COIN TOKYO

  • 2018/06/29
  • 2018/06/29
  • コイン東京編集部 新崎優太

仮想通貨取引所フオビ(Huobi)がロンドン事務所を開設!OTC取引サービスも拡張で欧州市場を狙う

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仮想通貨取引所フオビ(Huobi)は、ロンドン事務所「フオビUK」を開設する事を発表しました。欧州市場を対象にOTC(相対取引)のデジタル資産取引サービスを拡張する予定です。新たなOTCサービスは2018年第3四半期にベータテストを予定しています。今週、ロンドンとアムステルダムで開催されたサミットで明らかにされました。

英国は欧州で最大の市場

取引量で第3位の仮想通貨取引所フオビを運営するフオビグループは、欧州市場に拡大するためロンドン事務所「フオビUK」を開設することを発表しました。フオビによると、同社の仮想通貨取引市場における英国ユーザーの取引量はすでに世界で5位に達しており、欧州では最大だという。

英国にオフィスが設立することで、欧州市場により改善されたアクセスを提供する狙いです。一方で欧州のスタートアップ企業や技術者は、最近開設された同社のブロックチェーン育成センター「フオビ・ラボ」、「フオビ・エコシステムファンド」の恩恵を受けることができます。

開設予定のOTC(相対取引)サービス「Huobi OTC」は、大量の仮想通貨の取引を希望する投資家に店頭サービスを提供する予定です。Huobi OTCは2018年第3四半期にベータテストを予定しており、価格の変動からユーザーを守ります。取引ごとの手数料は無料です。

Huobi OTCはフオビの「クオント・トレーディング・サービス」を利用できます。これは投資家に3つの機能、「マーケットメイキング」、「裁定取引」、「トレンド予測」を提供し、定量分析を用いた自動システムにより効果的な取引機会が提案されます。数量取引の利点の1つは、感情が取引プロセスから削除されることです。

フオビグループ・ロンドンオフィスの欧州取引所ディレクターLester Li氏は、次のようにコメントしています;
「ロンドンでのフオビグループの事務所設立は、ヨーロッパでの高い需要に対応しています。アムステルダムとロンドンのサミットで完璧に実感を得ました。当社のOTCおよび“クオント・トレーディング・サービス”は、当社製品の大幅な機能拡張であり、今後もユーザーの取引経験を改善するために、他サービスのさらなる展開を目指します。」

フオビ(Huobi)の拡大戦略

昨年末に中国が仮想通貨取引所とICOを禁止した後、同社はほとんどの事業をシンガポールに本社を置くフオビ・プロに移しました。その後グローバルに拡大し、現在は韓国、日本、香港にオフィスを構えています。

規制の不確実性にもかかわらず、同社はカナダのトロントや米国のサンフランシスコに事務所を開設する予定です。カナダについては明らかにされていませんが、来月には2つのローカル版「HBUS」(7月6日)、「フオビ・オーストラリア」を開設します。オーストラリア版は法定通貨(オーストラリアドル)に対応します。


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