米国のサークル社が仮想通貨の上場要件を公表「いかなる支払いも受け付けない」

アメリカの仮想通貨取引所ポロニエクスを所有するサークルファイナンシャル社は、同社が管理する仮想通貨取引プラットフォームへの上場を望む仮想通貨チームに向けた独自の上場要件「サークルアセットフレームワーク」を公開しました。サークル社は投資銀行大手ゴールドマンサックス社が出資することでも知られ、今年5月にはビットコイン採掘企業大手であるビットメイン社の出資を受けて企業価値を約30億ドルに引き上げていました。

サークル社は6月19日に公開したブログ記事で「サークルアセットフレームワーク」を発表しました。これは資産の上場、及びその後の変化(エアドロップ、フォークおよびトークンスワップ)への対応、および資産の上場廃止のプロセスに関する取り決めを明示しています。

サークルアセットフレームワークは同社の仮想通貨投資アプリ「サークル・インベストメント」、「サークル・トレード」、および傘下の仮想通貨取引所ポロニエスなどのプラットフォーム上で資産を上場するための基準を定めています。

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信用・中立・透明・合理的である

サークルアセットフレームは、新たなトークンの上場審査要件を理解できるよう詳細に設計されています。個別資産の評価に関して、ファンダメンタルズ、技術、組織、ビジネスモデル、市場動向の5つの指標から測定されます。

資産上場の最終決定は、上記スコアを基にサークル社プラットフォームの原則と優先度とを参照して判断されます。同社のフレームワークは、開発段階に応じて状況が変わるため、各プロジェクトが満たさなければならない包括的なチェックリストではないと留意しています。顧客に提供する新しい資産の上場候補に、優先順位を付けるのに役立てる目的であると述べ、また、「上場についていかなる種類の支払も受け付けない」と忠告しています。

サークル社の今年の展開について

同社は、最も資金を持ったブロックチェーン新興企業の1つとして知られており、株主に世界的投資銀行ゴールドマンサックスや中国の巨大検索企業バイドゥ等が参画していました。今年2月に、当時14番目の仮想通貨取引所ポロニエクスを約4億ドル(約428億円)で買収しました。

米メディア・ブルームバーグは4月に、同社の機関投資家向け仮想通貨相対取引「サークル・トレード」取引規模は月20億ドル(約2100億円)を越え、最小注文サイズを50万ドルに倍増させた事を報じました。

今年5月には、ビットコイン採掘企業大手であるビットメイン社とパートナーシップを締結し、ビットメイン社が主導した1億1000万ドルの投資ラウンドを経て、サークル社の価値は約30億ドルに引き上げられたことを公式ブログで表明しました。同時期に米1ドルと同価値に設定された安定コイン「USDC」の開発を発表しています。

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