インドで最大の仮想通貨取引所Zebpayは、金曜日に、仮想通貨対仮想通貨の取引サービスに複数の仮想通貨を追加したと発表しました。Zebpayは300万人を超えるユーザーを抱えていると主張しています。
当初Zebpayは法定通貨インドルピー(INR)対仮想通貨の取引市場のみを提供していました。今年4月下旬、Zebpayは初めて仮想通貨ペアを開設しましたが、その際はETH 対BTCの1種類だけでした。5月初めにはBCH、LTC、XRP、EOS、OMG、TRXに対してBTCを取引できる6つの市場が追加されました。
そして6月29日に、ZebpayはNCASH、REP、BAT、ZRX、ZIL、GNT、VEN、KNC、CMT、AEの10種類の新たな仮想通貨と、BTCとの取引ペアを開設しました。現在、Zebpay取引所では、19種類の仮想通貨、35種類以上の取引市場を提供しています。
インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)は、7月5日までにその管理下にあるすべての金融機関に対し、仮想通貨を扱う企業へのサービスを停止するよう命じた通達を4月に発行しました。
通達に準じて、仮想通貨業界の関係企業はRBIの規制に対抗して、最高裁判所に嘆願しました。当初、裁判所は禁止令が発効されてから2週間後の7月20日に公判日を予定していましたが、公判日を7月3日に前倒ししたと報じられています。一方、インドの多くの仮想通貨取引所は銀行サービスへのアクセス断絶にアクティブに備えています。
最近、Zebpayは顧客にインドルピーの預金および引き出しが、規制に伴って中止される可能性があることを通知し、事前に必要な引き出しを行うよう忠告しました。この発表に続いて、取引所に上場しているすべての仮想通貨は、売り注文が積み重なって取引量が急増しました。
RBIの規制に先立って、Zebpayだけが唯一インドの仮想通貨同士の取引市場を増やす取引所ではありません。Unocoinは最近、新たに複数の仮想通貨を扱う取引所Unodaxを立ち上げ、15種類の仮想通貨の取引サービスを提供しました。Unocoin取引所は、Crypto Basketという資産配分ツールも発表しました。他の取引所Koinexでも、仮想通貨同士の取引市場を開設しています。
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