブロックチェーンだけで実行されるエネルギーマイクログリッドの最初の実用例になり、さらなる応用のための革命的な前例を示すことができます。

キュータムのプラットフォームは、地域のマイクログリッドを流れるすべてのクリーンエネルギーの登録、測定、取引、決済を管理するシステムの核となります。

同様のマイクログリッドプロジェクトは、Energo Lab 財団と提携するDe La Salle大学の監督下でも行われており、組織内に分散型電力網を導入して、建物間の電力の供給と消費を管理するピアツーピア電力取引を実現しています。このネットワークもまたキュータムメインネットに移動することが決定しています。

Energo Lab 財団のパートナー

Energo Lab 財団の創設者兼CEOのカカイ・ヤン氏は、「マイクログリッドプロジェクト」のリリースで以下のように述べています:
「分散型ブロックチェイン技術と太陽電池、エネルギーストレージ、その他のハードウェアを組み合わせて、オフグリッド(独立電源)地域での電力改革を促進して、近い将来遠隔地の住民がクリーンエネルギーを容易に利用できるようにしたいと思います。De La Salle 大学とパートナーシップを嬉しく思っており、より多くのクリーンテック業界の主要プレーヤーと提携していきたいと考えています。」

Energo Lab 財団は、インドの独占的なエネルギー組織「クリーンエネルギーアクセスネットワーク」をはじめ、ベルギーの「農村電力化協定(ARE)」、「Power for All」など名だたる組織とのパートナーシップを有しています。より多くのベンチャー企業がキュータムメインネットに加わることになりそうです。

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