COIN TOKYO

  • 2018/07/02
  • 2018/07/02
  • コイン東京編集部 新崎優太

仮想通貨取引所コインエックス(CoinEx)が過去24時間取引量で1位を記録!開始した3つのキャンペーンの効果か

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コインマーケットキャップによると、仮想通貨取引所コインエックス(CoinEx)の過去24時間の取引量が1628億9700万円を記録して、バイナンスを抜いて市場でトップにランクされました。わずか1か月前、5月23日時点の同社の取引量は24時間で3億8900万円で、市場で98番目でした。コインエックスの急上昇の背景には、7月1日に「取引マイニングエンジン」に伴い開始された、3つのキャンペーンがあります。
出展:コインマーケットキャップ

取引所コイン「CET」

仮想通貨取引所コインエックスにはネイティブトークンCETがあります。CETの発行枚数は100億枚*、全体の50%がユーザーに割り当てられています。全体の10%(10億枚)が2月にユーザーに無料配布されました。残りの40%(40億枚)が様々な方法で無償で配布される仕組みです。*現在は99.6億枚。

残りの50%(50億枚)はコインエックスチームが保有しており、今後その20%(10億枚)がリリースされ、その後4年毎に20%ずつリリースされます。なお、CETは、現在0.05140 USDTで取引されており、実質6円です。

7月1日に開始された「取引マイニングエンジン」に伴って、CET保有ユーザーが多くのCETを獲得でき、CET価格の上昇につながる3つのキャンペーンが開始されました。1つ目は36億枚のCET配布、2つ目は手数量収益の80%分配、3つめは買い戻しプランです。

取引マイニングエンジン:36億CETを“取引量”に比例配布

7月1日から、コインエックス(CoinEx)は36億CETをユーザーへ無料配布するために、「取引マイニングエンジン」方式を採用しました。これは、コインエックス取引所の取引手数料収入の100%をCET現在価格に換算して、ユーザーの“取引量”に比例して配布する企画です。取引所が公開している必要な手順は以下の通りです;

1、ID確認済みであること
2、CETを手数料として使用する取引は除外
3、配布期間は ESTで合計180日。2億CET/日
4、難易度:後述*
5、配当:リアルタイムCET価格に対して毎時間計算される
6、コインエックスは、当規則再調整の権利を有す

取引マイニングのリアルタイム難易度、配布実績が把握できる(出展;coinex.com/mining)

*マイニング難易度=配布上限
マイニング難易度は、口座あたりのCETマイニング獲得量の上限設定です。CET利回りを調整するため、前日の収益に基づいて毎日0:00(UTC)に再調整されます。7月1日の難易度(口座あたり上限)は50,000 CET/時間でした。結果として、この日に9億CETが採掘され、目標ペースの2億CETをはるかに上回りました。2日の午前時点のマイニング難易度は3,000 CET/時間に調整されています。

配当金の分配:“CET保有量”に分配

7月1日の取引マイニングエンジンの開始に伴い、コインエックスは毎日の取引手数料収入(全コイン)の80%をCET所有者に比例分配します。取引所が公開している必要な手順は以下の通りです;

1、資格:最低100 CETの保有
2、計算:CET残高/ CET総額(取引手数料収益の80%を現在価格に換算)
3、スナップショット:毎時1:00から24:00、CET残高のスナップショットを1時間ずつ取り、最新の1時間の保有量に比例して分配する。これらの配当は1時間ごとに累積される。
4、受取:配当は翌日0時(UTC)に口座に付与される。
5、期間:7月1日から「取引マイニングエンジン」の終了まで
6、コインエックスは、当規則再調整の権利を有す

毎月のCET買い戻し+バーン

コインエックスが発行した最新のマンスリーレポートで、CETトークンの買い戻してバ―ン(消滅)を4半期から毎月間隔に早めることが発表されました。コインバーンは発行枚数が減り、価値が上昇する可能性があります。同社は以下のように述べています;
「CETの払い戻しプランは以下のように改訂されます;
“四半期末に(四半期)利益の20%の買い戻し+バーン”から
“毎月末に(月間)利益の20%の買い戻し+バーン”へ。
実績として、第1四半期に総額37,851,179CETを買い戻してバーンしました。現在のCETの総供給枚数は9,962,146,451です。」

採掘事業者が設立した仮想通貨取引所コインエックス

2017年12月27日に設立されたコインエックスは、英国を本拠とする仮想通貨取引所です。巨大マイニングプールViaBTC社の子会社であり、両社のCEOはハオポ・ヤン氏が兼務しています。採掘プ―ルとしてViaBCが有するハッシュレートの割合は、BTC:9.6%、BCH:13.7%であり、市場でもトップ3に入る規模です。CoinExの設立時には、BCHのマイニングシェア合計20%の採掘プールを所有するビットメイン社も出資しました。

コインエックスは、ビットコインキャッシュ、ビットコイン、イーサリアム、テザーを基軸ペアとして、約40種類のコインを上場させています。言語表示は3か国語、ID確認は200以上の国や地域に対応しており、世界中のユーザーが利用できます。

ネイティブトークンCETは付加価値トークンとしての側面があります。メリットのほとんどは、今後実装される予定とされていますが、公式ページ上では、以下のような魅力的な特徴が紹介されています。

・取引手数料として使用(実装済)
・エアドロップ企画(適時)
・上場選挙投票権(予定) 
・CET取引ペア(予定) 
・取引手数料の控除(予定) 
・店頭取引機能(予定) 
・分散型取引所(DEX)のGAS(予定) 
・企画参加、有料API、VIP特権(予定)


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